今日もミューズが微笑んで

歌うように暮らしたい。アートの道探しを楽しむJasmineのきままな日々。

祝!出演2000回

2011-06-12 | いろんな舞台鑑賞ノォト

キャラメルボックス サマーツアーは「ヒア・カムズ・ザ・サン」「水平線の歩き方」の2本立て上演。

大震災当日の3月11日はスプリングツアーの時期で、私も鑑賞日変更をせざるを得なかったのですが、あの日が今回のサマーツアー予約開始日だったそう。
震災後今でも続く「自粛」ムードにより、劇団の運営は大変な状況にあるのは、今回のプログラムが冊子でなくてA4の厚手の紙の両面。。。ということでもわかります。


演劇も音楽も、受ける側にとって「娯楽」に相当するジャンルに携わる人々はある意味の災害における二次被害者・・・。そんな環境を受け入れながら自分たちは、変わらず観客にパワーを送り続ける。いやはやそのエネルギーはどこから来るんだろう。。。。

そして今日はもう1つとてもうれしい出来事があり、それを共有することができました。
「ヒア・カム・ザ・サン」に出演していた劇団創立からのメンバー、大森美紀子さんの出演2,000回目の舞台だったのです。
大森さんといえば、劇団のマスコット「みき丸」の生みの親。
今日の公演に来場した人たちに記念のタオルが配られました。
それにしても、2,000回・・・。すごい記録です。

演劇の世界での記録としては森光子さんの放浪記出演2,000回とか、森繁久彌の デヴィエ(屋根の上のバイオリン弾き)役で900回などが記憶に新しいですが、同じ劇団の中での記録とはいえ驚愕です。
どうぞこれからも素敵な物語をたくさん私たちに届けてくださいますように。
彼女にとってそんな思い出深い舞台の時間を共有することができて、ちょっと得した気分でした。


ご主人でキャラメルボックスの顔とも言える西川浩幸さんが4月に脳梗塞で倒れていたという話を、先日、一足先に今回の舞台を観ていた友人に聞き心配していましたが(そのため、今回は岡田達也さんが代役を務めました)、その西川さんも奇跡的なスピードで回復を遂げたとのこと、明日の「賢治島探検記」から復帰するそうでちょっと安心。
(賢治島探検記は、阪神淡路大震災後に、街頭でもできるお芝居として宮沢賢治の作品を語りを中心にアレンジしたお芝居で、まず東京で上演しその後東北の被災地に持っていくという計画があるそうです)

そういうことが起こりうる世代に入ったのだ、というのは26年という劇団の歴史と共に歳を重ねてきた大森さんの出演記録の裏側に潜んでいる事実でもあり・・・
どうぞ、元気でいくつになっても夢とパワーを送り続けてくれる劇団としてがんばってほしい、心から願っています。

 

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