昨日二時間、壁の穴で学生のヒアリングに応じました。
学生から将来の企画について質問は出ませんでしたが、お店のピーナッツクラブ西千葉世話役代表の木村さんが、大向こうから声を出しました。
「このリーマンブラザースに端を発した経済状況下こそ、地域通貨ピーナッツが必要とされている状況である。性根を入れてやらなければいけない。地域の需要消費に直結した生産、販売システムを構築することで、グローバルマーケットに翻弄される市民生活を守るのに力を尽くせ。」と仰る。商店の売上げ増進、ボランティアの活性化、人の縁を繋ぐ、等のボキャブラリーで発破をかけられるのは、気が楽なのですが、地域通貨の根源部分での発破は身に応える。設計、運用をしている私が言ったり、書いたりするのは、謂わば勝手ですけれど、ユーザー代表から迫られるのは嬉しくもあり、身が引き締まる思いです。
偉そうに10年前に現在を予測していたとは言うものの、これからは今後の10年を予測して地域通貨ピーナッツの変態(バージョンアップ)を企画しなくてはならない。危険を冒して10年後の予測を書いてみます。
10年後は、日、韓、中を基軸にしたアジア通貨へのアクセスをどのようにしていくかと言う、大きな課題を解決するファイナルアプローチにあると思う。今回の危機で円の半値になってしまったウオンと、欧米から切り上げを迫られている元とをユーロ並に共通通貨に括って、15億からの人口を安定した経済環境に導くのは容易なことではない。北朝鮮問題や中国の周辺民族運動も対岸の火事視しているわけにはいかなくなって、自らの問題としての解決方針を出さなければならなくなる。ドイツの東欧への対応が参考になるであろう。日、韓、中の指導者が明治維新のときの、勝海舟、西郷隆盛、坂本龍馬のように、内紛に欧米の力を導入すると植民地化されてしまうという危機感を、共有できるかどうかが、アジアを救うキーワードだと思う。
USドル、ユーロがある以上、アジア通貨設立は避けることは出来ないでしょう。しかし、欧米から牽制球が飛んでくることは必至です。幸いこの三国は、韓国がキリスト教に偏しているものの、多神教として共通した価値観がある。この共通価値観での連帯を構築する必要がある。長年の欧米の植民地政策で、土着宗教からキリスト教、イスラム教にシフトした南アジアと、どのような価値観の折り合いをつけるかも課題になるでしょう。
都市計画的には、アジアからの移民の受け入れがなされるでしょう。私自身は移民の受け入れをするのではなくて、夫々の故国で生活できる支援をするべきであると思いますが、多分そうはいかないでしょう。安易な解決策に手を伸ばしたくなる政治家によって、移民受け入れはなされるでしょう。数としては人口効果が見られるほどの人数にはならないでしょう。10年後までに1000万人移民を受け入れたとしても、現在よりも消費は伸びないでしょう。しかし問題点課題は大きいものを背負い込みます。在日問題を拡大再生産しない努力が求められます。
このような社会情勢の下での地域通貨ピーナッツは、問題解決に大いに役立つと考えます。そのポイントは、交換機能だけを保有した通貨、托鉢に代表される布施の概念の共有は、先ず日本とアジアを救うことが出来ると考えます。今は千葉県の活性化の為に千葉県の地域通貨ピーナッツになっていますが、日本人、アジアの人の生活を安定させる為に、地域通貨ピーナッツのカバーエリアを日本国全域にすることもありうるでしょう。自立して居ない国家の発言力は無きに等しい。全国版ピーナッツは、国家自立に役に立つと思う。
世界のバーチャル経済市場は縮小させることが出来ないでしょう。より大量高速な市場活動がなされることによって、100年に一度の【ご破算にねがいましては】は、10年後に再び起きると考えて良さそうです。その時は今よりも世界中で格差が拡大しています。その時日本をどの位置に置いておけるか、地域通貨ピーナッツの働き場所であると思っています。10年後には、2009年までの10年は、地域通貨ピーナッツにとって、その後の10年の助走期間であったと考えられているでしょう。
この予測は楽観的予測であると思っています。悲観的予測をすると、かって慣れ親しんだ、米ソ核武装にらみ合いの冷戦状態への逆戻りかもしれません。この歯止めは、地球環境を守れ!になるでしょう。その時でも、地域の需要は地域の生産で賄う、持続可能な消費を実現させなければならない。それが日本の世界への発言力を増す事になると考える。
木村さんの発破に従って頑張るしかない。
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村山 和彦 murayama@seaple.ne.jp http://www1.seaple.ne.jp/murayama/
ピーナッツクラブ事務局090-4702-8082
ピーナッツクラブ西千葉 http://blog.goo.ne.jp/amigo-kaiho/
東北のまちづくり、村おこしに(株)都市整備 http://www.toshi-seibi.com/
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学生から将来の企画について質問は出ませんでしたが、お店のピーナッツクラブ西千葉世話役代表の木村さんが、大向こうから声を出しました。
「このリーマンブラザースに端を発した経済状況下こそ、地域通貨ピーナッツが必要とされている状況である。性根を入れてやらなければいけない。地域の需要消費に直結した生産、販売システムを構築することで、グローバルマーケットに翻弄される市民生活を守るのに力を尽くせ。」と仰る。商店の売上げ増進、ボランティアの活性化、人の縁を繋ぐ、等のボキャブラリーで発破をかけられるのは、気が楽なのですが、地域通貨の根源部分での発破は身に応える。設計、運用をしている私が言ったり、書いたりするのは、謂わば勝手ですけれど、ユーザー代表から迫られるのは嬉しくもあり、身が引き締まる思いです。
偉そうに10年前に現在を予測していたとは言うものの、これからは今後の10年を予測して地域通貨ピーナッツの変態(バージョンアップ)を企画しなくてはならない。危険を冒して10年後の予測を書いてみます。
10年後は、日、韓、中を基軸にしたアジア通貨へのアクセスをどのようにしていくかと言う、大きな課題を解決するファイナルアプローチにあると思う。今回の危機で円の半値になってしまったウオンと、欧米から切り上げを迫られている元とをユーロ並に共通通貨に括って、15億からの人口を安定した経済環境に導くのは容易なことではない。北朝鮮問題や中国の周辺民族運動も対岸の火事視しているわけにはいかなくなって、自らの問題としての解決方針を出さなければならなくなる。ドイツの東欧への対応が参考になるであろう。日、韓、中の指導者が明治維新のときの、勝海舟、西郷隆盛、坂本龍馬のように、内紛に欧米の力を導入すると植民地化されてしまうという危機感を、共有できるかどうかが、アジアを救うキーワードだと思う。
USドル、ユーロがある以上、アジア通貨設立は避けることは出来ないでしょう。しかし、欧米から牽制球が飛んでくることは必至です。幸いこの三国は、韓国がキリスト教に偏しているものの、多神教として共通した価値観がある。この共通価値観での連帯を構築する必要がある。長年の欧米の植民地政策で、土着宗教からキリスト教、イスラム教にシフトした南アジアと、どのような価値観の折り合いをつけるかも課題になるでしょう。
都市計画的には、アジアからの移民の受け入れがなされるでしょう。私自身は移民の受け入れをするのではなくて、夫々の故国で生活できる支援をするべきであると思いますが、多分そうはいかないでしょう。安易な解決策に手を伸ばしたくなる政治家によって、移民受け入れはなされるでしょう。数としては人口効果が見られるほどの人数にはならないでしょう。10年後までに1000万人移民を受け入れたとしても、現在よりも消費は伸びないでしょう。しかし問題点課題は大きいものを背負い込みます。在日問題を拡大再生産しない努力が求められます。
このような社会情勢の下での地域通貨ピーナッツは、問題解決に大いに役立つと考えます。そのポイントは、交換機能だけを保有した通貨、托鉢に代表される布施の概念の共有は、先ず日本とアジアを救うことが出来ると考えます。今は千葉県の活性化の為に千葉県の地域通貨ピーナッツになっていますが、日本人、アジアの人の生活を安定させる為に、地域通貨ピーナッツのカバーエリアを日本国全域にすることもありうるでしょう。自立して居ない国家の発言力は無きに等しい。全国版ピーナッツは、国家自立に役に立つと思う。
世界のバーチャル経済市場は縮小させることが出来ないでしょう。より大量高速な市場活動がなされることによって、100年に一度の【ご破算にねがいましては】は、10年後に再び起きると考えて良さそうです。その時は今よりも世界中で格差が拡大しています。その時日本をどの位置に置いておけるか、地域通貨ピーナッツの働き場所であると思っています。10年後には、2009年までの10年は、地域通貨ピーナッツにとって、その後の10年の助走期間であったと考えられているでしょう。
この予測は楽観的予測であると思っています。悲観的予測をすると、かって慣れ親しんだ、米ソ核武装にらみ合いの冷戦状態への逆戻りかもしれません。この歯止めは、地球環境を守れ!になるでしょう。その時でも、地域の需要は地域の生産で賄う、持続可能な消費を実現させなければならない。それが日本の世界への発言力を増す事になると考える。
木村さんの発破に従って頑張るしかない。
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村山 和彦 murayama@seaple.ne.jp http://www1.seaple.ne.jp/murayama/
ピーナッツクラブ事務局090-4702-8082
ピーナッツクラブ西千葉 http://blog.goo.ne.jp/amigo-kaiho/
東北のまちづくり、村おこしに(株)都市整備 http://www.toshi-seibi.com/
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