『ルミナス☆アイドル』紹介ブログ

HJ文庫より刊行されているライトノベル『ルミナス☆アイドル』を作者自ら紹介するブログです( =゜ω゜)ノ。

『ルミナス☆アイドル』について

2017-04-01 23:59:59 | はじめに
『ルミナス☆アイドル』はHJ文庫より刊行中のライトノベルです。
少年向けライトノベルでは珍しい本格的(?)アイドルストーリー。
当ブログでは、その著者である私こと庄司卓が、その内容を紹介していきたい思います。

更新履歴(過去一ヶ月間)
11月27日:「没キャラ その1「林崎慧美」を公開しました( =゚ω゚)ノ。
12月4日:「没キャラ その2「ナビゲーターキャラ」を公開しました( =゚ω゚)ノ。
12月11日:「WebTextRadioルミナス第0回」を公開しました( =゚ω゚)ノ。
12月18日:「WebTextRadioルミナス第1回」を公開しました( =゚ω゚)ノ。
12月25日:「WebTextRadioルミナスメリークリスマス」を公開しました( =゚ω゚)ノ。

HJ文庫公式サイト『ルミナス☆アイドル』紹介コーナーはこちらになります。
試し読みもありますので、是非どうぞ。

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その他、主要電子書籍配信サイトでも配信中です。

当ブログはHJ文庫編集部の了承を得て、『ルミナス☆アイドル』著者の庄司卓が運営しております。
当ブログに関する責任は全て庄司卓にあります。ご意見、ご質問は庄司卓の方へお願いいたします。
当ブログに掲載されているイラストは、HJ文庫刊『ルミナス☆アイドル』に掲載されているものです。イラストの著作権はイラストレーターの松うに様にあります。
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webTextRadioルミナス メリークリスマス

2016-12-25 02:48:46 | 書き下ろしSS

「メリークリスマス!」


「いやぁ、クリスマスだねえ」

「クリスマスなのはいいけど、私ら落ち着いてていいのか。学園主催のクリスマスライブ実習とか有るだろう」

「いいの、いいの。そういうのはちゃんとやってるという設定だから」

「ク、クリスマスライブ……!?」

「耀ちゃん?」

「ううう、クリスマスライブ。恐いよ~~(ガクガクブルブル)」

「あ、しまった」

「地雷踏んじゃったか。耀は去年のクリスマスライブでやらかしたからなあ」
(本編参照('ω')ノ)

「アイドルなのに、クリスマスライブが出来ないって、結構致命的じゃない。大丈夫なの?」

「うん、まあテンション上がってる時は大丈夫なんだけど、今みたく普通の時にいきなり言われると、ちょっと……」

「じゃあ自分がステージに上がってる時は大丈夫ってわけか。それならいいじゃん」

「良くないよ! それじゃあ自分で他の人のクリスマスライブに行けないもん!」

「じゃあ超売れっ子になって、毎年クリスマスにはプライベートなスケジュールが入らないようにすればいいんじゃないの?」

「耀が一人で頑張れば、私たちもクリスマスは楽できるし」

「ええッ、いきなりユニット解散の危機なの!? 私が原因!? クリスマスが原因で!?」

webTextRadioルミナス 第1回

2016-12-18 22:35:24 | 書き下ろしSS

「今日も寒いねえ。寒い日はコタツでホットコーヒーが一番だよ」

「今週もコタツかよ! 第一回だっていうのに、0回と変わらないし! もうwebコタツtextでいいんじゃないのか」

「だって冬のコタツは正義だよ」

「もうこういう時の耀ちゃんには何を言っても無駄よねえ」

「みんなもコーヒー飲む?」

「いや、いい。いま温かいミルクセーキ飲んでるし。でも耀、本当にコーヒー好きだよな」

「好きだよ~~。プロフィールにも載ってるでしょ]


「でもあれだよね。アイドルが好きな飲み物って言ったら、普通は紅茶か、コーヒーでもカフェラテやマキアートだよね」


「え~~、ああいうのは邪道だよ」


「お、語るか? 語っちゃうのか? マニアが語り始めると長くなるぞ」


「そうだ、仁藤耀のコーヒー講座とかやっちゃおうか」


「需要あるのか、それ?」


「はいはい、そういう話はおしまい。マニアが語り始めると収拾が付かなくなるし」


「でもあたしたちの好きなものって、大抵、ユウくんのお婆さんが喫茶店で出していたものなんだよね」


「だな。このホットミルクセーキも、この前ばーちゃんからメールでレシピ教えて貰ったし」


「そうだよね。お店は閉めちゃったけど、今度、遊びに行こうか。ユウ抜きで」


「燈って、時々酷いよな」


「いやいや、ここは男が一人入ると気を使いますし」


「……で、燈ちゃんはさっきから何を飲んでるのかな」


「缶入りのお汁粉」


「耀がコーヒー飲んで、私がミルクセーキ飲んでる流れで、一人ユウの婆ちゃんと関係ない缶入りお汁粉飲むか、ふつー!」


「いやだって、外出た時、寒いから買ってきただけで、別に話がそういう流れになるとは思っていなかったんだもん」


「そうだよ、燈ちゃんもあたしたちと同じように、ユウくんのお婆さんが作ってくれたものを飲むべきだよ」


「でもコタツ入ってるとはいえ、冬にクリームソーダはちょっと……」


「ホットクリームソーダとか駄目かな?」


「いや駄目でしょ。想像できないっていうか、想像したくないし。それに耀ちゃん、今週もコタツで酔ってるでしょ!!」

webTextRadioルミナス 第0回

2016-12-11 20:49:20 | 書き下ろしSS
輝夜学園中等部アイドルコース寮。耀、燈、晶の部屋にて


「冬はやっぱりコタツだねえ。ステージもいいけど、やっぱりアイドルはコタツだよ」

「いやいや、アイドルとしてその発言はどうなのよ。耀ちゃん」

「アイドルだってコタツの魅力には敵わないよ! だって寒いんだよ、外は!」

「うん、まぁ寒いのは分かるけどさぁ……」

「ただいま~~。って、おい。コタツじゃないか。コタツ」

「晶ちゃん、お帰り~~。冬梨さんのライブどうだった?」

「うん、かなり盛り上がっていた。今のところバンドコースだとトップクラスだな。それにしても今年はコタツ出すの遅かったんじゃないか」

「うん、家からお気に入りのマイコタツを送って貰おうと思っていたんだけど、それだとあたし一人しか入れないから。それで三人で使えるのを、譲って貰ったんだ。晶ちゃんも入りないよ」

「言われなくても、入るって。お~~、暖かいなあ。やっぱり日本の冬はコタツだねえ」

「だよねえ、これでホットミルクか甘酒でもあるといいんだけど」

「私は温かいミルクセーキでもいいな」

「それでなんで二人して私の顔を見てるのかな?」

「コタツ、セッティングしたのはあたしだよ! 晶ちゃんは帰ってきたばかりだし」

「そうそう、ライブの見学も勉強の一環だもんね」

「燈ちゃんだけ何もしないでコタツに入ってるのはどうかなって……。ねえ、晶ちゃん」

「あ~~、もう分かったわよ。じゃあ温かいココアでいい? インスタントだけど。ちょうどミルクもあったはずだし」

「いいよ~~、燈ちゃんがミルクセーキ作ると茶わん蒸しになっちゃうし」

「耀ちゃん、今日はなにげにちょっと毒舌モードだよね」

「あ~~、耀は昔からコタツに酔うからな。コタツに入ると気分良くなっちゃっう、あのパターン」

「ああ、そういえばそうだったね。耀ちゃん、昔からコタツであったまると、とろ~~んと蕩けちゃうんだった」

「え~~、そんな事ないもん……」

「酔ってる、酔ってる。……あれ、コタツの上のこれ。なんだ? マイク? ICレコーダー?」

「ふふふ、気付いてしまいましたか。晶さん!」

「気付くも何も、これだけ堂々と置いてあれば分かるだろう」

「ゴメン~~、晶ちゃん。あたしは全然気がつかなかった」

「まあ耀はコタツに酔ってるからな。で、燈。これなに?」

「マイクだよ、見ての通り」

「なんでマイクがっ……。あれ、これスイッチ入ってるぞ! しかもPCに繋がってるじゃん!」

「はい、その通り! 実は今の会話は実況中継されていたのです!」

「はぁ、なんだよ。それ! 私たちのプライベートだだ漏れじゃないか!」

「大丈夫だよ、晶ちゃんが帰ってくるちょっと前にスイッチいれたばかりだし、次回からはちゃんと事前に言っておくから」

「って、言うかなんでそんな事をしてるんだ?」

「私たち『ルミナス』がパーソナリティを務めるwebTEXTラジオをやろうという事になって、今回がその第0回なのです!」

「それにしたって、事前にちょっとは言ってくれても……」

「(。・ ω<)ゞテヘペロ。ゴメンねえ、でもそういうプライベートな雰囲気が好きという人もいるからね」

「えへへへ、なんか大変だねえ」

「あ~~駄目だ。耀は完全にコタツに酔いつぶれてる」

「そんんわけで私たちが割とどうでも良い事をおしゃべりしていくTEXTラジオを始めますのでよろしくお願いします~」

(TEXTラジオについては拙著『グロリアスドーン』(HJ文庫刊)巻末企画「テキストRadioグロリアスドーン」を参照ください。まあよくあるキャラクターのメタネタ会話コーナーです('ω')ノ

没キャラ その2「ナビゲーターキャラ」

2016-12-04 21:24:35 | 裏話・こぼれ話
厳密に言うと没キャラかというと微妙なところですが「悠人が魔法のスマホを使って、アイドルたちを影からサポートする」というプロットの段階で「魔法のスマホにナビゲーター的なキャラが住んでいて、あれこれ悠人にアドバイスをしたり、説明役になる」というアイディアがありました。
で、そのナビゲーターキャラをどうするかという事で、同じHJ文庫から刊行されていた『グロリアスドーン』のティセ子さんこと、ティセを使おうかと考えていたのですよ。
『グロリアスドーン』とは直接関係なしに、「魔法のスマホ内に住んでいる妖精的存在」として考えておりました。もっとも性格、言動は『グロリアスドーン』のティセそのままです。
HJ文庫以外の某レーベルの編集さんと新作の話をしていた時、先方から「出来ればこのキャラは『グロリアスドーン』のティセみたいなキャラにしてください」と名指しされた事もありまして、割とその筋(^^;からは評価が高く、私も何らかの形で再登板させてやりたいと思っていたのですよね。『グロリアスドーン』のイラストを担当してくださった四季童子先生からも「ティセはこのままにしておくには惜しいキャラクター」というお言葉もいただきましたし。

しかしHJ文庫の編集さんから「なまじ前作のキャラが出てくると、そちらを読んでない読者を置いてけぼりにしてしまう」という指摘もあり、最終的にプロットそのものが変更になったという経緯もあって、結局ティセの登場は見送りになってしまいました。

まあ続編があれば輝夜学園の生徒会長とかで、さらっと出しても面白いなあと考えているのですが(^^;。