DV加害者更生プログラム(既婚、未婚、問わず)

DVをしているのではないか、悩んでいる方に心理テスト、グループエンカウンター等を用いて更生の道をお手伝いします

これからの予定

2015-12-09 16:37:40 | 【DV加害者更生教育プログラム】
3月
5日6日通常
12日通常
13日講習会のため休み
19日20日通常
26日27日通常
通常とはグループエンカウンターとプリントワークです。


2月
6日7日通常
13日14日通常
20日21日通常
27日28日通常
通常とはグループエンカウンターとプリントワークです。

1月
9日10日通常
16日講習会のため休み
17日通常
23日24日通常
30日31日通常
通常とはグループエンカウンターとプリントワークです。

12月
5日6日通常
12日13日通常
19日20日通常
26日休み
27日特別授業とエンカウンター
新年は9日からです

通常とはグループエンカウンターと、プリントワークです。


11月
1日通常(この日は18時半開始)
7日8日通常
14日15日通常
21日22日通常
28日休み
29日通常

通常とはグループエンカウンターとプリントワークです。


10月変更があります。

10月
3日4日通常
10日11日通常
17日18日通常
24日個人面談のみ
25日ドリームマップの体験授業
31日休み



よろしくお願いします
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1年3か月の学び

2015-12-08 18:03:41 | 【DV加害者更生教育プログラム】
30代男性Sさんの投稿

結婚して9年。妻に手をあげたのはご近所さんと近くの祭りに行き、
お互いに飲んでいた中での一言に怒ったことが原因でした。
酔っていて怒りもあり細かくは覚えていないのですが、妻を倒し、
顔を殴り、体を蹴りました。自分が何を言ったかは覚えていません。
過去に何度か口論になり手をあげたことがありましたが、今回は
警察も来て、事情聴取されるまでのことでした。
警察からは暫くは家に帰らないようにと言われ、一週間ほど
ホテル暮らしをした後、家に帰り妻と話し合ったのですが、
同居の条件は「カウンセリングを受けること」でした。

数年前に手をあげた際も酔っていて詳細を覚えていません。
この際も妻からはカウンセリングを受けたらどうか、と言われたのですが、
「自分は悪くない、手をあげたのは確かに悪いがそこまで怒らせたのも悪い」、
とこれに向き合いませんでした。
しかし今回はさすがにそうはいかず、妻が調べてくれたのがリエゾンでした。

初回のグループ(エンカウンター)は今でも覚えています。
「DVをした人はどんな凶暴な人だろう」と思いながら参加しました。
しかし実際に話してみると「この優しい人がDVを?」と
正直そんな印象を抱きました。しかし同時に「でも自分はこの人達と一緒じゃない」、
とも。

グループでのワーク(プリント)もエンカウンターで話していることも
私には「言っていることはわかるし当たり前のこと」でしたから
「自分はわかっていて、手をあげたのはしょうがなかったんだ」
「あと何回通えばいいんだろうか」これが参加当初の私の理解でした。

夫婦で一緒に参加する面談もあり、ラケット感情や人生態度などを学びました。
再決断療法もやりました。自分では学んでおり、着実にゴールが
見えているつもりでした。

そんな中、通い始めて数ヶ月経った頃、妻から
「そろそろ夫婦面談は終わりでいいよね」と話があり、
成長しているつもりの私は「そうだね」と答えました。

その夜、グループに参加した際、中島さんから妻が
中島さんに送ったメールについて教えていただきました。
内容は夫婦で面談に参加しているが、私が変化がないこと、
参加姿勢、これに対する妻の不満でした。

できている気になっている私に対し、まだまだ学びが必要だから
個人面談も必要で、あの場で私から「個人面談も参加する」と
言葉が出なかったことに妻の落胆があったと中島さんから
教えていただきました。

その場では昼間に話したのに何故?だったらその時に言ってよ、
と思いましたが、よくよく考えてみれば私自身、数ヶ月通ってて
気づきや学びの一つも妻に話してもいなかったのでこれを反省しました。

今年に入り、個人面談を受けるようになったことが転機になりました。
個人面談の中で自分をさらけ出すことで本当の自分が何なのかが
わかるようになりました。
そして個人面談で学んだこと、気づきを妻に話すようにしました。
変化を認めてもらいたいからではなく、ただただ、思ったことを
伝えたくなったのです。
あともう一つはグループ(エンカウンター)に臨む姿勢を変えました。
人に意見をするばかりではなく、自分の課題をグループの中で伝え、
それに対し必ず行動をして次週のグループでやってみての気づきを
伝える、これを自身に課しました。
苦手なことは避けがちですが、苦手なことこそを期限を設けて
意識して取り組まなければ頭でわかっていたとしても本当の体得には
ならないと思ったからです。

最近では「意見を言う」から「人の意見を聴く」よう心がけて参加しました。
考え方が異なる人の意見を受け入れながら、いかに自分の意見も伝えるか、
そして双方の合意へどう持っていくか。
この観点で言葉を発するように心がけた結果、仕事でも非常に
対人関係がスムーズになりましたし、自身も余計なストレスを抱えなくなりました。

結局は自身の参加の姿勢と向き合い方次第なんだと気づきました。
出席回数を重ねれば自然と学びを得るのではなく、学びは自分から
得るものなんだと。
例えばグループ(エンカウンター)も妻との会話の練習で、
ただ自分が思ったこと言うのではなく、異なる考えの方を妻との会話と見立て、
妻の意見を認めつつ、自分の考えをどう伝え、お互いの納得を得るか
これの練習なんだと。

自分の考えを、感情を、伝えるが為に暴力を使ったことは間違いでした。
また、それをしていた自分は未熟でした。
夫婦と言えど意見、考え方に違い(ギャップ)があるからこそ、
それを埋める楽しさがあるとわかりました。それは日常の会話であり、
普段からの向き合い方なんだと。

私が小学3年生の時、とても印象に残っている事故がありました。
御巣鷹山の事故です。
揺れる機内で家族に向けた遺書が複数見つかっており、
その内容に胸を打たれました。

当たり前に生活ができている中、突然妻と、家族と
別れなければならないとしたら私はどんな言葉を書くのか。
感謝の言葉なのか、後悔の言葉なのか。
だからこそ今と今後に、犯した過去にも向き合っていきたいと思います。
妻ともっと話したいし、妻をもっと知りたい、妻にもっと喜んでもらいたい、
こう思えたのもリエゾンに通い、中島さんや出席者の皆さんの励ましと
妻の応援があったからです。
関わっていただいた全ての方へ感謝します。

今日を以って卒業、と言葉をいただきましたが、卒業ではなく
一旦の区切りと理解しています。
驕ることがないよう、慣れることが無いよう、自分を律していきます。

この1年3ヶ月、ありがとうございました



リエゾンからのコメント

Sさんがこちらに来られてからもう1年3ヶ月経ったのですね。来られた二人の雰囲気は大変良くてこの二人にDVが起きているなんて誰も想像できない事でしょう。妻の投稿3の夫でもあるSさんは、おちゃらかしが得意な?人でもありました。真面目なところで、ちょっと場を和まそうとする、それが場違いになったりもしていました。小さい子どもが大人の中で一生懸命気を使っている、そんな風にも見えたりしました。(ごめんなさい)でも、成長しましたね。いろいろSさんは努力しましたものね。グループのみんなはSさんがどんどん変わっていくのをびっくりしていたように思います。自分に自信がついてきたようにも見えました。こうして送り出すことができてうれしい限りです。これから、二人で相談しながら人生を楽しみながら歩んでいってくださいね。
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