美術と本と映画好き...
徒然と(美術と本と映画好き...)




というわけで横浜で開催中のアートなイベント。5/7 に終わります。
ZAIM オープニング・フェスティバル

ZAIMは横浜市の歴史的建築物である旧関東財務局と旧労働基準局を
活用しようという試み。この場所、横浜トリエンナーレ2005の期間
中は市民サポータの活動拠点にもなっていたそうです。

今回のオープニング・フェスティバルはZAIMという箱の中で多くの
アーティストが作品を発表するというもの。このイベントの後はア
ーティストたちの創作の場になるそうです。

横浜で活動しているアーティストたちの交流の場にしていくのだと、
妄想酒場『スナック紫乃』のママさん(!?)から聞きました。

横浜トリエンナーレは別にして、昨年からちょこちょこ覗いている
この界隈のアートイベントでは、一番楽しめました。

以下、気になった作家を観た順番に...

坂元友介
アニメ作家。人形を使った『在来線の座席の下に住む男』は文字通
り電車の座席の下に住んでいる男のお話。阿部公房チック。『電信
柱のお母さん』は電信柱に育てられる少年の物語。ほろっとする。
『焼き魚の唄』はスーパーで買われたお魚のモノローグ。どこか物
悲しい。
前者二作は以下で観られます(会場ではスクリーンで観られます)。
・『在来線の座席の下に住む男
・『電信柱のお母さん

黒田オサム老師
老師というだけあって七十歳を越えているそうです。抽象的な版画
が好みでした。
老師のプロフィール

韓美華
淡い色の油彩がとても好みです。こういうのは一枚あってもいいか
も(我が家の壁も真っ白なので...)。
作家のサイト
昨年、個展をしたそうで、その様子がここで観られます。
展示風景

松井えり菜
昨日観た『カルティエ現代美術財団コレクション展』でも展示され
ていましたが、作品的にはこちらの方がマイルドで観やすい。

高井温子&AKI
ZAIMの空間は白い壁、建物の角に位置するこの部屋には外の陽射し
がさんさんと降り注いでいた。AKIさんの作品は白いクマと白いイス
のオブジェ、壁や床に描かれた細かな文様も光の中で映えて見えた。
高井温子さんの作品は切り抜いた新聞紙を光にすかしてみるもの。
AKIさんの作品

黒田晃弘
トリエンナーレでも似顔絵を描いていた作家さん。今回はバングラ
ディッシュで描いてきた似顔絵の展示。よくみればZAIMの中庭で語
らっているのがその人だった。

高杉嵯知
以前から気になる人。観音様を水墨画で描く。横浜西口のダイヤモ
ンド地下街のポスターなんかも手がけているんだ...へぇ...

ヨシカワ・ゴエモン
ウレタンで作ったクワガタやセミはどこかユーモラス。何かのきっ
かけで羽ばたいたり角を動かしたり...

梶山こうじ
ひょうたんスピーカーを天井から吊るして自然の音を流していた。
無指向性スピーカーの一種なのだろうか。何かいいな、これ。
ここで観る事ができます

という感じ。朝一番(といっても11時)に行ったので中には開いてな
い部屋などもあって、他にも見物があることでしょう(好みもあるし
ね...)。

お時間のある方は是非。

ZAIM オープニング・フェスティバル 5/7 まで...
# 関内駅から徒歩五分

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トラックバックさせていただきました。 (デザイン・フェスタ スタッフ)
2006-05-15 16:54:01
こんにちは、デザイン・フェスタ スタッフです。ブログを拝見し、デザイン・フェスタの存在を知ってもらいたくて、トラックバックさせていただきました。よろしかったらデザイン・フェスタのブログにも遊びに来てください。コメントやトラックバックも大歓迎です!!
 
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