歴史作家 智本光隆「雪欠片―ユキノカケラ―」

歴史作家 智本光隆のブログです。

祈念―がんばろう東北―

桜の花に癒され、地震の爪あとに涙し・・・しかしながら確実に仙台の街は復興しております。1歩づつではございますが、前進していきたいと思っております―8年前、被災地からこの言葉をいただきました。今年もまた、春がめぐって来ました。今も苦しい生活を送られている方々に、お見舞いを申し上げます。本当に1日も早い復旧、復興がなされますよう、尽力して行きたいと思っております。

燕!!

2011-06-28 21:15:15 | 日記
近所で燕の巣を見つける。



お待たせ!!



さあ、お食べ。



休憩・・・



そして、出勤!!


ちなみに3羽のヒナの中で、写真の一番奥がもっとも餌を貰っていた。
・・・のだが、ある程度食べたら後ろ向いてしまった。
「俺には構わずに。あとは兄弟(姉妹)に!!」って意思表示?



智本光隆

桃栗三年柿八年・・・

2011-06-25 01:04:52 | 日記
この続きを調べたら、諸説あるようで。


「桃栗三年柿八年、枇杷は九年でなりかねる。梅は酸いとて十三年。柚子の馬鹿めは十八年」


智本光隆の近所ではこんな感じがポピュラーか?
地方によって異なるようですが、関東は柚子が入ることが多いらしい。
北海道や九州はどうなんだろう?
何故、こんな話をしているのかと言えば、
その昔、食べた枇杷のタネを庭に蒔きました。
そして芽を出し、時が流れ・・・



現在の姿(1度、植え替えはしてます)



実がなるまで大体14年でした。
歌よりは少しかかってますがスーパーで買った枇杷が木に!!
この先、長らく期待してます。
ちなみに、隣に蒔いたスイカの種は、痕跡すら留めませんでした。



智本光隆

ちょこっと見たいい光景

2011-06-22 02:37:00 | 日記
入稿鋭意進行中。
気分を変えるために仕事場所は頻繁に変えます。
ついさっきまで某有名ハンバーガー店で原稿直し。
で、今帰宅してPCに向かってます。
印字したものを読み、それを今度は画面で直す。
それをくりかえし、くりかえし、くりかえし・・・
締め切りが先か。それとも作者が灰になるか。


そういえば一昨日のこと、市内のショッピングモールで原稿読んでたら、
下のフロアで演奏始まりました。
先月、このブログで紹介したCiel(シエル)さん。
この日も観客と声援がすごかった。
ああ、こっちは仕事止めざるを得ない(w
大盛り上がりの演奏だったのですが、その後にちょこっといい光景みました。


アンコールが終わり、こちらは作業に戻って大体30分後くらい、
下のフロアから再び音色が。
何事かなと思ってみたら、Cielのおふたりが一度しまった楽器を出した、
ハッピーバースデーの歌(あの歌、正式にはなんというんだろう・・・)演奏してました。
観客の子供さんが誕生日だったようで。
なんかいいなと思いました。
優しさを温かさ、それが伝わる情景がそこにある。


・・・その時、主人公が血に染まった太刀を手に・・・なんて場面書いてたことは、
とりあえずこっちに置いとく方向で!!



先月に引き続き演奏風景。
で、肝心の誕生歌の場面はカメラをしまって(車に置いて)来てた。
なんたる間抜け(w



智本光隆

入稿準備開始!!

2011-06-19 15:28:08 | 日記
先日、次回作の入稿が今月末に決定。
現在、それに向けて作業中。
入稿が終わると、来月一杯校正になります。
『関ヶ原群雄伝』の時は視力が急下落、
『本能寺将星録』では力尽き果て、灰となり・・・
さて、今回はどうなるかね・・・


ともあれ、みなさまの前により良い作品をお届けできるよう、一生懸命がんばりたいと思います。
正式な出版日程決まったら、このブログでも報告しますね。




本能寺の変の日に購入した、桔梗の鉢植えが満開に!!
桔梗ってひっそりと咲くイメージあったんですが、これはまさに咲き誇る感が満載。
光秀が桔梗家紋にした時は、こんな感じだったのかな?



智本光隆


本能寺将星録秘話第9回―伊也―

2011-06-18 00:54:28 | 本能寺将星録
さて、第9回目として細川忠興の妹・伊也。
・・・この子が一番、残っているエピソードとキャラのギャップあったかも知れない(w
伊也は細川藤孝の長女、丹後の一色義定(義有)に嫁ぎます。
一色氏は足利一門、細川氏とは同族です。
しかし、本能寺の変で明智光秀に味方し、事変後の混乱で細川忠興に謀殺されました。
(暗殺は2月との説もあり)
この際、伊也は実家に戻されますが、兄の忠興と対面した際に隠し持った短刀で斬りかかります。
忠興は間一髪身を交わしたものの、鼻の頭を斬られました。
後に吉田兼見の子・兼治に再嫁して84歳まで長寿を保ちます。


さて、そんな伊也ですが本来、斎藤利三が勝龍寺城へと来る理由付けに登場しました。
なんか自然な流れで珠子さんに懐きました。
というか、小説等で伊也が出て来る場合、絶対珠子に懐いている気が・・・
忠興が一色義定を斬るエピソードを使う予定は最初からあったのですが、
それに対するスタンスをどう取らせようかと。
明智方の中で忠興対義定の構図作るに当たって、伊也は婚家側から忠興側に完全にシフトしました。
妹に嫁ぎ先の肩を終始持たれていたら、やりづらいので(w


結果、嫁ぎ先で苦労している。夫からDV気味の仕打ち、だから帰りたくないみたいな設定に。
下巻前半、短刀の柄握ってお兄ちゃんに夫の抹殺希望する、よく考えたらかなり怖い子ですね。
それを実行している兄貴と特にそれ咎めない兄嫁・・・


『本能寺将星録』のラスト、伊也は明智光慶の子を宿しています。
「これって、ホント?」と聞かれましたが、そんな訳もない(w
理由としては「明智家を継承する人間が必要」と思った事と、
上巻で忠興が再婚予定相手の父・吉田兼見を散々脅している件。
吉田家に嫁がせるのは無理ですね。その必要性ももうないでしょうし。


ちなみに忠興の兄弟姉妹は作中に登場した細川興元、伊也の他に二男三女います。
作者の母、「末の妹だから可愛がっていると思ってた。騙された!」と言ってます。
まあ、確かにそう見えなくもない。
作者的には「なんか、側室の娘っぽいな」って感じで書いてました。
宮津城ではなく勝龍寺城に戻って来るあたりが。
細川藤孝は生涯、ひとりの側室も持たなかったと言われているので、はっきりそうとは書いてないけれど。


ラストシーンの後、伊也は光慶の子を出産したはずです。
男子だったら明智家の後継者になりますね。
忠興と珠子の全面バックアップあるでしょうから、立派な跡取りに育てて下さい。
子供が成長した暁に「心配するなって言ったのに!」といって忠興に斬りかかっても作者は止めません。
でも、鼻の傷は他の人がもう付けたので、多分当たらないと思いますよ(w