カラス注意報に続きまして、鉛中毒注意報の発令です。
鉛中毒に季節性は無い気もするのですが、初夏や秋に多い気がします。
今月は非常に多く、もうすぐ両手で数えられなくなりそうです。
多いときは集中します。ここ近年は落ち着いていたのですが、なんでだろう?
特に、自由放鳥している方は要注意です!!
放鳥は、必ず、見ているところで!!
部屋からは鉛源となるものは、除去しましょう!!!
特にカーテンの下についている錘が要注意です
以下、拙著『コンパニオンバードの病気百科』から抜粋です。
潜在的な鉛の源 *AvianMedicine(WingersPublishing)参照
・重り(カーテン、ペンギンのおもちゃ、釣りやダイビング、セーリング、ボートの付属品、ホイールバランス)
・鉛の鳴子入りのベル
・バッテリー
・ハンダ
・ショットガンの鉛散弾
・エアーライフルの散弾
・鉛が基剤の塗料(ニス、ラッカー)
・鉛の乾燥剤入りの無鉛塗料
・鋼製金網
・亜鉛線(鉛と亜鉛)
・一部の潤滑油(ナフテン酸鉛)
・シャンパンやワインのボトルホイール(一部)
・電球の基部
・リノリウム
・汚染された骨粉および白雲石産物
・有鉛のガソリンの煙(吸入)
・釉薬をかけた陶器(特に輸入雑貨)
・アクセサリー
・汚染されたイカの甲
・漆喰
・ステンドグラス(装飾グラス)-鉛の継ぎ目
・種まき用の種(ヒ酸鉛塗布)
鉛って、なんか身近にチマチマ含まれていて怖いですね。心配になってきました。
我が家の放鳥部屋は洋間なので、心配になって母に『カーテンに鉛の重りなんか入ってないよね..』と訊いてみたところ、『ウチのは全部チョー安物だから重りなんて全く入ってない』と言われ、ビミョ-でした
ステンドグラスだってないぞ。貧乏だから
100均のグッズでも金属モノは怖いですね。
お鳥さまへは、木製か人間が食べ物に使うステンレス製のものをチョイスしています。
でも、鈴のキーホルダー..危ないかな
そして汚染されたイカの甲って..どうやって見分けたらいいですか?
北海道に住むセキセイインコ2羽を飼っている者です。
コンパニオンバードで執筆されている先生の記事・見解は、いつもとても参考になっております。
(コンパニオンバードの病気百科は金欠でまだ購入できていませんが、近々ぜひぜひ買って読みたいと思っています)
鉛中毒は症状が特に怖いですね。
初夏や秋に多いというのが謎ですが、放鳥時など注意していれば、かなり防げるようにも思えます。
実際、放し飼いなどしている飼い主さんが結構いたり、鉛・亜鉛など異物を食べて中毒死した鳥さんの話も聞いたことがあります。
鳥に対する注意力の薄い鳥飼いさんが多い事を悲しく思いますが、もっと注意して欲しいという思いもあり、自身のブログで本日「鉛中毒」に関する記事を書きました。
その際に色々と情報を探し、こちらのブログへたどり着き、そして勝手ながら、こちらの記事をトラックバックさせていただきました。
それでは、失礼致します。
先生、お体にはお気をつけて。
カーテンウェイトって安いカーテンでもけっこう入っていることがほとんどなんで、ぜひチェックしてみてくださいー
汚染されたイカの甲って、なんなんでしょうね?翻訳時になんのことだろうと思ったのですがわかりませんでした。
いずれにせよ、イカの甲やボレー粉は自作がおススメですよーb
MariRoseさんはじめまして。
トラックバックってはじめて見ました
(実はブログってものがよくわかっていません・・・)
啓蒙に参加いただけるのはもちろんありがたいことです!!
日々の注意は大事ですよね。
無責任放鳥(*)をなくすだけでかなりの数の病気は防ぐことができると思います。
ただ、まったくカゴの外に出していない、ケージもステンレス、おもちゃも入っていない、という仔でも鉛中毒がおきたことがあり、
その時は餌に混入していたのでは?と疑わざるをえませんでした。
からつき餌は袋ごと振るなり、トントンするなりして、金属などの重いゴミを沈下させて、上の種だけ使ったほうがいいかもしれないですね。
*無責任放鳥・・・監督せずに放鳥すること。今作った造語です
先日は我が家の子供たちがお世話になりました。ダイエット大作戦、好調です。
その後、我が家のカーテンを調べまして、全くウエイトが入っていないことが判明。
なんと私や弟がまだ小学生だった頃からの年代モノでして、当時存命だった祖父母が、『孫たちが間違って口に入れたりしたら大変..』と特注で鉛抜きでこしらえさせたそうです。
鳥を飼って知る祖父母の恩..
汚染されていると見た目で分かりますか?!
イカの甲で体に悪いなら、ボレー粉の中に混入しちゃってる、結構大量のフジツボは大丈夫なのかしら・・・?
(まだまだ原稿は溜まっているのですが・・・)
雪丸のママちゃんさん
ちょっと感動しちゃいました。
すごいですね。今でこそ情報は幾らでも手に入れられますが、それでもカーテンに鉛が入っていることを知らないことは多いです。
んーすばらしきは愛の力!!
kikumiさん
すべての選択にリスクはついて回ります。
有機野菜は農薬の心配が無い代わりに、有機肥料による細菌の汚染を受けている可能性が否定できません。ただそれもしっかり水洗いすればそのリスクも軽減します。
リスクをゼロにすることは生き物を飼う以上困難ですが、それでも知ることで軽減することができます。
がんばりすぎなように、がんばってください(^_^;)
noharmさん
なんでしょうね、汚染されたイカの甲って・・・
汚染されたものを見分けるよりも、安全なものを使用することをお勧めします。
幸い、ボレー粉もイカの甲も、人間の食用として出回っているものの廃棄物が入手可能です。
おすし屋さんとかで、牡蠣の殻や、イカの甲をもらって、良く洗って使うのが一番安全な方法です。
病院のe-mailアドレスに連絡もらえますか?
こうして残された言葉を見ると、
深い思索と経験に基づく人生訓ですよね。
宗教というよりももっと泥臭い何かを感じます。
きっと自分にも強く言い聞かせながら生きてたんでしょうね。
なかなか強く生きるのは難しいです。