ムーミンパパの気まぐれ日記

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パコと魔法の絵本

2009-04-22 | review
 一部のマニアや評論家などを除けば、映画ってのは見ようと思っていてもタイミングが合わなくて、いつの間にか上映期間が終わっていたりする、そんな経験が一度や二度はあるものである。今回DVDで見た「パコと魔法の絵本」もそんな作品。まずはいつものように、DVDを販売しているサイトからの作品紹介を引用すると、

 舞台はちょっと変わった人たちが集まっている、とある病院。中でもわがまま放題のクソジジイ・大貫は病院中の嫌われ者。そんな大貫がある日パコという名の女の子と出会います。パコは同じ絵本を毎日楽しそうに読んでる女の子。ところが、大貫はそんな天使のような女の子まで自分の勘違いでぶってしまいます。でも、翌日になるとパコはケロっとした顔でまた大貫に近づいてきます。実はパコは記憶が1日しかもたない女の子だったのです。だから、大貫にぶたれたことも忘れてたのです。それを知った大貫はさすがに反省し、パコに謝ろうとそのほっぺに触れた時、驚くべきことが起こります。
 「おじさん、昨日もパコのほっぺに触ったよね?」
昨日のことを覚えていないはずのパコが大貫のことを覚えていたのです。しかも、触ったんじゃなくて、ぶったというのに。そこから大貫は自分の人生を反省し、パコのために何かしてあげられないかと思い始め、あることを思いつきます。それは、病院のみんなでパコが読んでる絵本のお芝居をしてあげること。そして、いよいよワクワクドキドキのお芝居が始まりますが、実はそこにはある運命が回り始めてるのでした・・・。


という内容なのです。
 正直言って出足は最悪。なんだかふざけたオヤジが出てきて、こいつが狂言回しだということはすぐに分かるのだが、ただギャグっぽいことをするだけで中身がない。その後次々に出てくる出演者もエピソードが満載な割にはキャラが軽すぎて嫌になってくる。が、これは失敗だったかなという辺りから、大貫とパコのからみが始まり、急展開していく。まあ、相変わらずおちゃらけていたりするのだが、不思議なことにこれが邪魔にならない。終盤はCGを駆使したスピード感あふれる芝居のシーンが続き、最後の最後でお約束ともいえる大どんでん返しがあるのだが、これがまた実に泣かせるのである。
 役者の誰がいいとか悪いとかいうよりも、監督の個性があふれた作品ではないだろうか。見終わった後には頭の中で可愛いパコちゃんの声が響くのである。
 げろ、げ~ろ。げろ、げ~ろ。

ぜひとも一度見てみてください。ハンカチ持って。

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