大人のおもちゃ

あまり玩具に興味はないのですが、丸の内の丸善で詰まら ないものを見つけてしまいました。 Little Jammer 昨年の３月あたりから販売しているようです。 初めて見たのですがちょこまかした動きがユニークで曲の 選択も聴きやすいスタンダードばかりです。 これまでこの手のおもちゃには『明かりをつけると賑やか に出迎える缶カラ』とか『腰振るサンタ』とか、感心しな いものばかりだったのですが、 . . . 本文を読む

素朴に...

インターネットは面白い。 十年くらい前からインターネット関係の仕事をしています。 当時は社内の閉じたネットワーク上に CERN や NCSA の httpd をあげて、MOSAIC でつついていました。 できたての Internet Movie Database に興奮していた時代 でもあります。 そうは言っても個人的にはメールを使うくらいで自分のホ ームページを作ろうとは思いませんでした。 . . . 本文を読む

文房具

今日は丸の内のオアゾの丸善に行って、念願のシステム手帳 を買いました。私は入社以来、ずっと会社の手帳を使ってき たのですが、小さい手帳なのでメモなどをとるには不便に感 じていました。最近は打ち合わせばかりなので、もう少しき ちんとした手帳が欲しかったのです。 しばらくシステム手帳をリサーチしていたのですが、ブレイ リオという日本の会社の革の手帳が、とても良さそうに思い ました。初めて聞いた会社だ . . . 本文を読む

ぼくの叔父さん(中沢新一)

昨日、神奈川大学主催の講演会を聴きに行った。『社会と文化を考える』 というテーマで全五回の企画。先日は島田雅彦の講演会にも行った。 今日は中沢新一の『日本の歴史と自由－網野史学のこと』という話だった。 網野善彦は名前しか聞いた事がなかったのですが、中沢新一の叔父さんだ ということ。今年、亡くなったそうです。 島田雅彦の時は比較的若い女性が多かったのですが、今回は年配の方がた くさん聞きにきて . . . 本文を読む

ピカソ展―幻のジャクリーヌ・コレクション(川村記念館)

vagabond さんにトラックバックしていただいた、 川村記念館に行ってきました。同じ展覧会を新宿 の東郷青児美術館でも観たのですが、全然、印象 が違いました。 まず、ロゴがユニーク。何だかとっても楽しそう なポスター・チラシです。これは新宿では見られ なかったので、川村記念館独自の工夫でしょう。 子ども向けのリーフレットも用意されていて、親 子で楽しめる展覧会になっています。 展示されて . . . 本文を読む

平成九年九月(さんしょう)

はじめに... さきほどの知床の一年前のことです。忙しくて休みをとる暇もなく九月 になり、私は一人で沖縄に行きました。その時の文章を見つけたのでこ れも書き込んでしまいます。 ---------------------- ここから ---------------------- どっか遠くに行きたい。 そんな気持ちになることがある。 それが高じるとホノルル行ったり那覇に行ったりする。 逃亡癖か . . . 本文を読む

平成十年八月(知床岬)

はじめに... 私は海や山が好きです。北アルプスや南アルプスに行くことも あれば、沖縄や小笠原に行くこともあります。しかしなにぶん 素人。達人から見れば大したことがないことも、私にとっては 大冒険です。 思い出はいろいろあるのですが、北海道の知床岬は忘れられま せん。知床は日本最後の秘境と言われ、世界遺産にしようとい う動きがあります。実際、岬の先端までは交通がなく、数日か けて歩かねばなりま . . . 本文を読む

積ん読による出会い(小林秀雄)

先日、樋口一葉を発掘したときに、同じ文庫本のダンボールから いろいろと懐かしい本が出てきました。その中の一冊が小林秀雄 の『無常という事(角川文庫版)』です。買ったけど持て余して放 っておいた本です。 私は積ん読が好きで、気になる本は気楽に買ってしまいます。読 む読まないは気分次第。その時すぐには読まなくても、一度は気 になった本、しばらく経てば、読みたくなる時がきっとくるだろ うと思っているか . . . 本文を読む

新しい地平へ(ハウルの動く城)

今日は家にいるつもりだったのですが、劇場招待券が手許に あったので『ハウルの動く城』を観にいきました。公開直後 で混雑を心配していたのですが、横浜の相鉄ムービルで19時 の回は比較的空いていました。 とても面白いファンタジー映画です。 後半で展開が早くなるにつれて、物語がだんだん気にならな くなってきました。シーンとシーンが繋がっていれば、別に つじつまが合わなくても、音と映像だけでいいではな . . . 本文を読む

樋口一葉を読む

今日は樋口一葉の命日らしい。駅にも一葉祭という催しの ポスターが貼ってありました。文京区や台東区での催しな のに、どうして横浜にポスターを貼っているのかな... この秋から樋口一葉が五千円札の肖像になった。名前は知 られているけれど、読んだことある人はどれくらいいるの だろう。本好きの友人と話すときに、漱石を話題にしたこ とはあるけれど、一葉の話をした記憶はほとんどない。作 品数の多寡にもよるの . . . 本文を読む

≒舟越桂(創作の秘密)

『≒(ニアイコール)舟越桂』を昨日観ました。場所は渋谷のイメージ フォーラムです。日曜日のレイトショーは空いていて、お客さんは十 人くらいでした。 昨年、東京都現代美術館での個展を観て舟越桂のファンになりました。 それまでは本の表紙などで知るだけで、少し気味が悪い彫刻だなぁと 思っていました。しかし、実物を観ると存在感が圧倒的で、ものを考 えるようなまなざしと品の良い服装に引き込まれました。個々 . . . 本文を読む

晴れの日にハレなこと

今日は天気がよく、久しぶりにヨットに乗りました。 といっても自分で所有しているわけではなくて、人のヨットに お邪魔しています。30フィートのクルーザーです。1フィート 30センチですから9メートルの船です。 昨年の春あたりからちょこちょこ乗せてもらっていて、横浜に 越したのも、船に乗りやすい環境に身をおきたかった事があり ます。最近はオーナーさんの仕事が忙しくて、結局、今年の夏 は乗らず仕舞 . . . 本文を読む

ファッション写真が好き(マリオ・テスティーノ写真展)

今日は東京都写真美術館の『マリオ・テスティーノ写真展』に行った。 開催は日曜日(11/21)まで。写真美術館の二階、三階を使っていた。大 きなフロアを仕切ることなく、壁一面に大振りな写真をゆったりと展 示している。ブランド物の服はほとんど持っていないけれど、ファッ ションの世界にはなんとなく興味がある。学生の頃にヴィム・ヴェン ダースの『都市とモードのビデオノート』を観た影響だったかな。一 流の映 . . . 本文を読む

ぼくはプレスリーが大好き(頑張れ古本屋さん)

二三日前の日経にブックオフの９月中間期が好調だったと いう記事が出ていた。その中で同社は中古本販売の市場シ ェアが58％に達したようだとあった。中古本販売でも市場 シェアなんて計算するのだなぁ... ブックオフも出たてはいろいろ叩かれていたけれど、すっ かり市民権を得たのでしょうか。私の生活圏にブックオフ がないので、ぴんときません。早稲田にあったブックオフ には何度か行ったのですが、ぴかぴかし . . . 本文を読む

ヴィレッジヴァンガード(センチメンタルな旅・冬の旅)

先日、下北沢に芝居を観にいったと書きましたが、その帰りに ヴィレッジヴァンガードという本屋さんに行きました。名前は 知ってたのですが、私の遊び場にしている街にはなかったので す。ですが下北沢の本多劇場の下にあるとは知りませんでした。 ちょっと不覚。 一見したところ雑貨屋さんのようです。ごみごみと展示されて いる商品棚をぬうようにして店内を巡ります。デザインの良い 小物がところどころにあって、ぶら . . . 本文を読む