めそのたわごと

夢の場所へ 揺られながら 汽車に乗って

最近観た映画 ~家で観た編①~

2006-12-13 19:00:35 | cinema
続いて家で観たやつ①です

インストール

高校生の朝子は、毎日学校へ行くふりをしては、母親が出勤すると家に戻る毎日を送っていた。そんなある日、自分が捨てたパソコンを拾った小学生のかずよしに風俗系のチャットをするバイトを紹介され……。
一言で言えばすごく不思議な感じでした。これを観てから原作が読みたくなって、本屋のバイトで15分の休憩時間に急いで読んだんですが・・・時間が気になって全然集中できませんでした_| ̄|○時間を気にしないで座ってゆっくり読みたいです。

バティニョールおじさん

1942年、ナチス占領下のパリ。ドイツ軍はユダヤ人検挙の協力をフランス国民に要求していた。肉屋を営むバティニョールは、ナチス支持者の娘婿が隣家のユダヤ人、バーンスタイン一家を密告したことから図らずもナチスに協力してしまう。おかげでバーンスタイン家の財産まで引き継いでしまうバティニョール。そんなある晩、バティニョールのもとにバーンスタイン家の12歳の息子シモンが現われる。連行先からなんとか逃げ出してきたのだった。慌ててシモンを匿うバティニョール。仕方なく、シモンをスイスへ逃そうと画策するバティニョールだったが…。
フランス版ライフ・イズ・ビューティフルといったところでしょうか・・・反発しながらも、本当の父親に対してするように甘える姿がいじましかったです。テーマは重くて悲しくもあるけれど、可笑しくもあり、心温まる要素もあり、こういうのがフランスのエスプリなんでしょうか??なるべく関わりたくないのに巻き込まれてしまい、ピンチに巻き込まれたりしながらも子供たちのために奔走する、本当にどこにでもいそうなおじさんが微笑ましく素敵でした。ラストは爽やかだけど"子供たちが家族と再会することは二度となかった"というのがやっぱり悲しかったです。自然に、素直に感動できる映画です。

少女の髪どめ

冬のテヘラン。17歳のラティフは建設現場で買い出しなどの楽な仕事についていた。ある日、その現場で転落事故が起こった。不法に雇っていたアフガン難民ナジャフがケガを負い病院に運ばれ、その息子ラーマトが代わりとしてやって来る。だが、ラーマトが力仕事をこなせないため、ラティフの仕事と替わることに。これに不満げのラティフだったが、ある時、偶然にもラーマトが女の子であることを知ってしまう。ラティフはいつしかこの長い髪の美しい少女に惹かれていく。そして、彼女をそばで見守り続け、ただひたすら彼女の秘密を守ると心に誓うのだったが…。
運動靴と赤い金魚の監督の作品だというので借りてみました。イスラムのことをあまり知らないせいか、ちょっとよく分からない部分もありました。でもセリフとか無駄な音がなく淡々とした美しい映像がよかったです。全然知らなかったけど、イランでも雪って降るんですね・・・それにしてもこの男。本当に不器用です。お金をあげればいいってもんじゃないでしょう?それとも、その辺の考え方も違うんでしょうか・・・物言わぬ少女はアフガン人の象徴だそうです。ヘアピンに残った髪の毛と、最後の水溜りの足跡が印象的でした。

8月のメモワール

1970年8月のある日、ミシシッピー州ジュリエットの故郷にスティーヴン・シモンズは久しぶりに戻ってきた。彼は、ベトナム戦争での深い心の傷のため精神治療のリハビリを受けねばならなく、長く留守をしていた。しかし、帰郷したばかりの彼の目に飛び込んできたのは、今まで住み慣れた家が強制的に取り壊される姿だった……。
この男の子、ロード・オブ・ザ・リングの人でした。ストーリーは展開が読めてしまうのですが、それでも、味わい深くいい映画だと思います。原題の"The War"というのはリディアが宿題で提出した作文のタイトルなのですが、この作文の内容、そしてお父さんが伝えようとしていた"闘うことの無意味さ"というのが心に残り、こないだの『硫黄島~』を観ているときにも思い出されました。

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