先日、都内某所で鳥の先生たちと会合していた所・・・
GReeeen H先生:「先生は知ってるよね? PDD、ボルナウイルスで決まりそうだって話」
オレ: しらねー
いや、確かにこういった情報をいち早く入手するのが趣味なのですが・・・。
うーん、最近ちょっと忙しすぎて・・・(イイワケ)。
まぁそれはともかく、ようやっとPDDの原因ウイルスの種類が明らかになりそうです。
http://www.cdc.gov/EID/content/14/12/1883.htm
これまで紆余曲折ありましたが、今回の情報はかなり有力です(とはいえ、確定にはまだまだ時間がかかりそうですが)。
PDDは、さほど多く診断される病気ではないのですが、原因が明らかでなかったり、難治性疾患であったりで、飼い主さんの間で一時期かなり大きな話題となった病気です。
なんらかの病原体によって胃の神経がおかしくなって、胃が伸びてしまうところから、Proventricular Dilatation Disease(腺胃拡張症)と呼ばれています。
発症すると、徐々に痩せ細り、亡くなります。根治させる治療法は今のところなく、神経炎を緩和して進行を遅らせるたり、専用の流動食で延命するにとどまります。
診断も、これまでは胃(あるいはそ嚢)を一部切り取って、病理組織検査してみなければわからず、かなりやっかいな病気でした。
それが、病原体がわかったことでPCRを使って検査ができるようになるかもしれませんし、治療薬も新たな試みができるかもしれません。
なんにせよ、これから色々と情報が増えてくるものと思われます。
追加情報にご期待を・・・