日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

「プリズナーズ」

2014-05-04 14:37:37 | 映画・DVD・音楽・TV・本など




「プリズナーズ」を観てきました。
2013年製作のアメリカ映画。
原題は「PRISONERS」でそのまま邦題になるのはやっぱり良いです。
大好きなジェイク・ギレンホールが出ているので楽しみでした。


おもな内容は・・・

家族と過ごす感謝祭の日、平穏な田舎町で幼い少女が失踪する。
手掛かりは微々たるもので、警察(ジェイク・ギレンホール)らの捜査は難航。
父親(ヒュー・ジャックマン)は、証拠不十分で釈放された容疑者(ポール・ダノ)の証言に犯人であると確信し、自らがわが子を救出するためにある策を考えつくが・・・。

                    (シネマ・トゥデイより抜粋)

上映中ですがネタばれあります。



まず行方不明になったのは少女2人。
そして平穏な田舎町・・・と言うよりはちょっと鬱蒼とした土地柄に感じました。
娘アナの行方を必死に探す父親をヒュー・ジャックマンが演じていますが、今までのイメージと違って
家族思いではあるものの、敬虔なクリスチャンで頑固な性格。
自宅の地下室はまさかの災害や有事の時のために備品でいっぱいです。
父親ケラー・ドーヴァーと言う名前にもいろんな意味があるそうで、この映画にはこだわりがたくさんあります。


ロキ刑事役がジェイク・ギレンホール。
理知的で的確な判断ができ、事件に立ち向かう上で上司にしっかり意見もでき、検挙率も高い。
刑事って単独では行動しないイメージがあるのですが、どうなんでしょうか。
自分が追い詰めた容疑者を目の前で死なせてしまう大きなミスもあったけど、ロキの仕事ぶりはブレない。
ジェイク・ギレンホール、ますます良い男になっていました。


そして何と言ってもポール・ダノ!!
第一容疑者アレックスを演じる彼はやっぱり最高に不気味でした。
表情だけでなく、立ち方、座り方、しゃべり方、すべてが気味悪い。
過去の出演作でも(確か「テイキング・ライヴス」だったかな)弱々しい恐ろしさを演じると彼は天下一品。
「リトル・ミス・サンシャイン」のイメージとはまったく違う感じ。

このアレックスは少女の父親ケラーに監禁されてしまうのですが、痛めつけられてもしぶとい。
でもアレックスの生育歴はそれはそれで哀しいものでした。


それからもう一人、メリッサ・レオ。
アレックスの伯母役で出ていましたが、彼女の役柄はどんな作品でも重要人物のイメージ。
でも今回は抑えめの演技のためか、メリッサ・レオの凄みが弱かったのが残念。


150分越えの長い作品ですが、最後まで気を張って観られました。
雨の降るシーンが効果的だったし、いろんな所に伏線が散りばめられていて、重いけど良い作品になったと
思います。
ホイッスルは予想できましたけど、ね。


ジェイク・ギレンホールの苦悩しているシーンで「指輪」が印象的でした。
いろいろ他サイトを読んでみると「フリーメイソン」の指輪だとか。
まだまだ私には知らない事がいっぱいあるけれど、この映画はいろんなシーンで意味ある映像がたくさんありました。
ハリウッドデビューのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、ちょっと注目です。


今回の評価は・・・      星3つ半    ☆☆☆★   (きわめて星4つに近い)


最後にアナを乗せて救急病院に走るロキ刑事、車の暴走シーンは必要だっただろうか、な~んて。

   



   


   
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