アイ・アム・レジェンド

独りぼっち。
予告とだいぶ印象が違う映画でした。

ウィル・スミスだから、ある種の安心感がありました。
きっと希望を持った終わり方はするんだろうなって思って。
「たった独りの男」というのにすごく面白そうって思うんですけど、何だか観ていくうちにある程度の予想は付いていたで、あぁやっぱりねって終わり方ではありました。
始まりが訳わからない状態から始まり、何があったのかを少しずつ明かしていきます。家族との別れだったり、新薬被害、空気感染。。。
結果的にNYで一人になってしまった男なのですが、きちんと一日中何しているのか教えてくれるので、それが興味深かったです。
この辺は色々、ツっこみどころもあるのですが（苦笑
意外にしっかり生活していらっしゃるのだなーって。
でも観終わったときにどっと疲れが出てきました。
だってあの手の怖いのは苦手なんですものー！
行っちゃいけない所に行ったりして、静かな中で突然何か出てきてでっかい音がするの。
あれが何よりも怖いです。
もう、サムが行っちゃった暗がりとか最悪です。
「うわー、絶対くるし・・・」ってわかりきっているのに、出てくるとビビリます。
バクバクで、嫌だー嫌だーってなります。
弟は終始、耳ふさいでいました（笑）
基本的には誰もいないので、とても静かなんですよね。その静けさがまた怖い。
昼間は出ないってわかっているけど、何となく恐怖感があったり。
だから全編緊張しっぱなしで、やたらに長く感じたのでした。
1時間40分の上映時間なのに、ものすごい長い時間映画を観ていたようです。
ただ最後の方はちょこっと慣れたかな。意外に顔が怖くなかったので。
あいつらは人間としては退化していると言っていたけど、あいつら的には進化していてましたよね。
ネビルの行動を見て、知恵を付けていましたし。
そのうち昼間でも動ける方法を身につけるんじゃないかって心配になりました。
あと血清を作っても、あいつらに打つのも大変そうだし・・・大丈夫なのかしらと、最後はそんな風に心配になった映画なのでした。
んでも面白かったですよ。

今回はウィル・スミスより犬が良かったです。
きちんと演技しているのよね！
サバイバルのパートナーとしての役割を、しっかり果たしていました。
しかもべっぴんさんでしたし（笑
あとは静かなＮＹが印象的でした。とうもろこしも出来ちゃうんですね。