変化を受け入れることと経緯を大切にすること。バランスとアンバランスの境界線。仕事と趣味と社会と個人。
あいつとおいらはジョージとレニー




日本代表の試合が終わった。
勝敗の結果は、数限り無いサイトがおいらの気持ちをも代弁してくれている
ので、改めてここに記録することもなかろう。
ここでは、違った視点で思い付いた何某かを記録することにしよう。

初戦の相手は豪州。
かつての大英帝国の流刑地(ホント? ウソ?)。
旧日帝が大迷惑を掛けた地。戦後処理で、豪州の復讐欲からGHQが日本を
守ったとか何とか(これもウソ?)。
今でも英連邦の国(のはず)。
そして近年では環太平洋地域の国家として、アジア諸国と親交を深める政策
を取り、「文明の衝突」という本で『それはムリ』と一刀両断された国。
石炭と鉄鉱石、牛肉とラム肉、他にも日本に恵みを与えてくれる有難い国。
面積は日本の20倍で、人口は1/6。
首都キャンベラは政治の小都市で、商業都市であるメルボルンとシドニーが、
自らに国家行政を誘致しうようとした結果造られた街だという。また、政府
直轄の土地が大量にあるという未開の国でもある。
前の夏オリンピックで、北島幸助選手が気持ちよくなったりもした国。ワリと
最近まで人種差別政策も採っていたとも聞いた。アパルトヘイトってか?

以上がおいらのオーストラリアに関する知識のほぼ全て。
宗教はキリスト教信者が多いのだろうし、先住民よりも白人のが多いだろうと
想像する。

さて。
日本との共通点は?

無い。

文化的歴史的共通点なんて、サッカーには必要ないのかもしれないが、互い
が分かり合うためには必要というか、便利なツールに成り得る。
ま、似た物同士ほど、些細な差異が許せないという事例もあるので、何とも
言えないがね。

何を言っているかというと、左様に共通項の見出せない国同士が、サッカーと
いう競技を通じて衝突する時、何故にこんなに盛り上がるのか。
恨みがある訳でもないし。
相手が豪州でなくても、どこでも同じ? 
そうでしょう。

兎に角、要は愛国心というか、自国への帰属意識というか、そんなものが現れ
た結果がこれ。
欧米的な宗教観というか、連帯感も日本人には稀有だし、民族的にも孤立して
いて、そもそも民族意識自体が少ない。恐らく、同類を探しても見当たるまい。
つまり、日本人のW杯やオリンピックでの盛り上がりは、同じように騒いでは
いても、他国のそれとは根本的に違うのだ。

だから、本質まで踏み込んだ場合、日本人のこの興奮について、世界的に本当
の心の声を伝えることはできないのではないか、と思った訳さ。

音楽は、世界的に受け入れられるものがある。それは、個別事象を的確に表現
したものではなく、要素だけを振りまいて、後は聞き手側の感性や経験で組み
立てさせる、という手法を確立したから。
活字にそれは可能か。
底の浅い、追求の少ない、ひいてはツマラナイ情報になりはしまいか。

ハリーポッターのような、世界的に受け入れられる物語があるが、ドキュメントで
は無い。ドキュメンタリー特有の臨場感は、文化別にしか成り立たないのか。
『活字』という文明文化の基礎要素をして、この程度とは思いたくない。

どうやればいいんだろう?

おいらにゃ思い付かねぇから、誰かのアイデアがあったら見てみたいな。

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コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
難しいですね (たいむ)
2006-06-14 09:19:24
訪問&TB&コメント有り難うございました。

スポーツ関連を活字で臨場感そのままに表すのは何処の国の言語でも難しいでしょうね。

一番の近道は物語風にすることでしょうか。

それでも書き手の思惑と読み手の感情がズレてしまえば、正しく伝わらないことになりますね。



国別対抗競技を戦争に置き換えない。

(企業は別にして)個人の利益を考えない。

健全で良い試合を望む。

そんな日本人の良いところをアピールするのに活字では少し弱いかもしれませんね。
 
 
 
上手い! (chappy)
2006-06-14 13:02:16
たいむさん。

コメントありがとうございます。

『健全』な試合。

いい言葉ですね!

その表現、頂戴しましたーー!!
 
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