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Solaris 10 インストール[2]:OSインストール

2009-09-25 21:46:55 | VMware Fusion

Solaris 10 (05/09) のインストールは、以下のように進みます。

1.GNU GRUB (画面のイメージをクリックすると、拡大表示されます。)
1gnu_grub
 3つの選択肢があるのですが、デフォルトどおり、一番上のままにします。60秒経てば、そのまま次に進みますが、Return キーを叩けば、即座に次に進みます。

2.インストール方法選択
21installer
 「4」のコンソールセッションを選びます。「4」のキーを叩くと、すぐに次に進みます。(Return キーを叩かなくても、即座に進んでしまいますので注意。)

22console
 この画面が出た状態で、少し待たされますが、静かに待つと、次のメッセージが表示されます。
23java
「Please wait...」ということなので、少し待ちます。すると、徐々に進んでいきます。
24wait
 ここまで来ると、画面の背景の色が変わります。

3.キーボードレイアウトの指定
31keyboard_layout
 私の MacBook は、USキーボード仕様ですので、「US-English」を選びましたが、日本語キーボードの場合、「Japanese」を選べばよいはずです。
32keyboardjp
 ちなみに、「Japanese-type6」は、Sun のマシンについているキーボードです。

 キーボードレイアウトの指定を変えるには、反転表示されている「 [  ] 」 を、上矢印キーもしくは下矢印キーで動かし、指定するキーボードレイアウトのところで、Return キー(もしくはスペースキー)を叩けばOKです。

 F2 を押すと、背景が黒い画面に切り替わります。

4.言語の選択
4select_language
 素直に「4」(日本語)を選びます。ここは、「4」を押して Return キーを叩かないと先に進みません。

5.インストーラについての説明
5installer
 読んで、F2 を押します。

6.システムについての設定
6identify_system
 読んで、F2 を押します。

7.ネットワーク接続
7network
 最初は、「ネットワークに繋いでいない」ということでインストールをしますので、下矢印キーを押して「No」の左の括弧を反転表示させ、Return キー(もしくはスペースキー)を叩き、「No」に切り替えてから、F2 を押します。(もし間違えても、次の次の画面で「やり直し」ができますので、安心して先に進みましょう。)

8.マシンの名前
8host_name
 マシンの名前です。Solaris のインストール後、VMware Tools を入れて、ネットワーク環境を再設定すると、Host name は「unknown」になってしまいますので、ここでは何を入れてもOKです。好きな名前を入れて、F2 を押します。

9.確認
9confirm_information
 間違いがなければ F2 で次に進みます。修正するときは、F4 を押し、前の画面に戻ってやりなおします。

10.タイムゾーン
10time_zone
 ここは、「Asia」を選択します。下矢印キーでカーソルを下に移動させ、Asia のところで Return キー(もしくはスペースキー)を叩き、F2 を押します。

11.国名
11country_or_region
 下矢印キーを押して、ずっと下に進んでいくと、「Japan」が出てきます。Return キー(もしくはカーソルキー)を叩いて選択した後、F2 を押します。

12.日付と時間
12date_and_time
 F2 を押して、次に進みます。

13.確認
13confirm_information
 間違いがなければ F2 を、修正する場合は F4 を押して、やり直します。

14.パスワード
14root_password
 ユーザーID「root」(システム管理をするアカウント)のパスワードを入力します。パスワードを入れて Return キーを叩くと、一行下が反転表示されますので、もう一度パスワードを入れて、F2 を押します。(Return キーでは、次の画面には進みません。)

15.システムについての設定
15identify_this_system
 前に見たことのあるような気のする画面ですが、素直に F2 を押して次に進みます。

16.リモート接続サービス
161enabling_remote_services
 外部からログインできるようにするか否かを指定します。危険を避けるため、「No」にしておきます。下矢印キーを叩いて「No」の左側の括弧を反転表示させ、Return キー(もしくはスペースキー)を叩けば切り替えられます。F2 を押して次に進みます。すると、画面が真っ黒になって、なにやらゴソゴソやりはじめます。
162after_pressing_f2
 少し待っていると、再び美しい青い画面が表示されます。

17.インストールについての説明
17solaris_interactive_installation
 次に何をするか、ということが書かれていますので、読んで F2 を押します。

18.インストーラの自動イジェクト
18eject_a_cddvd_automatically
 自動イジェクトがデフォルトですが、「Manually eject CD/DVD」に切り替えます。(自動イジェクトを試してみたところ、インストール後、OSが再起動してからイジェクトされるなど、あまり嬉しくない動きをしたので、いつも Manually eject にしています。)

19.インストール後の再起動
19reboot_after_installation
 インストール後、自動的に(キーボードの操作を待たずに)再起動するか、キーボードの操作を待って再起動するか、を選択することができます。「Auto Reboot」でも問題ないと思いますが、私はいつも「Manual Reboot」にしています。

20.注意書き
201information
 「Manually eject CD/DVD」を選んでいるので、このメッセージが表示されるのは分かるのですが、実は、「Automatically eject CD/DVD」で「Auto Reboot」を選択した場合でも、この画面が表示されます。まあ、細かいことは気にせず、F2 を押して次に進みます。
202initializing
 「please wait...」ということなので、素直に待つと、次の画面に進みます。

21.ライセンス情報
21license
 F2 を押して次に進みます。

22.インストールする言語環境の選択
221select_geographic_regions
 「Asia」の左側の括弧内に、スラッシュ「/」が入っているはずです。下矢印キーを押し、「Asia」の左側の「>」を反転表示させた状態で、Return キーを叩きます。
222submenu
 「Japanese EUC」だけでも Solaris 日本語版は動きますが、Mac OS X のフォルダを Solaris 10 から共有する場合には、「Japanese UTF-8」を入れておかないと、日本語のフォルダ名やファイル名が読めません。また、Shift JIS で書かれたファイルを読むためには、「Japanese PC Kanji」を入れておく必要がありますので、「Japanese EUC」「Japanese PC Kanji」「Japanese UTF-8」の3つを入れておくことにします。下矢印キーを押し、「Japanese PC Kanji」の左側まで持ってきたら、右矢印キーを押して、括弧を反転表示させ、Return キー(もしくはスペースキー)を叩けば選択されます。下矢印キーを押して一つ下に移動して Return キー(もしくはスペースキー)を叩き、「Japanese UTF-8」も選択しておきます。

 F2 を押して、次に進みます。

23.システムロケールの選択
23select_system_locale
 「Japanese UTF-8」に切り替えておきます。下矢印キーを叩いて「Japanese UTF-8」の左側の括弧を反転表示させ、Return キー(もしくはスペースキー)を叩いて切り替えます。

 F2 を押して、次に進みます。

24.他にインストールものの有無
24additional_products
 他にインストールするものは無いので、このまま F2 を押して次に進みます。

25.ファイルシステムの選択
25choose_filesystem_type
 デフォルトは UFS ですが、ZFS にします。下矢印キーを叩いて「ZFS」の左側の括弧を反転表示させ、Return キー(もしくはスペースキー)を叩くと切り替わります。それから F2 を押して、次に進みます。

26.インストールするソフトウェアの選択
26select_software
 デフォルト通りでよいので、このまま F2 を押して次に進みます。

27.インストールするハードディスクの選択
27select_disk_ide
 選択の余地はないので、F2 を押して次に進みます。

28.ZFSの設定
28configure_zfs
 変更する必要は無いので、F2 を押して次に進みます。

29.他のファイルシステムの使用の有無
29mount_remote_file_systems
 F2 を押して次に進みます。

30.確認
301profile_ide
 設定内容の確認です。入れ間違えたりして、変更の必要があれば、F4 を押して前の画面に戻って修正できます。変更の必要が無ければ、F2 を押すと、一旦黒い背景の画面になった後、再び青い画面に戻り、インストールが始まります。
302installation_started
 1時間ぐらいかかりますので、しばらく放っておきます。
303installation_proceeding
 このような感じで、延々と続きます。100%まで行くと、再び黒い画面になります。
304after_copying_files
 この状態で、少し待たされます。そして、次のような画面が表示されます。
304jpdisplaying_summary
 日本語のメッセージを出そうとしているのですが、文字化けしてしまっています。言語環境を英語にしてインストールした場合には、

 Pausing for 30 seconds at the "Summary" screen. The wizard will continue to the next step unless you select "Pause". Enter 'p' to pause. Enter 'c' to continue. [c]

と表示されています。(参考のため、スクリーンショットを、この記事の最後に載せておきます。)
 Return キーを叩けば、次に進みますし、特に何もしなくても、30秒経てば、次に進みます。
306jpreboot
 またまた文字化けしてしまっているのですが、言語環境を英語にしてインストールした場合には、

<Press Return to reboot the system> {"!" exits}
    [ ]

というメッセージが出ていました。

 ここで、
  キーボード右上のイジェクトボタンを押して、
  Solaris インストーラ DVD を取り出しておきます。

そして Return キーを叩くと、最後の処理を開始します。
307jpjustbeforereboot_ide
 しばらく待っていると、再起動します。

31.再起動後の処理
 GNU GNUB の画面が出ます。
311gnu_grub
 10秒待つか、Return を叩くと、OSが立ち上がります。一番上のメッセージを見ると、64bit と書かれています。
312afterreboot_ide
 しばらく待っていると、グラフィックの画面が立ち上がります。
313welcomeuserid
 ユーザー名に「root」と入力して、Return キーを叩きます。
314password
 パスワード入力画面が表示されますので、「14.パスワード」で設定したパスワードを入力し、Return キーを叩きます。

32.デスクトップ環境の設定
32select_desktop
 デフォルト通り、「Java Desktop System」が選択された状態で、「了解」をクリックします。「共通デスクトップ環境(CDE)」は古いシステムで、そう遠くない将来、サポートされなくなるそうです。

33.Gnome デスクトップへようこそ
33gnome_desktop
 「閉じる」をクリックします。

34.システム情報のロード
34loading_system_environment
 静かに待ちます。

35.Solaris 登録ウィザード
351solaris_registration_wizard
 「あとで登録」を選択して、「次へ」をクリックすると、「本当に後で登録しますか?」と確認のメッセージが出ます。
352confirmation
 「あとで登録する」をクリックすると、デスクトップに登録アイコンが作成され、もうしばらく待っていると、ディスクアクセスが止み、インストール完了となります。
353ready_after_os_installation_ide

36.再起動
 いったん再起動した後、VMware Tools のインストールを行います。再起動もしくはシャットダウンは、左下の「起動」メニューから行います。
361logout
 「rootをログアウト」を選ぶと、ログアウトするのか、シャットダウンするのか、再起動するのか、尋ねられます。
362logout_confirmation
 このときに限り、再起動でも大丈夫なようですが、再起動が上手く動かないことが多い(再起動の途中で止まってしまい、VMware Fusion のメニューから、ゲストのシャットダウンをして、また止まり、またゲストのシャットダウン、ということを繰り返して、ようやくシャットダウン、ということが多い)ので、再起動はせず、いったんシャットダウンしてから、仮想マシンをスタートアップする、というようにしたほうがよいようです。

その後、VMware Tools のインストールを行います。

***** 参考 *****

1.上記の「30.確認」に載せてある再起動前の文字化けした画面は、言語環境を英語にしてインストールした場合は、以下のようになっています。
Ref1enreboot

2.VMware Fusion 上で Solaris 10 のインストールをする場合、インストーラDVDは、取り出さなくても特に問題は起こりません。通常のマシン(普通の Windows マシン)ですと、CD/DVD からインストールする場合、起動順序を
 1.CD/DVD
 2.HDD
としているのですが、そうすると、CD/DVD から OS インストールをして再起動したとき、再びCD/DVD の OS インストーラが立ち上がってしまう、ということになります。そういう問題を避けるために、CD/DVD からインストールしたとき、CD/DVDを抜いてから再起動するようにするのが普通です。

しかし、VMware Fusion 上に Solaris 10 をインストールした場合、再起動のときは、HDD から立ち上がります。CD/DVD をアクセスしている音は聞こえますが、HDD から立ち上がりますので、再起動時に インストールDVD を抜いておく必然性はありません。

でも、意図に従って確実に動作させる、という考えに基づいて、再起動時には DVD を抜いておくようにしています。



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1 コメント

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インストール方法 (alan)
2010-02-24 11:14:43
インストール方法
大変参考になりました。

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