伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

崎山比早子さん講演会から

2011-06-19 20:31:32 | 放射能問題


私の好きなハグロトンボ第2弾。Sさんありがとう。


今日は、高木学校 原子力教育を考える会 崎山比早子さんの講演会に行ってきた。

ご自身は長年、放射線医学研究所で、癌の研究をされてきたが、故高木仁三郎校長の意志を継ぎ、市民科学者を目す理念を継承されてきた。
日本は世界で最も医療被曝の多い国。
CTも世界の1/3があるとか。PETも盛んに検査に使われている。
年に1万人が検査による被ばくにあっている状況を改善しようと2003年から活動をしてきたが、厚労省には未だに医療被曝の専門課がないとか。
今回そのための資料が、そっくり原発事故の放射能汚染問題の資料となってしまった。
と前振りで。

内容は大野ひろみのクラクラサクラで紹介。

それにしても、あの福島原発1号基から4号基のがれきの中に核燃料が851トンも埋まっているそうだ。
広島の原爆は63kg。13,000倍もの核燃料が。炉心燃料250トンはメルトダウンを超してメルトスル―。格納容器の底を突き破ってしまっているとなると、私たち人類の手に負えるのだろうか。

冷却プールの600トン弱は空気中に放射性物質を放出しっぱなし。

使用済み核燃料、つまり「死の灰」は世界中で20万~30万トンたまっているとか。
それを私たちは1万年間管理しなければならないわけで、誰が1万年間ちゃんと保管できるのだろうか。

トイレのない発電所。
たまり続けて、建屋のあんな上にひっそりと置かれていたなんて、知らなかった。

地震で4号基の使用済み核燃料プールは倒壊する危険性もあるとか。
柱を立てて、落ちないようにするから大丈夫なんて、信じられない。
ヘリコプターで冷却水を散布していた光景と同様、心細い。
たぶんどこの使用済み核燃料も同じような保管方法をしているとなると、日本中の残すところ50基の原発も同じ状況か。

何が何でも、原発は止めてもらわなければならない。
今54基中34基が休止中。(うち4基は)

6月16日の東京新聞の記事に、福島の子どもたちが鼻血が止まらなかったり体調不良が増えているとあった。
講演会の質疑でも、
やはり、成田でも鼻血の問題が出て、親が心配しているという。

発言者の言葉を聞き、隣の人が「暑いから、暑いから」と頭から否定。
いやいや、そうじゃないと思う。
いつもそばにいる親が心配するくらいの鼻血だということ。

子どもの体調異変がおこっているようだ。

子ども健康ネットと市川市民ネットワークが合同で崎山さんの講演会を7月24日にする予定。
市川で行います。
詳細は、決まり次第お知らせします。






最新の画像もっと見る