「Love them anyway」

午後のティータイムを過ぎ少し眠くなった身体を起こして病棟内を散歩することにしました。


リハビリ病棟にある長い通路でちょうど今日から木版画の展示（ 山梨県在住の作家、足立洋史さんによる ）が始まったようです。


各木版画の下には「あなたがしたいい行いは、明日には忘れられます。それでもいい行いをしなさい」とか、

「誠実さと親しみやすさはあなたを容易に傷つけます。それでも誠実で親しみやすくありなさい」など、一連の木版画作品の元となったマザー・テレサの言葉が掲示されています。


これらの言葉はカルカッタにあるマザー・テレサが作った「孤児の家」の壁に書かれているそうです。


療養生活ばかりではない今後の生き方を模索中の私にとって、「それでも」、乗り越えてもう一歩先に進むことが必要なことを教えられたように思いました。



それにしてもマザーは凄すぎる…。



「ほんとうに助けが必要な人々ですが、彼らを助けたら彼らに襲われてしまうかもしれません。それでも彼らを助けなさい」


「持っている一番いいものを分け与えると、自分はひどい目にあうかもしれません。それでも、一番いいものを分け与えなさい」


「人々は、理性を失い、非論理的で自己中心的です。それでも彼らを愛しなさい」




… このような局面を想像しただけでも私の力ではとてもできそうにありません。


「それでも」、できるだけマリア様の「はい。」という謙遜な御姿に倣って私も応えていけますように！

ヒカリエ 楽しみ！

昨日4月26日にオープンしたという渋谷ヒカリエ。


場所は何処かと思ったら渋谷駅東口、かつて東急文化会館があった所ではありませんか?！


ファッション、美容、カフェ＆レストラン、食品のショップや文化施設ありの商業複合型巨大ビル。


世界初、日本初、関東初という目新しくてゴージャスなお店がたくさん出店し、以前からの有名店も趣向を変え、ショップやカフェ＆レストラン巡りは当分楽しめそうです。



何よりヒカリエの立地が、定期的に通っている病院のそばなので、東急デパート方面まではちょっと遠く体力的にきつくて行けなかったのが、このくらい近ければ店内が広くてもなんとかなりそう！


ちょうど東急東横店での買い物ばかりでは飽き飽きしていたところだったので、ヒカリエに行くのが待ち遠しいです。


ところでそういえば私は入院中の身で、余命一か月は免れたものの、いつどうなるかわからない身体なのでした。


けれども最近の東京における複合型施設や新店舗のオープンラッシュ？に、新しもの好きの私は大いに刺激を受け、免疫力も自然治癒力もアップして病気なんか吹き飛んでしまった（しまう）かもしれません。

ロイヤルミルクティ「紅茶花伝」と はちみつパン

ここの所、マヌカハニー効果か俄然元気で、早朝には朝日を浴びながら、午後はお昼の腹ごなしに、またその後は夕陽を眺めながら、点滴台をお伴にどんどん歩いています。


幸い広いリハビリ施設が同じ階の病棟に隣接していて、ウォーキングロードのような陽当たりのいい通路があるので、そこを何往復かすると結構な運動量になります。


運動量が増えると食欲も出てきて、昨日はいままで控えていたミルクティを朝から飲んでみることに。


カフェイン入りの紅茶はミルク入りとはいえ注意が必要なので、恐る恐る少しずつ…。


マヌカハニーは胃腸にもいいのでそれを塗った食パン半切れと一緒に、結局朝も昼も同じメニューをいただきました。


夕方、Dr.深刻氏が回診にいらして、「良く食べているのですって？」と仰るので、今日は朝もお昼もミルクティをコップ約一杯にはちみつ付パンをいただいたことを申し上げると目を丸くして驚いてらっしゃいました。


ちなみにこのDr.は2か月前に、「余命あと１か月」と私に宣告を下したそのご本人です。


今では「何がいいんでしょうね。」と照れ笑い？してらっしゃいますが…。

フルーツサラダヨーグルト

最近の主食がグリッシーニだとしたら、副菜としてフルーツ入りのゼリーをいただくことが多くなりました。


フルーツはシロップ漬け缶詰で以前は甘過ぎて食べれなかったのですが、最近少しずつなら大丈夫になりました。


フルーツ入りゼリーをいただくならヨーグルトと一緒の方が身体が喜ぶので、早速病院の売店で物色し見つけたのが…

「フルーツサラダヨーグルト」！


HOKUNYU、函館産の製品で私の住む地域では普段あまり見かけません。


私はフルーツ缶詰では枇杷が好きで、その次に葡萄でしょうか。


そのフルーツサラダヨーグルトには、枇杷こそ入っていないものの大粒葡萄が3つも入っていて後は桃、パイナップル、みかんが、入っています。


中のヨーグルトもクリーミイで手作り感のある美味しさ。


これでタンパク質、カルシウムの栄養補給にもなるでしょう。

グリッシーニとマヌカハニー

最近の定番メニューは、グリッシーニ with マヌカハニー。

マヌカハニーだけだと甘過ぎてあまり進まないのですが、塩気たっぷりのグリッシーニとならよく合ってたくさん（といってもドロップ一個分程度）食べられます。

本当はグリッシーニは美味しいチーズやハムと一緒にいただきたいところですが、調子に乗るとまた大変なことになってしまうので十分注意が必要です。

今は免疫力を高め胃腸にも良いといわれるマヌカハニーの摂取が第一目的。

グリッシーニも何百年も前のイタリアで王様の病気治癒のために作られたという由来があるそうなので、病人食として最強の組み合わせといえます。

ワンパターンでは飽きるので、時々リッツクラッカーを食べたり、ドンクで買って来てもらった塩味のきいたパンにマヌカハニーを塗った物を摘まんだりもしています。

まあ美味しくいただいているので満足していますが、もし許されるなら熱々白ご飯、またはたっぷりの上等な海苔で巻かれたふかふかおにぎりと、好みのお漬物、美味しいお味噌汁がいただければ！

結局、シンプル イズ ベスト！

でも例えばお手製のフルーツポンチに入っているりんごの小さなスライスを食べただけでも胃がもたれてしまうのに、海苔たっぷりのおにぎりに大根や人参のぬか漬けなんていただこうものなら私のお腹はすぐさまシクシク泣き出してしまいます。


お味噌汁は大丈夫なので、それだけでも良しとしましょうか。

グリッシーニ with マヌカハニーには合わない気がするけど。