豊洲市場(東京都江東区)で、主な建物の下に土壌汚染対策の
盛り土がされていなかった問題で29日、経緯を調べていた都が、
計画を変更した責任者を特定しない形で報告書をまとめたことがわかった。
今日小池さんがどんな発表をするのかが焦点になってきました。
この責任者を特定しない、特定できないというのは、組織が自分たちを防衛
しているように見えて、実は一番問題を大きくする原因になるかもしれません。
どんどん次から次へと真実が明るみに出てきます。
小出しに事実が出てくるとエンドレスでこの問題が尾を引きます。
以前私たちの組織が大きな問題を起こした時に、ある方から
「仲間をかばうな、事実をはっきりさせなさい」
「そうしないと再発防止ができないし、組織としてこの失敗を克服して
次への成長ができない」
「会社としてもこの失敗を次に活かすことができない」
こんなことを言われたことを思い出します。
事実を明確にできない組織、その時はなんとかごまかせるかも
しれませんが、組織の成長はありません。
考えてみると組織の問題解決能力があるかどうか問われているんですね。
事実関係が明確にならないと、原因究明もできず、有効な対策をとることが
出来ません。
次の同じ問題が起きても解決できないということになります。