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憲法24条見直し
キックオフ集会は大成功!によると、
「男女平等と個人の尊厳を憲法から消させない!!
★STOP!憲法24条改悪キャンペーン☆キックオフ集会★」
は、幸い大盛況で満員となり、熱気のある集会となったとのことである。
少しホッとした。
さすがにここまで社会が右傾化するとやはり皆も危機感を持つだろう。
ただ、闘いはまだまだこれからだ。
今の小泉政権は「神道政治連盟」に加盟している議員が牛耳っている極右政権なのだから。
○ちなみに、11月11日付の英文朝日(International Herald Tribune/asahi)に、
11/4付け朝刊家庭面「憲法24条見直しNO! 婚姻は両性の合意 夫婦は同等の権利」
(竹信三恵子記者)の英訳の記事が載っている。
BACKLASH: Revisionist thinking
By MIEKO TAKENOBU, The Asahi Shimbun
(International Herald Tribune / Asahi
2004/11/11)
http://www.asahi.com/english/opinion/TKY200411110176.html
この問題についての分かりやすいお勧めの本
憲法24条+9条―なぜ男女平等がねらわれるのか
表紙
●直前まで紹介し損ねてすみませんでした。
AVCが、2004年度後期 アジア理解セミナー【連続講座:全6回】
( 単発の参加も可能です)
【社会変革とジェンダー Social Transformation and Gender】
を11月13日土曜から始めます。
-------------(
アジア理解セミナーより引用)-----
第1回 11月13日(土)19:00-21:00
「文化」「伝統」とジェンダー
― 女人禁制に取り組む ―
講師: 源 淳子さん
(関西大学人権問題研究室、
大峰山女人禁制の開放を求める会共同代表)
(講師からのひとこと)
2004年7月、自然がはぐくんできた「文化的景観」として「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界文化遺産に登録されました。
しかしこの登録には、重大な問題が含まれたままです。
エリアの中の通称・「大峰山」の「女人禁制」を容認したことです。
「女人禁制」は、男女平等を否定した女性への人権侵害です。
昨年12月、開放を目指す運動を始めました。
2004年3月末までに賛同の署名12,418筆が集まりユネスコをはじめ「大峰山」に関わる寺院や公的機関に訴えてきたのです。
これからも「女性」「伝統」「宗教」をキーワードとして世界に訴えていきたいと考えています。
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他にも「開発」「雇用」「政治参加」「イスラーム世界の女性たち」「国境を越えた連帯」など、多種多様なテーマでセミナーが催されます。
お勧め参考文献:
女人禁制―現代穢れ・清め考
●さて、10月29日の衆議院内閣委員会の会議録がアップされた。
民主党の小宮山洋子議員が、クローン胚の研究容認や男女共同参画の問題、少子化、
それと国立女性教育会館(ヌエック)の統合問題などについて質問しているものだ。
特にこの箇所は必見である:
---------------(男女共同参画について)------------------
小宮山(洋)委員
先ほど申し上げたように、誤ったジェンダーに対する考え方がいろいろ言われている中で、
各自治体なども非常に困っているという現状がありますので、
ぜひ、つくったときの基本精神に立ち返って、
このときの議事録などをホームページに掲載するとか、あるいは各自治体に周知をするとか、
そういうようなこともしていただければと思うんですが、いかがでしょうか。
○細田国務大臣
誤った認識に基づく議論がだんだんと、私自身も拝見していますと、
ジェンダーという言葉が、耳なれない言葉から、
しばしばいろいろな論文ですとか新聞、雑誌にも出てまいりますし、
テレビなどでも聞くようになったわけでございますので、
非常に一般化しつつあるなという感じもいたします。
ジェンダーに敏感な視点を定着させることは、
すなわち男女が個人としての能力を発揮する機会の確保や
性別による固定的な役割分担等が男女の社会における活動の選択に影響を及ぼさないことにつながり、
男女共同参画施策を推進する上での基盤となるものでありますので、
次期基本計画においても明確に位置づける必要があると考えており、また、
例えば今言われたようなホームページその他広報とか、
そういったところでもそのような考え方をしっかりと国民の皆様にお伝えしてまいりたいと思います。
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---------(少子化について)-----------------
○小宮山(洋)委員
最近では、このようにまとまってジェンダーのことをきちんとお答えいただいたのは初めてだと思って、
大変うれしく思います。
ぜひ、きょうの議事録も各自治体などが見られるように、
名取局長にもよろしくお願いをしたいと思います。
そして、男女共同参画と少子化の問題について、
ちょっと伺いたいと思うんですけれども、
少子化が現在進んで、一・二九に合計特殊出生率がなっていますが、
これは女性が外で働くようになったからだというような誤った見方をされることもあります。
ところが、統計などで見ますと、働く女性の方がより出産をしているというデータがございますし、
所得が上がった方が子供の数が多いということが諸外国の例などを見てもございます。
少子化対策と男女共同参画社会の実現ということの関係をどのようにお考えになっているでしょうか。
○細田国務大臣
御指摘のような意見も、つまり男女共同参画が進むと少子化が進むのではないかという意見はあることは承知しておりますが、
これまでにOECD諸国において行われました調査結果等におきましては、
女性労働力率が高い国や男性の家事、
育児分担度合いが高い国ほど合計特殊出生率が高いという傾向も見られます。
このような状況も踏まえまして、本年七月に、
参画会議に少子化と男女共同参画に関する専門調査会を設置しておりまして、
データ等の分析を通じて、少子化と男女共同参画のかかわりを明らかにすべく検討を始めたところでございます。
総理からも、男女共同参画については、少子化対策等、関連の問題も視野に入れて、
広く国民の理解を得られる施策を推進するように指示を受けております。
男女共同参画と少子化対策を軌を一にして進めていけるように、
専門調査会での検討を鋭意推進して、
その得られた結果を次期基本計画に盛り込んでまいりたいと思います。
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==========ヌエック統合問題について---------------------
○小宮山(洋)委員
男女共同参画社会についてもいろいろお聞きいただいたかと思いますけれども、
これもその中の一つとも言えると思うんですが、
独立行政法人国立女性教育会館の統合の問題について伺っていきたいと思います。
政府の有識者会議、これは特殊法人等改革推進本部、内閣にあるものですが、
その有識者会議と、総務省の政策評価・独法評価委員会などで、
独立行政法人の合理化等が議論されております。
その中で、独立行政法人国立女性教育会館も見直し対象の法人として検討されているということですけれども、
どのように見直そうとされているのか。
(略)
○田村政府参考人
ただいま申し上げましたように、それぞれの独立行政法人の主要な事務事業の改廃について検討する。
したがいまして、その中ではやはり、業務のあり方として四つの法人が類似性がある、
あるいは統合した方がもっと効率的になるのではないか、こういう議論が行われております。
○小宮山(洋)委員
類似性があるというお話がしばしば出ているんですけれども、
やはり青少年に対するものと、女性の、
先ほどから申し上げている男女共同参画を進めるものというのは、
基本的に私は違うと思うので、
宿泊施設を持っているとか研修とかいろいろなことがありますけれども、
この青少年の関係のものは団体で過ごすことを割と主な内容としていたり、
いろいろ私は違うと思うんですけれどもね。
衆議院会議録
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