朝刊フジ

本やテレビ雑記に加え、英語で身を立てようと奮闘中の筆者が読者と自分に(笑)エールを贈る。

お待たせ!今週もスゴイ!『アンフェア』第3話完全ガイド!

2006-01-25 00:13:23 | ドラマ
おはようございます!『朝刊フジ』編集長は、ライブドア堀江貴文容疑者逮捕によって不安材料がなくなったのか、私の持ってる株が昨日1万円も上がりました。でもまだまだ損はあるのよ。トホホ・・・

さ~て、編集長が病気をおしてお届けするのは、毎週火曜日夜10時から、フジテレビ系で絶賛放送中の『アンフェア』第3話完全ガイドです!
(また、前回漢字を間違えた登場人物につきましては、今回改めて訂正させていただきました)

先週、犯人は『か弱き者』をターゲットにすると宣言しましたが・・・

警察は記者発表で「平井唯人を、指名手配致しました」
しかし記者に「警察は何も対応できなかったんですか!」と責められます。

松本理恵子の検視解剖です。
それをじっと見ている雪平(篠原涼子)。同僚の安藤は、耐えられずに新宿中央警察署に帰ってきます。
「幼馴染の解剖まで見るなんて・・・何て冷めてんだろ」と安藤。
そこにいた刑事に「あいつのオヤジさんは刑事でな・・・殺された。撃たれたんだ。その時も解剖に立ち会った」と言われます。
人前では涙を見せない雪平。でも、泣いてるんだよ。
オヤジを殺した犯人を捕まえるために、刑事になった。
「捕まったんですか?」と安藤。
「いや、まだ捕まっていない」

岩崎書房。
そこへ、『推理小説 下巻予告編』が送られてきます。
今回の最低入札価格は、1億円。

新聞社のデスク、佐藤(香川照之)が考えます「”か弱きもの”か・・・」
「今度は各社とも入札する構えです」
「・・・・・・」
「被害者は・・・子供ですかね?」

蓮見(濱田マリ)が雪平に「出版社に届いたよ・・・中巻と、下巻予告編」
何かを考えている雪平。
「それと」と蓮見「久留米隆一郎の口座、ビンゴ!」
これを聞いた雪平は、久留米宅へ急ぐ。

久留米の家。
「今度は、何なのですか?」と久留米。
「あなたと、平田唯人との関係は?」と鋭く切り込む雪平。
「?」
「平田の名義で、あなたの口座にお金が振り込まれています」
「・・・・・」
「あなたが・・・犯人なんですか?」と、突破口を開く雪平。「あなたは、平田を使って殺させ、自分は推理小説を書いた」
否定する久留米。
では、お金は?
「安藤」と雪平。「先生を警察までお連れして」
動揺する久留米。「平田は・・・私の、ゴーストライターだったんだ」
この事は内緒にしてほしい、と久留米。
「平田はどこに?」と雪平。
「平田の彼女が」と、割り込んできたのは久留米の妻(だと思います)。「岩崎書房にいるわ・・・橋野美紀(漢字、不明です)」

橋野は、さとう玉緒ばりの気持ち悪いナヨナヨ喋りで「知らなかったんですう~。『これでデビューして、世間を見返してやる』って言ってたんですう~」と泣くのみ。
喋りに耐えられなくなった雪平は外へ。

(久留米も、橋野も、前回ほくそえんでいました。今回の二人の供述も、本当かどうか・・・)

屋上に来た雪平に、編集者の瀬崎(西島秀俊)が近づきます。
コーヒーを渡す瀬崎。
ブラックじゃないとダメ、と言う雪平。
彼女は思わずコーヒーをこぼし、瀬崎のジャケットに付けてしまいます。
こんなことから、会話の糸口を見つける二人。
「雪平さんって、見かけによらず不器用だと思って」
「瀬崎さんも、不器用ですか?」
似てますか?私たち、と聞く雪平。
瀬崎は、一枚の写真を出します。松本理恵子と雪平が仲良く笑っている写真です。松本の机を整理していたら出てきたのです。
「犯人を・・・絶対捕まえて下さいね」と瀬崎。

安藤と雪平が言い合いをしています。
安藤は瀬崎が嫌いだ、なぜなら雪平と似てるからだ、という話題で。
「似てません」と安藤。
「似てる」
「似てません」
「似てる・・・協力的じゃなくて、思いやりが無い。お前が言ったんだよ」

佐藤が家に帰ってきます。娘がスヤスヤ寝ていました。
彼は家政婦の牧村(木村多江)に感謝の言葉を言います。
(私には、この時牧村の視線が若干下を向いたように見えたのですが・・・)

またまた、雪平が部屋で全裸で新聞です。いいなあ、このシーン。
『ターゲットは誰か・・・子供か?』

捜査会議です。
検視官の三上(加藤雅也)が「松本理恵子の死亡推定時間は夜の9時から10時の間」と言います。彼曰く。これは犯人が新聞の入札価格を見る前。犯人は入札をしないのを知っていたか、あるいは初めから松本を殺すつもりだったか・・・
どうも三上は喋り過ぎのようです。刑事からたしなめられます。
「犯人は出版、メデイア・・・」
「または」と雪平「警察かも」。
そこでまたまた三上です。「私は、(『アンフェアなのは誰か』と書かれた)しおりの切れ端を発見したのです!」そこには、岩崎書房の文字が・・・
これらは平井の部屋から発見されたものでした。一連の犯行は、平井の仕業・・・
「タイムリミットは明日・・・」とつぶやく雪平。

岩崎書房。
編集部長の森川(大高洋夫)が「警察と共同戦線を敷いて・・・」

「・・・他社が提示した以上の価格を出す」と刑事。
もちろん、おとり捜査のためです。
安藤が「これ、雪平さんのアイデアじゃないですか!」

要するに、警察に取ってみれば、失敗したら岩崎の暴走と言えばいい。
岩崎では、警察の指導があったと言えばいい。

森川が、瀬崎に言います。「平井のボツ原稿を出版する」
騒然とする会議場。反対する瀬崎。
「連続殺人者の心理分析という大義名分があればいい・・・要するに、売れるんだよ」と森川。
そして、その担当に瀬崎が選ばれます・・・

佐藤家の家政婦、牧村が娘を迎えに来ます。
娘は、彼女に懐いています。
「今日、何が食べたい?」
娘は、小さなボードに”コロッケ”と書きます。彼女は(家庭の事情からでしょうか)声を失ってしまったのです。
「またコロッケ?」と牧村。
「またよんでね」と書く娘。
「ご本ね。いいわよ」と喜ぶ牧村。

そんな二人の帰った佐藤家に、雪平が来ます。
「雪平夏見と申します」
「家政婦の牧村です」
しかし、娘は逃げてしまいます・・・

雪平は、岩崎書房に寄ります。
「近くを通ったんで」と、瀬崎へ。
「元気ないですね」
「そうですか?・・・前に約束したビール、今夜どうですか?」

居酒屋で。
瀬崎は言います「いくら逮捕しても、犯罪はなくならない・・・」
「違う生き方もあったかなあって」と、珍しく弱音を吐く雪平。
トン足を箸で食べようとして、手で食べたほうが美味しいといわれる雪平。
「人生なんて、自分の意志」と瀬崎に言われ「もう、酔ってます?」。
コーヒーをごちそうする、と雪平。

蓮見が安藤を誘います。
しかしなぜかついてきたのは三上。
3人が、雪平と瀬崎がタクシーに乗るのを見てしまいます。
複雑な感情の安藤・・・

「どうぞ、上がって」と自分の部屋を案内する雪平。
しかしゴミ袋で一杯です。
「焼酎とビールしかないけど」
「コーヒーは?」と瀬崎。
「アッ・・・」
部屋に張ってある、絵を発見する瀬崎。幼い感じです。
「子供、いるんだ」
「まあ、ねえ(と、ほろ酔い)。離婚」
娘が書いたの、と雪平。
「でも・・・嫌われた」
「どうして」
「強盗殺人犯で、追撃して射殺・・・そしたら犯人は17歳」

『撃ちますよ。迷わず、すぐに』

「誰も分かってくれなかった・・・夫も、娘も。ヒイた?」
「全然ヒイてない」
「瀬崎さんは、どうして編集者になったの?」
「好きだから、小説が」
「現実は違った?」
「大違い・・・僕より面白い、リアリテイある作品を書ける作家が全然いない」
「推理小説は常にフェアでなければならない」
「うん」
「犯人は・・・あなた?」
「エッ?」

(エライ!彼が犯人だと睨んでいた方もいるはず!)

「あなたが書いたの?あの推理小説」と雪平。
「犯人は・・・僕じゃない」

部屋の電気が消えます。
外から見ていた安藤「・・・・・・」

佐藤の元へ情報が。
岩崎書房が1億5千万円で入札予定!
「出しすぎだな・・」

翌朝。
雪平、一人ベッド。
横にはメモが。「お先に」

テレビのニュースで、岩崎の森川が記者会見を開いている様子が流れています。
「断腸の思いがありますが・・・」
見ていた佐藤。
牧村と娘が話しています。
「今日、私とお出かけしない?東京タワーが見えるところ」

「岩崎書房に刑事が張り付いています」との報告を受ける佐藤。
「おとりじゃないのか・・・」

岩崎書房の電話と、警察が連携体制を敷きました。盗聴が出来るのです。
安藤が間違えて、弁当のことで電話してしまい、一同をびっくりさせますが・・・
そのすぐ後!
電話が鳴ります。
「森川さんと」話がしたい、といってきたのは、ボコーダーで声を変えた何者か。
「逆探の用意!」と刑事。
「やってみます」と蓮見。

「森川ですが・・・君か、作者は?」
「そうです」
「知っての通り、2億5千万で・・・」
「あれはおとりですよね」
「・・・・・・」
「この電話も盗聴されてます」

「携帯電話です」と蓮見。

「私は」と犯人「警察と出版社に復讐するため、殺人を実行します」
「・・・・・・」
「ビルの屋上の、東京タワーを眼に焼き付けて死ぬだろう」

刑事が「発信場所は!」
「4千件以上です」と蓮見。

雪平に佐藤から電話がかかります。娘が学校に行っていないらしい。牧村の携帯もつながらない。
「お前たち。犯人に罠かけたろ!お前を恨んでいるのは、この世に五万といるんだぞ!」

雪平は上司に「銃の携帯許可をお願いします」。

「警察が動き出しました!」と連絡を受ける佐藤。家に帰ってみても誰もいません。

「屋上、行こうか」と牧村に誘われた娘が無邪気に一緒についていきます。
パトカーで追う雪平。
牧村と娘は、東京タワーがよく見える屋上へ・・・


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標的は・・・雪平の娘?
あたかもそんな印象を残しながら、物語は来週を待つことになります。
先週の段階で「平井が犯人だから、これで推理ドラマとしてはお粗末な展開になりそう」と書かれたブログを観ましたが、そう簡単にはいきそうにありませんよ。
予告では、何が何だか分からない展開。
次週を待て!

それでは、今日はまだ具合が悪い編集長はもう寝ます。
では、今日はこの辺で。
フジでした。