ふるさとの朝凪夕凪 

日常の中で何か書けるかな

昨日行った県境の景色。

2013-05-17 17:02:45 | 日記
昨日は緑の気を吸いに出かけた。
「垂れ込めて春の行方を知らぬ間に・・」ではなく、初夏の行方を知らぬ間に季節が移ろうから。


四国の水がめ早明浦ダム湖。これを見ながらスーパーで買ってきたもので昼を食べるのがこの山での二人の慣わし。

ダムサイトでの収穫。今夜のおかず。

へびいちご。

野いちご。

収穫した野いちご。まだあまり甘くはなかった。
ヘビイチゴと野いちごの違いを孫共に教えてやらねば。しかし山から黄色いイチゴも赤いイチゴも消えた。

野薊。

すっかり成長しきったぜんまい。この綿毛で木綿を染めるときれいな茶色になる。

もう二番煎じどころか5番煎じくらいのタラの芽。でも天ぷらにした。おいしかった。


湖畔のツツジとシロツメクサ。


途中の渓谷

渓谷のツツジ。


なんの花だろう。群生している。

柿の青葉。

緑の中の常夜灯。

いっきょに写真整理の感じで載せてしまった。来週は夫の検査。そして娘の検査入院。
また少し忙しくなるから出来るときにやってしまわねば・・・
外で夫は庭に水まき。娘の入院中に植物が枯れることばかり心配している。
外の好きな人だ。家の中にいても立って窓から外を見ている。

久しぶりに庭の花

2013-05-17 16:43:30 | 日記
自分史も完成していないのに個展が入って何もかも中途半端。
庭の花も季節が変わっている。猫の額でも育つものだ。育てているのはロンさんだが。


また紫蘇の季節。赤と緑。緑の方は今既に冷や奴や天ぷらで活躍中。
赤は梅がまだだから少し待って。
別の緑はイチゴ。まだ青い実が見える。

茄子。

とまと。キュウリは写し忘れている。

昨日収穫したイチゴ。今年はあきらめていたのにいっぱい採れた。孫が毎日採りに来る。

人字草。

せっこく。

すみれ。学校から持って帰って何日もマンションにおいて死にかけたスミレ。じいちゃん様様。

玄関前のバラ。今年はきれいだ。

むさしあぶみ。

お馴染みホタルブクロ。

雪の下。

階段の赤い五月。裸電球が我が家らしい。

白五月。赤も白も良くこの土の少ない庭で育ったものだ。いのちに感謝。

さていよいよお終いに近くなってきた。

2013-05-09 09:37:07 | 日記
160体の地蔵様、どれ一つとして同じ顔はない。写真が下手なのでピンぼけになっていたりして全部は紹介できないのが残念。


これは何度も見せてきたが、これが作者の原点。手を合わせるお地蔵様。

これも再び登場。

ちと難しい顔

一番スマートな地蔵様

これが一番シンプル。
亡くなったお母様の供養にと初日に行く先の決まったお地蔵様。これは昨年秋夫と福井を旅したときに見た頭だけのお地蔵様がモデル。

生きていこう地蔵の里で


決心してなお優しくなったお顔

船の形をした流木に乗った六地蔵さん
地蔵さんのエプロン(?)も貝殻です。よく見て下さい。

これは普通の六地蔵。でも左上を見て下さい。一人だけ笠が脱げて天向いて笑っている。これは、夜接着剤をつけて眠ったロンさん。失敗!朝起きたらこんなになっていました!
六地蔵の笠は全部ウニの殻です。ウニの殻からとげを取るのは痛かった。

小石地蔵が集まり続け里は賑やかになってきた。


いよいよ和の里へご案内
和合奏の姿からどうぞ。



三味線。ちゃんと竹の胴に糸を張っています。

尺八。竹の根っこを曲げて作りました。

琴。糸を張っています。本体は竹。笠は赤い貝殻です。

本当はこの三体は非売品で誰にもあげたくないのだけれど、事の成り行きで・・・・

そして私の大好きなおんぶ。背中の石が赤ん坊に見えませんか。
この石は全く手を加えていない河原の石ころです。良く見つけたものだし、よくこの姿を思いついたことと感心。
昔はどこにでも見られた日本のお母さん。いえ、ついこの間まで。昭和の子育て。


もう一度三曲演奏会を見て下さい。琴の音が聞こえませんか。

そして、その穏やかな琴の音、三味線、尺八の音を聞きながら、和の里地蔵の里には緩やかに時が流れ、ゆっくりとお茶を飲みながら来し方行く末を語り合う優しい姿があちこちに・・・


そして最後に見て下さい。地蔵になる前の何の変哲もない石ころと貝殻です。


夫の個展に至るまでを見て、「何の変哲もないものでも命がある。生まれ変われるのだ」ということを学びました。

これで終わります。長々とありがとうございました。

なぜお地蔵さんを作ることになったのか。

2013-05-08 16:10:36 | 日記
これだけは本人の心の動きだからよく分からない。ただ、始まりは羅漢さんを作ろうと言うことでスタートした。
それまでにも、各地の仏像を見たり本を読んだりしていたが、京都愛宕念仏寺の五百羅漢さんに心をひかれたようだ。
我々夫婦の納めた羅漢さん。香川善通寺境内にある光英尊者。

地蔵を彫るにも初めは物語性のある楽しい地蔵だったが、いつしか物語性は消えていった。しかし、200体を見てみると一つとして同じ顔はないのが不思議だ。
羅漢さんはお釈迦様の弟子でお坊さんの第1期生と言う人もある。地蔵尊はもっと身近で、道ばたにあって、誰かが帽子を変えたり、四季それぞれの服装にしてくれたりしている。
幼い頃、母方の祖母の家で暑い京都の夏、地蔵盆で楽しんだ記憶がある。
釘抜き地蔵・とげ抜き地蔵・水子地蔵・子安地蔵・子育て地蔵・延命地蔵・六地蔵・・・などなど枚挙にいとまがない。
病者や苦しい人々の身代わり、厄除けなど本当に身近にある仏様だ。

日本の国は神々といい、仏様と言い、一神教の国々とはかなり違う宗教観のように思う。
鰯の頭でも神様。石ころでも巨木でも神様だ。八百万の神に頼み、薬師如来に手を合わせる。

さて、我が地蔵尊に戻ろう。


そもそもこれがスタート。人は石ころと言って平気で踏んづける。しかし、石にも野辺の花にも命があるのではないかと夫は言い出した。昨年の春九州を旅し、阿蘇の山中で「小石にも命がある」という言葉に出会った。夫は我が意を得たりというところだ。熱心に石を捜し貝を捜し地蔵作りが始まった。
地蔵展に持ってきてくれた野の花。野仏と言ってくれた友人の言葉が嬉しい。野仏・・何という良い響きだろう。

野辺の花と癒やしの地蔵たちのおだやかな顔をご覧あれ。


あじさいと地蔵

バラと地蔵

野の花優しく

ウニ帽子

真ん中の大きな笠は壊れてなかったウニの殻そのまま。大半は半分にして笠になっている。
おねむ。右から二つ目、もう眠たい・・・



一人。大きな貝の光背を背負ってにこやかに。

お一人様
竹の皮(四方竹といって冬に出るタケノコ)の皮を被っています。

みんなでお話しして

いろいろと


タコノマクラという貝を光背にしている地蔵さんもいます。

大きいのやら小さいのやら高いところにいる地蔵さんやらいろいろです。

この人は岩陰でくつろいで


展示会開催中に逝った兄貴に似て。何思う。


みんなそれぞれ顔も形も違うけれど、みんな違ってみんな一緒。みんな仲良し。

というところで今日は終わりです。あと二回くらいかな。見て下さってありがとう。

小石と貝のミニ地蔵展 今日は趣向を変えて

2013-05-07 14:58:44 | 日記
小石と貝のミニ地蔵展、思ったよりも写真の選択が難しい。
今日は、地蔵の展示をお休みして、他のものを紹介しよう。

まず、新聞広告(ラジオインタビューは絵にならない残念)

一週間通して、中には写真入りの日もあったが、連続して案内広告してくれた。ありがとう。

エレベーターを降りて案内ポスター


入り口


入り口ポスターと花。ポスターは息子作。花は友人から。




受付花


テレビ取材。
取材はないかなと思っていたが、私達の到着よりズッと早く来て待っていてくれた。
一版と夕方、そして夜の三回も流してくれた。さすがRKC。感謝。


まじめな顔をしてインタビューを受ける作者。この時から彼は「工芸作家」になってしまった。
ところが名前が違っていて担当の女性半泣きで謝っていた。
まあ、あの会社では社員名簿からして誤字のまま掲載しているのだから、若い人が間違うのは当たり前。
しかし、墓の中の彼の両親はたまげているだろうな(笑い)



観客の皆さん。

結構来て下さったが、顔がまともに分からないように選択が難しかった。

ふむふむ・・しかし腰が痛いな。手にとって見て下されば良いのに遠慮して。

右側の机には地蔵になる前の石ころと貝殻を置いてある。

お父ちゃんの説明をしっかり聞いて。

興味深げな方に説明中


竹の根っこを曲げて作った花生け。私は結構気に入っている。






これは流木。今度は流木を集めるのだそうな。またついて行かねば、このおっさん何するかワカラン。


作者玄関前。展示会の近い頃。一番悩んでいた頃かな。



留守部隊。
200体ばかり作ったので展示は160体。お留守番が沢山いました。




さて、今回はここまで。次はまた地蔵尊に戻ります。私の大好きな最後の地蔵の里を紹介します。