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がん肝細胞の発見はがん克服になるのだろうか・・・・

2013年09月24日 | 日記

 

先日のNHKクローズアップ現代は、がん幹細胞について放送していました。
番組の内容を要約すると以下のでした。

がんは遺伝子が活性酸素や放射線によって傷つけられることによってがん細胞に変異し、
そのがん細胞が分裂を繰り返して増殖していく。
しかし、がん細胞を調べて行くと、がん細胞の中に成長の遅い(分裂がいつ起こるかわからない)
がん幹細胞があることが分かってきた。
がん細胞の分裂の他に、がん肝細胞ががんの増殖に深く関わっている
ことが分かってきたのであった。

 


このがん幹細胞は、①がん細胞をつくる、②分裂が遅い、③抗がん剤が効きにくい、
④いつ活動を始めるかわからないという特徴がある。


抗がん剤は、がん細胞が分裂する際、細胞が不安定の状態の時に直接攻撃して
死滅させることが出来る。
しかし、がん幹細胞は分裂しにくいため、抗がん剤が効きにくい。
この分裂しにくい特徴は、 Fbxw7という物質ががん幹細胞の分裂をさせにくくしている
ことが分かってきた。


この物質を抑制するにはリウマチの治療薬を使用することが有効であることが動物実験で
得られてきた。
白血病のマウスに、抗がん剤のみを投与した場合とリウマチ薬と抗がん剤をセットで投与すると、
前者のがんの再発率が100%であったのに対し、後者は20%程度であったという。

   


現在、臨床試験の最中ではあるが、現在の5年生存率は約6割。
この治療方法が確立されれば、5ー10年後には生存率8割という時代がくるかもしれないと
テレビに出演の医師は興奮気味に語っていた。

がん幹細胞のメカニズムについてはまだよくわかっていないそうであるが、がん幹細胞の
死滅に成功すれば、がん克服に向けた大きな一歩になりそうだ。


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