美術と本と映画好き...
徒然と(美術と本と映画好き...)




というわけで今年で最後の ART@AGNES に行ってきました...

タケニナガワでモノクロームで雰囲気のいい風景画があるなぁ...と
思ったら大竹伸朗さんでした!サイケデリックなオブジェと並んで
いるのですが、その変幻自在な作風にはいつもながら驚かされます...

ヒロミヨシイエンライトメント。マグリットの絵を映像化したよ
うなビデオからして摩訶不思議...今回の展示は夢診断をモチーフに
したそうで、ユングの肖像なども飾られてしたりして...

日動コンテンポラリーアートソフィー・リケットの写真はツボ...

SCAI THE BATHHOUSE では石川直樹さんの富士山...富士山のイメー
ジはいろいろな人が撮っているけど、そんなありふれたモチーフに
も作家性を出すところが天晴...

コグレントゲンの内海聖史 VS 諏訪敦。カラフルな抽象とモノクロ
なリアリズム対決の軍配はどちらに...(^^)

ミサコ&ローゼンの森本美絵さんの写真も相変わらずいい味を出し
ていますね...こういう淡い色彩の写真に私は弱い...

さて、こうしたアートフェアでは、行儀よく並べられた作品を観る
だけでは物足りなさを感じることもあるのですが、今回のフェアで
スパイス的な味付けをしていたのがオオタファインアーツです。
梅田哲也さんの作品はリビングとお風呂場を日用品で繋いだ不思議
なインスタレーション...

リビングに仕かけられた光や空気...ほの暗い室内の壁に、はらはら
と大きな影を映す羽や、床の上につもった羽が蠢く様子はまるで生
きもののよう...これ、すべて、天井に突き刺さっているハサミで切
り刻まれた枕の中身なのだそうです。風呂場で散ってる火花や光に
満ちたバスタブなども印象的でした。

青山目黒の田中功起さんのぐるぐる電車もおかしい。変。不思議...
あと、作家さんの名前を失念してしまったのですが、エビアンから
ボルビックという作品の、文字通りエビアンからボルビックな作品
に脱力...

最後にミヅマアートギャラリーでは青山悟さんの刺繍に首ったけ。
エッシャーの『描く手』を模したような縫う手がとてもツボ。二本
の手のひとつは写実的な刺繍で、もうひとつは漫画チックな刺繍。
これは今回、一番悩ましく感じた作品です。青山さんの作品はこれ
までシリアス路線なものしか観たことがなかったのですが、肩の力
を抜いたような作品もなかなか。一度まとめて作品を観たいなぁ...

というわけで土曜日の昼前はそんなに混んでいなくてじっくりと観
られました。とても満足度の高いアートフェアでした...

おまけ
ART@AGNES 2007
ART@AGNES 2008

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コメント
 
 
 
Unknown (Tak)
2009-01-12 23:05:32
こんばんは。

ちゃんと作品観て来ました????
 
 
 
ああ、 (KIN)
2009-01-12 23:15:16
けっこう私の見ていたツボと似てます。
作品もちゃんと見たんですね。
 
 
 
Unknown (lysander)
2009-01-12 23:20:39
Takさん
こんばんは

> ちゃんと作品観て来ました????
へへへ...
 
 
 
Re: ああ、 (lysander)
2009-01-12 23:21:29
KINさん
こんばんは

> 作品もちゃんと見たんですね。
へへへ...
 
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