お.寒.い.電.子.工.作...

技術もノウハウも知識も情報も人脈もコネもカネも測定器も無いけど、たまーに電子工作に挑戦する「ゆるーい」ブログ。

ソフト機能追加しました

2012-11-04 18:47:45 | CQ-DDS

SAVE/LOAD/BITMAP/PRINT のボタンを追加し、対応する機能を実装しました。

BITMAPボタンで出力される画像は、以下のような感じです。

Y軸の「db」はかなり怪しいところもありますが、「Y=0からの相対的なdb値」を示しています。ログアンプAD8307のデータシートをもっとよく読む必要があるかもしれません。

ちなみにこの測定結果は、AMラジオの455kHzのIFTを測定してみたものです。整合とかそういったことは一切無視して、トラ技DDSからの出力(3dbmくらい, 50Ω)をIFTの一次側の片方に。ログアンプ側の入力(50Ω)にはIFTの一次側のもう片方を接続。それでもこういうカーブが観測できたんですね。並列共振回路ですから、共振周波数ではインピーダンスが無限大、つまり信号がログアンプ側に伝達されないのでガクンとディップ(?)するわけです。

ツールの画面をクリックすると、その場所の「周波数とdb」が表示されます。

同様に、6MHzの水晶を直列につないで見ると、以下の観測結果がでました。

ヒゲが出ているのが気になりますが、とりあえず「大筋では問題なし」と楽観的に楽観しています。技術的には大きく間違っているかもしれませんが。

10.7MHzのクリスタル(たぶん)フィルタのデータは以下のようです。

普通であれば、X軸は対数目盛りにすべきなのですよね。いずれ対応したいと思います。

それにしてもこんなグラフがカンタンに作れるなんてDDSってやっぱりすごいんですね。絶対的な測定器としては「お話にならない」のは十分承知していますが、私のようなドシロウトがチョコチョコっとハンダ付けしただけで、「こういうデータ」がマウスのクリックひとつで得られることに驚愕します。

 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
FRMS (wkn)
2012-11-06 19:12:10
いいかんじですね。
グラフのデータ数は何点くらいでしょうか。

トラ技DDSのソフトは余計な機能が多くて遅そうですが、どの道グラフのハードコピーを取るので、リアルタイムでなければbmpファイル出力でいけそうですね。

とりあえず、RubyのシリアルライブラリでDDSを動かしてみようと思います。
グラフ描きソフトも作らないといけませんが。
返信する
測定については (CY7Cxxx)
2012-11-06 21:54:41
データ数としては、上から順に、
400個(500Hzステップ)
4000個(25Hzステップ)
4000個(500Hzステップ)
です。4000ステップを測定するにも、体感的に「5秒くらい」な感じです。実測してません、すみません。

>トラ技DDSのソフトは余計な機能が多くて遅そう

CDに入っていたソースは、以下のように修正しました。
①余計な部分(拡張基板サポート部分)はバッサリと削除。いろんなPICマイコン対応の#ifdefも全部削除、スッキリ。
②ソースのインデントも自分の基準に改めました。
③英語のコメント(自分にとっては読めないコメントなので意味無し)は全部削除。スッキリ!

また、TeraTermインターフェースは冗長すぎて結構なのですが、自分のポリシーでは納得できないのでコマンド体系を最適化した結果、TeraTermではつながらなくなりました(笑)

PC側のツールと、DDS側のファームウェアの独自のプロトコルを構築した、という訳です。

独自とは言ってもCDCであることに変わりはありません。

>どの道グラフのハードコピーを取るので、リアルタイム

リアルタイムなグラフは、市販のスペアナでお願いします...ということで。静的な部品の特性を見るのが目的なので、スペアナとタメを張ろうなどとは思っていません(笑)。

グラフはBITMAPファイルでの出力もできますし、「PRINT」ボタンでプリンタに出力すれば、プリンタの解像度で「ステップ」を忠実に印刷することもできます。

あとは「ツールの『重ね表示』機能ですかね。定数を変更したフィルタの特性が、どんなふうに変化したのか、色分けして表示する機能がほしいところです。
返信する

コメントを投稿