美術と本と映画好き...
徒然と(美術と本と映画好き...)




すでに終わっていますが...これはあかりをめぐる展覧会、ひとくち
にあかりと言ってもロウソクやらガスやら電気やら...いろんなあか
りがあるのだと言うことにあらためて気付かされます。あかりをモ
チーフに日本の風俗と美術を綴った展覧会だとも言えるでしょう。

抜群の企画力...

江戸の昔のロウソクのあかりや行灯、明治にでてきた瓦斯や電気を
つかった街灯...そこから現代美術に繋げていく構成は立派です。
日本で生まれた(へ~っ)豆ランプのカラフルなガラス細工、旅先で
必要なあかりをコンパクトに収めた枕行灯、昔懐かしい小田原提灯...
# ここら辺は思わず欲しくなってしまった...

また、それを彩る浮世絵の数々...

美術館に行儀よく並んだ浮世絵もいいけれど、こんな風に人の暮ら
しを示す文脈で使われる展示は生き生きしていてとてもよい。また、
夜店で見せるように裏から光照らす『影からくり絵』、今見ても、
粋...

あと、照明によって見え方が変わる屏風絵の展示もありました。一
昨年のプライスコレクション展に比べればこじんまりとしています
が、蛍光灯ではのっぺりとする金地が行灯の光に鈍く妖しい光を湛
えるところが何とも...

会場外のビデオでは応挙の襖絵を蝋燭の光で見せる映像もありまし
たが、あらためて振り返ると、(蛍光灯の力借りてるとはいえ)こん
ぴらさんで外の光に映える応挙の虎を観たのは得難い体験だったの
ではないかなぁ...としみじみ...

最後に現代美術のコーナー...

杉本博司の劇場シリーズに宮島達男のデジタルカウンターは王道、
そして初めて知ってしまった桑原弘明さんの極小の風景...やばい。
原理と価格
ほえー...
# ギャラリー椿とは相性がいいなぁ...(^^;

これは前の晩、強制終了に加担した際に、Takさんから教えていただ
いた展覧会です。最終日、ぎりぎりセーフ。Takさんありがとうござ
いました。

あかり/光/アート展 (松下電工汐留ミュージアム) 既に終了

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
Unknown (Tak)
2008-02-25 23:49:03
桑原さんの欲しいとかみさんが
言い出しています。。。
困った。
 
 
 
Unknown (lysander)
2008-02-26 00:02:40
Takさん
こんばんは

> 桑原さんの欲しいとかみさんが
> 言い出しています。。。
> 困った。
困ることないですよ...(^^;
 
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