随想録とメモランダム

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自民党にくいこむ統一教会

2004年11月09日 | 政治
統一教会系が中山文科相側に献金 昨年11月、党支部に (朝日新聞) - goo ニュース

さもありなん、といった感じのニュースである。
自民党内の極右が統一教会と手を結んでいることは、知る人ぞ知るところなのだから、やっと表に出たかというのが正直な感想だ。

文鮮明主義の批判―統一協会の過去・現在・矛盾[榊 利夫 (著)]
「第3部 対宗教界・自民党との癒着・霊感商法(宗教界の平和的・民主的動向に反対する者
自民党の別動隊」にもあるように、統一教会は自民党の右派と昔から結びついているのだ。

「統一教会は、霊感商法による強引な訪問販売や合同結婚式への参加強要が社会問題化。
各地で元信者らから起こされた訴訟では、違法な勧誘に法人としての使用者責任を認める判決が相次いでいる。」
と記事に書かれてるのは常識中の常識だが、

勿論統一教会は他にも数々の問題行動を起こしている。
たとえば「世界日報」という機関紙で盛んにジェンダーフリーに対しバッシングしている。
ちなみに、ジェンダーフリーとは「社会・文化的に作られた性=ジェンダーに必ずしも縛られる必要はない=フリーという意味」
(“人間と性”教育研究協議会)である。

同時に「勝共連合」(正式名称は国際勝共連合)という下部組織を持っている。
今時わざわざ共産主義を目の敵にしてあることないこと言いふらすのは馬鹿げているとしか思えない。

しかも日本会議と統一教会は手を組んでいるらしい。

ちなみに日本会議とは、神道政治連盟や生長の家など、保守反動政治家との関係が深い宗教団体の連合体である。
最近日本会議がしでかした悪事の一つに、今回の本宮ひろ志『国が燃える 』に対して圧力かけた事件がある。
この事件の中心となったのは、衛星テレビ局「ちゃんねる桜」と、それに関係の深い地方議員なのだが、
ちゃんねる桜は、「日本会議」の提供を受けているのだ。

国が燃える 7


余談だが、石原慎太郎都知事のブレーンの一人に、明成社社長の石井公一郎(【ブリヂストンサイクル】元会長)がいる。
明成社は、【日本会議】関係の図書を出版するためにつくられた出版社である。
日本会議のホームページによると、明成社は日本会議の推薦図書を扱う「提携団体」と位置付けられていて、
住所も日本会議と同じであり、東京目黒区青葉台の同じビルの同じフロアに事務所がある。
郵便受けは、日本会議・明成社と日本青年協議会が同じものを使っている。
そして石井公一郎は日本会議副会長で「つくる会」の熱烈な賛同者、教科書改善連絡協議会副会長などの顔をもつ人物である。
そしてブリジストンは、鳩山由紀夫の実家である。

参考・引用↓
http://d.hatena.ne.jp/claw/20041025

『中山氏の地元事務所によると、中山氏の地元の会合に世界平和連合のメンバーも出席したことがあったといい、献金については「問題だとは思わなかった」と話している。』

・・・問題だと思わなかったことが一番問題なのではなかろうか。
中山文科相に閣僚の資格はない。今すぐ辞任して欲しいものだ。

余談:
この問題を取り上げている他のブログ:
統一教会系が中山文科相側に献金 昨年11月、党支部に:弁護士紀藤正樹のLINC TOP NEWS-BLOG版