『ルミナス☆アイドル』紹介ブログ

HJ文庫より刊行されているライトノベル『ルミナス☆アイドル』を作者自ら紹介するブログです( =゜ω゜)ノ。

「教えて! IKUTO先生」第三回 仁藤耀の巻

2016-08-27 19:16:31 | 教えて! IKUTO先生!!

第三回 仁藤耀


「さて『ルミナス』の最後は仁藤耀くんだ。林崎くん、君が彼女を『ルミナス』のリーダーに指名したんだよね?」


「ええ、まぁ。他に適任者がいないといいますか、あの三人だと消去法で耀だろうなと」


「おやおや、自信がなさそうだね」


「まあ燈は脳天気だし、晶は斜に構えたところがあるし、それを考えると耀しかいないんですよね。昔から一緒に遊ぶ時もなんだかんだ言って耀が中心だったし」


「ははは、そういう考え方もあるか。しかし林崎くんの危惧も分かるよ。仁藤くんに不要な負担を掛けたくないのだろう?」


「……え!? ええ、まぁ。(やっぱりこの人、鋭いのかなあ)」


「仁藤くんは確かに溢れんばかりの才能に恵まれている。しかしそれが故に自らも滅ぼしかねない。才能だけでは何も出来ない、それを使いこなす技術こそこれからの彼女に必要なものだ」


「え、はい(……なんか珍しくちゃんと講師らしい事を言ってるし!)」


「それに彼女については、他にも危惧すべき点があるな。歌でもパフォーマンスでも全体的に高いレベルで安定してるのだが、逆に言うとこれといって特筆すべき点がない」


「そうですね。それは僕も気になってます」


「彼女の魅力はむしろ日常性からのギャップだろうね。学園内でも何度か見かけたが、プライベートでは目立たぬ格好をしているね」


「そうですね。余り派手好みではありませんし、最近ちょっと目が悪いとかで眼鏡を掛けていることもあります」


「彼女の普段の姿を知っている君にしてみれば、ステージで躍動する仁藤くんは、それこそさなぎから蝶へ成長したようなものだろう。しかしファンはステージ上の彼女しか知らない。その点はジレンマだな」


「だからといって余り普段の姿をアピールするのも難しいですよね」


「昔もステージ上の自分と普段のギャップに悩んだアイドルもいたそうだ。仁藤くんは君がしっかり支えてやってくれたまえ」


「はい、頑張ります(……ん? その昔のアイドルって、ひょっとして輝夜さんなのかな?)」

設定:作中世界

2016-08-19 05:03:44 | 設定
さて、前回は設定年代が実は近未来という事を紹介しましたが、実はそれ以外にも現実世界との違いがあります。
この世界、実は
「1980年代のアイドルブームがそのまま現代まで続いている」
という設定になっております( =゚ω゚)ノ。
現実には1980年代のアイドルブームは、80年代後半から90年代はじめに一旦終息。90年代末くらいから盛り返してきたのですが、90年代中盤くらいまでははアイドル、特に女性アイドル冬の時代とも言われていたのですよね。
しかし『ルミナス☆アイドル』の世界では、そのままアイドルブームが継続して、アニメ、漫画、ゲームなどよりも一足早く日本を代表するポップカルチャーとして注目されているという設定なのでした( =゚ω゚)ノ。

文責:庄司卓

アイドルプロフィール-仁藤耀-

2016-08-12 07:55:12 | キャラクター

仁藤耀(Nitou Hikaru)
生年月日:201X年1月11日(山羊座)
血液型:AB型
身長 156センチ
体重 43キロ
スリーサイズ
 B:81センチ
 W:56センチ
 H:82センチ
好きな飲み物 コーヒー(マンデリン)
好きな食べ物 パンケーキ
好きな芸術家 アントニオ・ガウディ
好きなスポーツ スポーツには興味なし
好きな動物 小鳥(オカメインコ、カナリア)
趣味 読書(ダン・ブラウン)
特技 速読
イメージカラー ルビーレッド
ヴォーカル :☆☆☆☆★(A-)
リズム :☆☆☆☆★(A-)
ルックス :☆☆☆☆★(A-)
スキル:リーダータイプ

備考:父は会社員、母は専業主婦のごく一般的な家庭の出身。弟が一人いる。
ちょっと近視気味で読書や勉強の時はメガネ着用。コンタクトレンズは苦手。
結構、寒がりでコタツ大好き。

「教えて! IKUTO先生!!」第二回 相本晶の巻

2016-08-04 21:35:52 | 教えて! IKUTO先生!!

第二回 相本晶


「さて第二回は相本晶くんだ。しかし彼女は今どきの女子中学生とは思えない趣味をしているね」


「それ、うちの婆ちゃんの影響なんです」


「ほお、林崎くんのお婆さまの?」


「実はうちの婆ちゃん、昔、喫茶店をやっていたんですよ。それも昭和レトロ風の。メニューにはトマトケチャップ味のナポリタンとかクリームソーダ。わざわざアナログレコードのプレイヤーまで置いてあったし」


「なるほど、それはなかなかユニークな喫茶店だな。是非、僕も一度訪問してみたいものだ」


「残念ですけど、何年か前に店は閉めちゃって。婆ちゃんはまだ元気なんですけどね。それで耀に燈、晶も、元はといえば親に連れられてその喫茶店に来ていたんです」


「そこで彼女たちと知り合った訳だね」


「ええ。特に晶はお店のナポリタンとかクリームソーダが大好きだったんですよ」


「キース・エマーソンが好きというのもお婆さまの影響かな」


「いえ、それは晶のご両親の影響みたいです。お父さんはミュージシャンだし、モデルをやってるお母さんもピアノをやっていたはずです。あの口調からはちょっと信じられないでしょうけど、なにげに晶はに三人の中で一番のお嬢さまなんですよ」


「そういえば、相本くんのその口調なのだが……」


「あ、すいません。アイドルにしてはちょっと乱暴ですよね。俺も注意してるし、本人もインタビューの時は、意識して丁寧に喋ってるつもりですから」


「気をつけてるならそれに越したことはないのだが、僕個人としてはあのままでもなかなか面白いと思ってるんだ」


「……そうですか?」


「昔ははすっぱなアイドルに人気が集中した事もあったんだ。強がって見せてるのが可愛いという事だったのかも知れない」


「いわゆるツンデレ……とはちょっと違いますよね?」


「そうだな。なかなか舵取りが難しいと思うが、プロデューサーとしてはやりがいのある素材だと思うよ」


「は、はい。頑張ります(……なんか厄介事を押しつけられたような気がするなあ)」