アメリカで働く臨床栄養士のブログ

内科ICU栄養士。食が大好きな一男一女のママ。日本と異なる医療・栄養事情、過去に書いた情報は既に古いことも…あしからず。

大学院終了

2011年09月16日 | 大学院
卒業式に参加していないので実感がありませんが、無事に大学院を終了しました。でも卒業証書が手元にないので全く雰囲気ゼロです。本当に卒業したのかな…みたいな。とりあえず臨床栄養学修士となりました。

学校はとにかく大変でしたが、物凄~く勉強になりました。この大学院(ニュージャージー医科歯科大学の臨床栄養学)に行ったおかげで、臨床栄養士としての仕事の仕方ががらっと変わりました。なんと言えばよいのでしょう、、以前は患者さんのアセスメントはまるで、モノクロ活字の情報を分析していたような感じでしたが、今では4D&フルカラー&音響付きの大画面の情報を分析しているような感じです。臨床栄養士ってあまり役に立たない…なんて思ったこともありましたが完全な間違いでした。まだまだ知らないことがどっさり山のようにあるので、臨床栄養士として退屈することはまずないと思います。

今年になって栄養スクリーニングをしてくれるダイエットテクに加えて、毎日患者さんの好きな料理のオーダーを受けて、それを配膳してくれるダイエットレプを採用してからは、本当に栄養アセスメントに集中できるようになりました。今の環境に感謝感謝です。

話が随分それますが、私が住む地域にある子供病院には、入院専門と外来専門を合わせて26人のRDが勤務しています。医師たちはRDをもっと増やせと要求しているそうです。ちょっと私もびっくりです。



またまたドクターローテーション

2011年09月02日 | お仕事
9月になって研修医の担当医がローテーション。新しいローテーションの開始後はもう戦場(?)。指導医とラウンドする研修医で足の踏み場がないくらい(笑)。内科ICUに専属チームが1つ、急性期内科5階に内科チームが5つ。あと専門医チームもどっさり。1チームあたり指導医1人、研修医1年目~4年目が3,4人、そして医学生が2人くらい。ナースステーションがごった返していました。今週の3連休を前に、栄養処方が気になる高リスクの患者さんが今日は沢山いたの次々とラウンドに飛び込んでいきました。この時期はそうでもしないと提言したとおり栄養処方がしてもらえません。指導医がいる場で話をするのが手っ取り早いのです…。一応暗黙の了解ではちょっとしたお願いや提案の時は1年目研修医ドクターにまずはコンタクトすることになっています。もし無理なら2年目、それでもダメなら3年目…というような感じです。

どのドクターがどの患者を担当しているのか判断するのも大変、何と言っても入ってきたばかりの研修医の名前と顔が一致しませんので。。。今日はカルテにアセスメントを書く暇がほとんどありませんでした。