Fly with the Angels(ブログ)

エンジェルセラピープラクティショナー®、レムリアン・ヒーリング®ティーチャーのルイーズ☆Louiseです。

過去世への旅 (インド編 Mさんの過去世2)

2009-12-13 01:17:17 | 過去世への旅
前回の続きです。

この祖母は非常に熱心に仏教を信仰していましたが、
自分や息子夫婦、そして孫のために、
来世への功徳というのでしょうか、
それのために孫をお寺へ預けることにしました。
息子夫婦への相談もなく、おそらくはそれが
私たち家族全員のためになると宗教的情熱にかられて、
あまり後先を考えずに行った行動だと思います。

もちろん彼女は、お寺での修行が大変で、
何年もかかるものだということもまったく考えなかったと思います。
数ヶ月、あるいは数年で孫は仏さまの化身のように立派になって
帰ってくるのだと信じていたのかもしれません。
彼女自身は家族みんなにとってよかれと思って行動したことでしたが、
これはもちろん「一人息子を独断で寺へ預けるなど、とんでもない。
すぐに連れ帰してくれ!」と息子夫婦に怒られました。
素朴に仏教を信じて良かれと思って行った祖母の行動でしたが、
息子にそう言われ、おろおろしながらお寺に事情を説明し
孫を帰してくれるように頼みにいきました。
しかし、その返事は「もう少し早ければ・・・」ということでした。
お寺で食物を食べたという理由からか、しばらく寺で生活をしてしまったので、
すぐには返せないので数年間預かって修行をさせるから、
そのときにまた迎えに来なさいと言われてしまいました。
実際にそのような規則や習慣があったのかはわかりませんが、
このように言われて仕方なく祖母は家に帰ることにしました。
「数年ぐらいなら・・・」と息子夫婦も「学校で学問と教養を
身に付けさせる」ぐらいの気持ちになったのかもしれません。

しかし、その数年もたち、彼は10歳ぐらいに成長していたかもしれません。
もう息子も成長したし、そろそろ家に戻ってほしいと、
今度は両親も一緒に迎えにやってきましたが、
もう寺での生活にすっかり慣れてしまった少年は帰ると言いませんでした。
両親や祖母も困りましたが、寺のほうでも「それではもう何年か
修行してから帰りなさい」ということになってしまいました。

現代の学校のように卒業という区切りがなければ、
その場所にいることがとても楽しければ、
子供は帰るなんて言いませんよね~(笑)
幼い頃に預けられてからずっとお寺にいたためもありますが、
帰ると言わなかったのは、それだけここでの生活に彼は満足していたのと、
そしてお坊さんになることをMさんはこのとき人生の
目的にしていたのかもしれませんね。

その後また数年がたち、彼は13~4歳ぐらいになっていましたが、
両親はもう一度、今度こそ息子を家に戻そうとまた迎えにやってきました。
数年前には子供が楽しい場所から帰りたくないような
「まだ、帰りたくない・・・」という漠然とした感情でしたが、
このときにもうすっかり成長していた少年の意志ははっきりとしていました。
「寺で一生を僧侶として暮らし、家に戻ることはない」と両親に伝えました。
両親はたぶん悲しんだことと思います。
自分の母親(祖母)が来世のために良かれと思って仏さまに捧げたとはいえ、
一人息子がずっとその生涯を寺で過ごすことになろうとは
思っていなかったことと思います。
もうこうなった以上、祖母の言うとおり家族からお坊さんが出たことで、
ご利益があることを祈る以外に仕方がありませんでした。

このときの別れ際に息子が母親に「お母さん、
あなたは妊娠していますね。」と不思議なことを言いました。
彼には多少のサイキック力があったのか、
とても直感力に優れているように思いました。
しばらく後に弟が一人できるので、彼が自分の代わりに
両親のそばにいてくれる人間になることを予見していたようでした。
もちろんこのときには母親はまだ妊娠もしていないし、
もう40代近い身でもあったので、
再度妊娠するとはまったく思っていなかったので、
この言葉にとても驚き信じられないと思ったようでした。
弟ができることで親孝行のできない自分の罪滅ぼしになればと
彼も考えたのだと思います。
そして彼の両親は落胆して家に帰っていきました。

もちろん彼のほうもこの選択でよかったのか深く迷っていました。
家に帰ろうかという思いももちろんあったようですが、
幼い頃から寺で暮らし俗世をまったく知らなかったので、
俗世間で暮らすことにはやはり恐さもあったようでした。
しかし、家族を振り捨ててしまったことにやはり悩み、
導師に相談もしたようでした。
その反面、真に悟りを開いた者なら、
俗世の親子関係に心を痛めることもないのに、
自分はまだ心が甘い、修行が足りないとも思っているような
複雑な心の葛藤を感じてもいたようでした。



~~~続く~~~




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