地域通貨を始めたい方に(地域通貨千夜一夜物語)

1999.2.14からの経験を基に、コミュニティービジネスとして地域通貨(LETS)導入のお手伝いをします。

地域通貨ピーナッツの課題―3

2008-11-29 22:24:13 | Weblog
昨日二時間、壁の穴で学生のヒアリングに応じました。
学生から将来の企画について質問は出ませんでしたが、お店のピーナッツクラブ西千葉世話役代表の木村さんが、大向こうから声を出しました。

「このリーマンブラザースに端を発した経済状況下こそ、地域通貨ピーナッツが必要とされている状況である。性根を入れてやらなければいけない。地域の需要消費に直結した生産、販売システムを構築することで、グローバルマーケットに翻弄される市民生活を守るのに力を尽くせ。」と仰る。商店の売上げ増進、ボランティアの活性化、人の縁を繋ぐ、等のボキャブラリーで発破をかけられるのは、気が楽なのですが、地域通貨の根源部分での発破は身に応える。設計、運用をしている私が言ったり、書いたりするのは、謂わば勝手ですけれど、ユーザー代表から迫られるのは嬉しくもあり、身が引き締まる思いです。

偉そうに10年前に現在を予測していたとは言うものの、これからは今後の10年を予測して地域通貨ピーナッツの変態(バージョンアップ)を企画しなくてはならない。危険を冒して10年後の予測を書いてみます。

10年後は、日、韓、中を基軸にしたアジア通貨へのアクセスをどのようにしていくかと言う、大きな課題を解決するファイナルアプローチにあると思う。今回の危機で円の半値になってしまったウオンと、欧米から切り上げを迫られている元とをユーロ並に共通通貨に括って、15億からの人口を安定した経済環境に導くのは容易なことではない。北朝鮮問題や中国の周辺民族運動も対岸の火事視しているわけにはいかなくなって、自らの問題としての解決方針を出さなければならなくなる。ドイツの東欧への対応が参考になるであろう。日、韓、中の指導者が明治維新のときの、勝海舟、西郷隆盛、坂本龍馬のように、内紛に欧米の力を導入すると植民地化されてしまうという危機感を、共有できるかどうかが、アジアを救うキーワードだと思う。

USドル、ユーロがある以上、アジア通貨設立は避けることは出来ないでしょう。しかし、欧米から牽制球が飛んでくることは必至です。幸いこの三国は、韓国がキリスト教に偏しているものの、多神教として共通した価値観がある。この共通価値観での連帯を構築する必要がある。長年の欧米の植民地政策で、土着宗教からキリスト教、イスラム教にシフトした南アジアと、どのような価値観の折り合いをつけるかも課題になるでしょう。

都市計画的には、アジアからの移民の受け入れがなされるでしょう。私自身は移民の受け入れをするのではなくて、夫々の故国で生活できる支援をするべきであると思いますが、多分そうはいかないでしょう。安易な解決策に手を伸ばしたくなる政治家によって、移民受け入れはなされるでしょう。数としては人口効果が見られるほどの人数にはならないでしょう。10年後までに1000万人移民を受け入れたとしても、現在よりも消費は伸びないでしょう。しかし問題点課題は大きいものを背負い込みます。在日問題を拡大再生産しない努力が求められます。

このような社会情勢の下での地域通貨ピーナッツは、問題解決に大いに役立つと考えます。そのポイントは、交換機能だけを保有した通貨、托鉢に代表される布施の概念の共有は、先ず日本とアジアを救うことが出来ると考えます。今は千葉県の活性化の為に千葉県の地域通貨ピーナッツになっていますが、日本人、アジアの人の生活を安定させる為に、地域通貨ピーナッツのカバーエリアを日本国全域にすることもありうるでしょう。自立して居ない国家の発言力は無きに等しい。全国版ピーナッツは、国家自立に役に立つと思う。

世界のバーチャル経済市場は縮小させることが出来ないでしょう。より大量高速な市場活動がなされることによって、100年に一度の【ご破算にねがいましては】は、10年後に再び起きると考えて良さそうです。その時は今よりも世界中で格差が拡大しています。その時日本をどの位置に置いておけるか、地域通貨ピーナッツの働き場所であると思っています。10年後には、2009年までの10年は、地域通貨ピーナッツにとって、その後の10年の助走期間であったと考えられているでしょう。

この予測は楽観的予測であると思っています。悲観的予測をすると、かって慣れ親しんだ、米ソ核武装にらみ合いの冷戦状態への逆戻りかもしれません。この歯止めは、地球環境を守れ!になるでしょう。その時でも、地域の需要は地域の生産で賄う、持続可能な消費を実現させなければならない。それが日本の世界への発言力を増す事になると考える。

木村さんの発破に従って頑張るしかない。
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村山 和彦 murayama@seaple.ne.jp http://www1.seaple.ne.jp/murayama/
ピーナッツクラブ事務局090-4702-8082
ピーナッツクラブ西千葉 http://blog.goo.ne.jp/amigo-kaiho/
東北のまちづくり、村おこしに(株)都市整備 http://www.toshi-seibi.com/
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地域通貨ピーナッツの課題-2

2008-11-28 11:38:28 | Weblog
今日、地域通貨ピーナッツで論文を書いている学生のヒアリングを受けます。最近の学生は就職活動が大変らしく、卒業論文は通過儀礼のようになっているようです。大体が30分話をしてくださいの程度ですので、無理につき合わさせて、そんなものではないよと教えるようにしています。しかし今日は、介護の現場で働きながら、大学に通っている学生で、空いている時間があれば西千葉に通ってきてくれているので、良い論文が出来ればと、本腰を入れて答えようと考えています。

今までの経過を話すのは、至極簡単で、片手間で出来ることなのですが、今後の企画を問われると相当腹を据えて答えないと10年後に恥をかく事になると思っています。

実は、新宿副都心の地主会で世界の再開発を見学に回ったことがありました。40年前のことです。ストックホルムの公園の芝生の上で車座になって議論したことがあります。今でも明瞭に思い出すのは、企業会計で土地の資産評価を時価評価に切り替え終わった段階で、企業の含み資産を持つゆとりが無くなった時に、日本の企業環境がどのように変化するだろうか?土地の継続的値上がりに頼っている金融環境が、値上がりが止ったときにどのようになるのか?議論しました。40年前に、土地神話、バブルの崩壊を予測して議論できる人たちに恵まれたのは幸せなことでした。

口幅ったいですが、10年前地域通貨ピーナッツを始めた時、今の恐慌状態は予測していました。勿論、その時期、場所、原因は予測の外ですが、利子を生むシステムの延長上には、必ず【ご破算にねがいましては】、がなければ、継続しきれないと考えていました。銀行の不良債権処理に数十兆円の公的資金を注ぎ込んだ時は、これが【ご破算にねがいましては】なのかな、と思いました。それでもこの程度の徳政令で乗り越えたので、本当の【ご破算にねがいましては】は、先にあるなと思っていました。でも地主会の芝生懇談会の答えには行き着いたなと思っていました。

「無能な企業経営者は、前年度10%増しの受注。を来年度目標とする、それが継続できるなら日本には会社は一つになってしまう。」と境屋太一氏に聞いたことがあります。利子のある経済社会は、成長し続けることが前提です。止れば敗者として消えなければなりません。しかし成長し続けることは算術的に不可能です。持続可能な成長はありえないのです。

私は持続可能な成長はありえないが、持続可能な消費はありうるし、守らなければいけないと考えます。真面目に働けば、米の飯とお天道様はついてまわる状態です。

地域通貨ピーナッツが持つ課題:
金融信用不安を契機とした生活困窮の時代になりました。売れ残りの無い生産、販売を、市場競争を介さないで実現させて、生産者、商業者、消費者に、安定した暮らしを提供すると同時に、暖かい人の絆を結び、安心して生活できる地域を創出することが課題です。

これは、1992年の国連地球サミットの行動目標、【持続可能な消費】に即したものでもあります。
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地域通貨ピーナッツの課題

2008-11-22 11:39:40 | Weblog
昨日記したように、地域通貨ピーナッツには課題問題点が無いのですが、このまま推移したら、どうも発生しそうな課題問題点が見えて来ました。結論を先に書きます。

地域通貨の課題は、この金融信用不安を契機とした生活困窮の時代に、売れ残りの無い生産、販売を、市場競争を介さないで実現させて、生産者、商業者、消費者に、安心できる暮らしの提供をすることです。

そんな大それたことが地域通貨で出来るのか?と仰る方が多いと思いますが、地域通貨の本来の機能はそこにあると考えます。
私も含めて地域通貨の設計運用者は、それを承知はしていても、そこそこの景気を楽しんでいる社会情勢に甘えていました。そして地域商店の売り上げ向上であるとか、ボランティア活動に資するためとかの、対症療法的利用に留まって良しとしていました。しかし昨今の経済情勢は看過できる状況を超えました。政治家、官僚の非難をしながら、海路の日和を待つ時間的余裕はなくなったと思います。

甘えていた理由は、今までは情報のネットワークが進歩していなかったので、実現が難しかったこともあります。地域通貨を利用するとは言っても、現実に品物を並べた物々交換市でしか可能でなかった。10年前のイギリスの農村での地域通貨利用はそのように行なわれていました。しかし、情報交換技術が発達し、それに順応し始めた市民が多い日本では、これからは実現可能になると考えています。

但し、一つ条件があるように思います。この課題は地域通貨のシステムだけでは解けません。継続して地域通貨を利用して頂く過程で涵養される、利用者の間の仲間意識、相互に感謝する地域への帰属意識が必要です。

この秋、ピーナッツクラブ会員のお子さんの友人の弟さんが、心臓移植が必要になり、会員が地域SNSあみっぴーを介して募金を呼びかけました。40日間で1億4千万円が集まりました。地域通貨ピーナッツは1Pも動いていませんが、多くの会員が駅頭に立ち、会員の商店では店頭に募金箱を置きました。会員に拠るチャリティーコンサートもなされました。1日平均350万円の募金には驚きました。勿論家族の他のご縁のグループも募金活動をなさったのですが、他人事と思えずに動いてしまう人の絆の強さに感動しました。

この人の絆を涵養する仕掛けとしての地域通貨ピーナッツがあり、密な情報交換が出来るLocal SNSアミッピーがあり、パソコン携帯電話を介しての決済システムの組み合わせで、大それた地域通貨ピーナッツの課題に対する挑戦が、可能になったのではないかと思っています。今までの10年は、ウオーミングアップの時間であったのかも知れません。

今後、地域通貨ピーナッツの課題は?と質問されたら、次のように答えようと思います。
金融信用不安を契機とした生活困窮の時代になりました。売れ残りの無い生産、販売を、市場競争を介さないで実現させて、生産者、商業者、消費者に、安定した暮らしを提供すると同時に、暖かい人の絆を結び、安心して生活できる地域を創出することが課題です。
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地域通貨の課題問題点

2008-11-21 12:31:31 | Weblog
どういう訳か、地域通貨を勉強し始めていくらも経って居ない、未だ殆ど知識を持たない人からも、地域通貨の課題問題点は何ですか?と聞かれます。私はありません、と答えています。説明としては、受験する人にとっては、勉強が必要ですが、受験しないでプロ野球の選手になる人には勉強よりも野球の練習が大事です。受験する人が勉強しないのは問題ですが、受験しない人が勉強しないのは問題ではありません。同じように地域通貨は社会にとって必須ではありません。お金がなくて首を括る人はあっても、地域通貨がなくて首を括る人はいません。ですから地域通貨には課題も問題点もありません、効果だけがあります、と説明していました。私はこれを修正しようかなと考えています。

善了寺の成田住職が始めた、オーエンがやっている、地域SNSおかえりなさいとつか宿で、昨晩、横浜市戸塚区役所主催の「地域通貨セミナー・商店、NPO、ボランティアー、みんなの“いいこと”がつながるしくみを考える」があることを知りました。丁度、昼間由比ガ浜でテニスの会があったので、足の便が良く、傍聴に行きました。普段講演をすることは多いのですが、他の地域通貨の話を聞く機会が少ないので、良い勉強になりました。

アースデーマネーの嵯峨生馬氏、ちがさき地域通貨Cリングクラブ副会長の加藤信吾氏、事務局長の杉村一憲氏、地域通貨アトムの事務局長郷慎久朗氏がそれぞれの地域通貨の実情を話されました。皆目的に沿って素晴らしい活動を、非常に熱心に努力して運用されていますし、目的に適った効果が上がっていると思いました。正しく問題点課題の無い地域通貨を地で行っています。地域通貨ピーナッツも同じ状況と言うことが出来ますが、少し努力が足らないなと反省しました。

「他人の振り見てわが身を正せ。」と言いますが、他の地域通貨を三つ並べてお話を聞いて、10周年に当たってのピーナッツの、変態が見えてきたように感じました。ピーナッツも含めて、三つのお手本は、10年前の模範解答であると思いました。10年前の模範解答は現在の模範解答であろうかと自問自答しています。地域通貨に問題が発生したのではなくて、社会の方の課題問題点が顕在化してきたので、10年前の模範解答では、現在は100点もらえないなと感じました。

1929年のアメリカの株式暴落に端を発した恐慌の時、失業が増え、賃金は下がり、市民は生活に苦しみました。維新以来の政治、行政は制度疲労を始め、腐敗と怠慢と権力への固執、自己保身、自分の組織を守る事に汲々としていました。陸海軍の反目もありました。現象としてはクーデター、暗殺が起きた。

アメリカの信用破綻から発した混乱の今、失業、リストラ、景気の低迷に国民は苦しんでいます。敗戦60年を経て制度疲労が顕著になり、社会保険庁に代表される、行政職員の怠慢以上の職務に対する不誠実な勤務、高級官僚、政治家の守銭奴的無責任な行動、党利党略、省利省略の行動は当時にそっくりです。勿論、当時も今も清廉潔白、国民の為に尽くす、官僚政治家が居ることも事実です。でも軍人が勇ましいことを言いつのり、暗殺まがいのことが起きているのは、あまりに往時に類似している。かってはこれを期に戦争への坂道を突っ走ったのですが、再びこの愚を繰り返してはいけない。

10年前と変って、明らかに世の中の課題問題点が顕在化した時に、10年前の模範解答が相変わらず模範解答であり得ない、とは想像に難くない。ここで地域通貨はもう一度原点に戻り、エンデの遺言で紹介されたゲゼルの考え方に立ち戻る必要があると考えています。立ち戻って考えて何をするかは、夫々の地域通貨を運用する人々によって、多彩であって良いでしょう。しかし共通して、ヴェルグルの労働証明書のように、内需に拠る地域の安定を求め、利を求めて戦争への道に進まないツールとしての自覚は、一にしたいと考えます。
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お客様は神様です。いや、今や裸の王様です。

2008-11-18 21:15:52 | Weblog
1929年のアメリカの株価暴落に端を発した恐慌に、匹敵する経済破綻が生じていると言われている。実際は、1929年に比較できないほどの大規模に金融市場が破綻しているので、実体経済に及ぼす影響は昔の比ではないでしょう。この対策として新しいニューディール政策を求める声もある。しかし格差の拡大が国家、都市の幅に留まらずに、地球レベルに拡大してしまう現代では、新ニューディール政策がどれだけ効果があるのか、予想が出来ない。

秋田や高知でいろいろ提案しているのを、自分で解析してみた。市場に生活を委ねてしまっていると、恐慌から生活を守る手段が無い。基本的な生活を市場に頼らなくて済む方策をとる必要がある。産地直送であるとか、地産地消(千産千消)とかいろいろな方策は採られているが、これを越える対応策が必要になってきた。食べる人、着る人、住む人を決めてから生産する、売れ残りの無い衣食住のネットワークの構築が必要です。IT技術革新で、市場の機能を借りなくても、個別の需要と供給のマッチングがネットワークで出来るようになった。その結果、市場を介する事による利便と掣肘を較べると、ここに来て掣肘のマイナス要因の方が大きくなった。

では市場から基本的な生活を脱却させるにはどうしたらよいか?それが私の提案である。お客様は神様です、とその気になっていたら、裸の王様になっていました。消費者は王様のつもりですが、裸にされて毟られています。消費者原理主義は止めなければいけない。同じように、生活者原理主義も毟られる用意をしているに過ぎない。

私の提案は消費者が一部生産者になることです。援農でも林業ボランティアでも、やる事によって一部生産者になって、生産者自家用成果品を楽しむべきであると思う。今後予測される、需要の先細りから発生する継続的デフレから地域を守るには、消費者の一部生産者化が必要です。それによって、売れ残りが無い生産が可能になる。同感がもてる知り合いの中小企業には、無利子で資金を用立てるべきだと思います。これを実行しているのが、地域通貨ピーナッツを利用している会員の皆さんです。
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高知講演の一部-6(追加)

2008-11-17 10:48:38 | Weblog
高知工科大学での講演に県の職員が多数おいでになりました。急遽、春に桂浜の冨久美味
http://www.fukumimi.tv/でお話した、海援隊復活計画を追加してお話しました。一番の理解者は美人女将であったようです。

高知は人口減が甚だしいです。
2035年で2005年の人口の4割を下回ってしまう都市は、室戸市、東洋町、大豊町、大川村。本川村、吾川村があります。5割を下回るのは、田野町、安田町、物部町、池川町、吾北町、中土佐町、仁淀町、佐賀町、大月町、十和町、西土佐町になります。
地域コミュニティーは崩壊の寸前です。

そして深刻なのは専業農家8,556軒のうち生産男子が居ない農家が4,544軒あることです。(農業センサス19年)それでいながら、402,232人の労働人口中31,837人の完全失業者を発生させている。(17年統計)
もう一つの問題点は、入学定員1,055人の高知大学の4年生は1,353人在学している。この多くは学力不足で留年しているのではなく、将来の道を選べなくて留年している。将来不透明な状況を現出し、若者に展望を失わせている我々先輩の責任は大きい。

そこで海援隊を提案する。
かって海援隊は、土佐藩または他藩の脱藩者をもって構成した。新しく、進路を決めかねている若者によって現代の海援隊を組織したい。先述のように、専業販売農家8,500戸の内、4,500戸には、生産年齢男子が居ない。正に山林田園荒れなんとしている。2035年までに人口が三分の一になってしまう山村では、宅地、茶畑が放棄され裸地となり、土砂が流出して、四万十川に代表される清流も危機に陥る。ここに海援隊を送り込む。

千葉の有機無農薬農家、熱田農園は、100軒の台所を賄うことで成立している。一軒の農産物消費家庭は年間約5万円の蔬菜を買っている。100軒で500万円である。この売上げがあれば最低の農家経営が保証されている。海援隊員希望者は100軒の顧客コミュニティーを作る。これを維持する為に、Local SNSを利用する。システム構築運営指導は西千葉のTRYWARPが引き受ける。海援隊運用の手順を箇条書きで示す。

1. 隊員希望者500人単位でPC教育をTRYWARPが繰り返し行なう。多分歩留まり10人程度であろう。
2. 隊員候補者は、Local SNSで100軒づつのアミーゴコミュニティーを作る。
3. 隊員候補者は、一年間支援する中山間地農家を選択する。
4. 3.までを満たした隊員に、アミーゴは一軒一万円を支払う。
5. 隊員は100万円を以って、一年間無報酬で農家で働くことが出来る環境を整える。
6. 農家は地域通貨、100万ピーナッツをアミーゴグループに支払う。
7. 隊員は一年間で約400万円+100万ピーナッツの野菜をアミーゴグループに届ける。
8. 一軒のアミーゴ家庭は年間、4万円と1万ピーナッツで有機無農薬、または減農薬の野菜を知り合いのアミーゴ隊員を通じて購入できたことになる。

このように、地域通貨とLocal SNSを利用して都市と中山間地との支えあいネットワークを構築することが環境を守り、高知県の経済活力を上げる事になる。方針を決めかねている若者に、土の上で汗をかいて考える時間を提供し、地産地消を進め、農家の販路を固定して市場に振り回される農業から脱却し、消費者は知った人が汗をかいて作った農作物を楽しむことが出来る。

農業やその他家業の後継者も、この不安定な時勢に先行きに不安を持っている。空いた教育機関の学生席を利用して希望の講座を受講し、クラブ活動に参加して友人を作る機会を増やしたい。海援隊員には留年、落第といった後ろ向きの肩書きを止め、海援隊員であったことが社会的に評価される土壌を醸し、その後の就職、起業に便になるように支援する。

高知県は前述したように輻輳したレイヤーで構成されている。一律に県事業のようにしても成功しないであろう。平家ネットワーク、長宗我部ネットワーク、容堂ネットワーク、板垣ネットワーク、竜馬ネットワーク等々のネットワークを、それぞれLocal SNSの中に構築して展開することが望ましい。県は補助金を用意するだけで統一的な事業として干渉しない方が有効と考える。
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村山 和彦 murayama@seaple.ne.jp http://www1.seaple.ne.jp/murayama/
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高知講演の一部-5(結論)

2008-11-16 16:48:41 | Weblog
【踊りの会】
祇園甲部、祇園東、先斗町、では都おどり、祇園おどり、鴨川おどりと言って、夫々年に一回踊りの会があります。祇園東では秋に祇園おどりがあります。何回か通うと時期になると切符を買わされます。3800円でした。出張のタイミングが合えば、見に行きます。

入口を入ると舞妓がお茶を立ててくれます。頂いて踊を見ます。綺麗だったねと置屋の傍の店に行きます。置屋のお母さんは「村山さん兄さんが恥をかかないようにしておきましたさかいに。」と言う。別に恥をかくようなことはしていないけれど、何をしたのかと聞くと、なんと演舞場の下足番から幕引き、裏方、他所の芸妓、舞妓に至るまで全員に松茸弁当を振舞ったという。頼みもして居ないのに、ご請求が15万円!

【結論】
何の為に祇園の話をしているのか分らなくなるのが不安で、結論に至るまで急ぎました。何故このように祇園にはお金万能の仕組みがあって、馴染みになればなるほどお金を要求される仕組みがあるのか。一見の客は揚げないのか。神田の古本屋で花街の歴史の本を買い求めて勉強した。そして京都が794年に桓武天皇によって始められて以来、権力が鎌倉、江戸に移り、戦乱に巻き込まれながらも、今まで都市として存続できた原因はここにあると思い至った。

権力者貴族が居る平安京では、階級社会の下から金を吸い上げる仕組みは完全に整備されている。しかし権力者に集まったお金が貯まったままでは経済にならない。その集まったお金を、最下層の、遊里に強引に引き込む仕組みが祇園の掟だと理解した。時の富裕階級、または公金で祇園に来られる人は変化する。貴族、僧侶、平家、源氏、藩主、維新の元勲、官僚、金偏、糸偏、建設会社、と変化に合わせて、お金があるところから無いところに、無理やり理屈をつけて循環させている。したがって特定の富裕層からお金を取る役割の祇園としては、貧困階層である石川五右衛門がお金を持って遊びに来ても、お金を受け取る謂われが無い。これが一見の客をとらない謂れであった。「折角努力して稼いだのだから、こんなんところで無駄遣いしないで、女房子供に良いものを食べさせてやりなさい。」ということです。そして最下層に行ったお金を再び吸い上げることで、経済が動いていた。したがって祇園は誇りを持ってぶったくっている。何故ならそれが都を支える社会的使命であるから。そして社会もそれを容認していた。

富裕な人は、加茂川の河原で唄い踊っていた、ストリートミュージシャンの出雲阿国のスポンサーになって、衣装を着せ、訓練し、脚本を書かせ、小屋を建てて歌舞伎を始めた。富裕な人は島原の太夫に花魁道中をさせた。買春をした相手に金襴緞子を着せて、高下駄を履かせて、恥ずかしくもなくパレードをさせる。貴族達だけが良い着物を着ていたら、西陣の織物は発展存続しなかったであろう。この散財は無駄ではなく、このような人たちに信用、敬意が集まり、金融上の信用が発生していた。ただ金を稼いで蓄えている人は信用されなかった。祇園は信用創造の機関であった。

【結論の結論】
地域通貨ピーナッツは、現代の祇園の掟です。地域経済を健全に保つ為には、地域にお金を循環させる必要があります。飛行機に乗るときに荷物にシールを貼ります。ヒースロー空港行きとか、ケネディー空港行きのシールです。荷物には価値がありますが、シールには行き先表示があるだけで価値はありません。ピーナッツは日銀券に貼り付けたシールなのです。ピーナッツは一万円札千葉県内循環の行き先表示なのです。

祇園の芸妓、舞妓がある種、憧れと敬意をもって見られるのは、健全な都市を保つ為の社会的役割を果たしているからです。ピーナッツクラブ会員は、千葉県内で経済の安定、即ち、県民の生活の安定の為に、アミーゴ!握手、ハグをしているのです。そんなに遠くない将来に、アミーゴ!握手、ハグをしているピーナッツクラブ会員は尊敬され、信用され、憧れの対象になります。

どうぞ、まだピーナッツクラブ会員になっていない方、ぎやまん亭、壁の穴に入会申込書がありますから入会してください。県外の方々はお手伝いしますから、ピーナッツ型の地域通貨を始めてください。
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村山 和彦 murayama@seaple.ne.jp http://www1.seaple.ne.jp/murayama/
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高知講演の一部-4

2008-11-16 16:23:22 | Weblog
【置屋の合理化多角経営】
お座敷で宴会をやって、芸妓、舞妓の舞を見て楽しむのは、物凄くお金が掛かります。お座敷に4人で行って、芸妓、舞妓を呼ぶと、ざっと60万円はかかります。社用接待族ではこんなことはそうそうは出来ません。うんと馴染みになると置屋の長火鉢で一杯になりますが、これは相当の身代を注ぎ込まないと出来ません。

うまくしたことに、置屋の近くに和風のバーをしつらえてあります。店の造りは京都の町屋で、カウンターを挟んでお客は座敷から掘りごたつ式に足をおろして、向こう側で芸妓舞妓が話し相手になってくれます。お酒とつまみは乾き物だけです。食べものは店屋物のきざみ(きつねうどんの揚げを刻んだもの)ぐらいなものです。お座敷が掛かっていると芸妓舞妓は居ないので、予約が要ります。お店に行くとそこからお花のメーターが動き出します。置屋が芸妓、舞妓を遊ばせて置かない合理化多角経営です。そんなところですと、銀座で接待するよりは安上がりで、舞は見られないけれど、一応祇園の雰囲気は楽しめます。お座敷は敬遠してもっぱらこちらを利用させてもらいました。

私は現役の時は、年に50回出張をしていました。そうすると運動をしていないと体調が保てないので、ラケット持参で、テニスかジョギングをするようにしていました。話の流れで、明日もジョギングをすると言うと、姉妹芸妓が、「私たちも連れてっておくれやす。」と言う。リップサービスだろうと思ったけれど、7時半に八坂神社の鳥居の下で約束した。行って見た。居ないと思っていたけれど、居た。格好たるや、一見して引越しの手伝い、ぺらぺらの運動靴に巻きスカート、芸妓の髪だから、鉢巻をすれば敵討ちの風情です。

これは参ったと、タクシーに押し込んで銀閣寺まで行って、哲学の道を走るでもなく、舞うでもなく下った。でも舞をやっているせいか、運動しないご婦人よりはよっぽど走れる。南禅寺まで下って瓢亭で朝粥を食べることにした。瓢亭の女将が目を丸くして、「どないしなはった!」そりゃそうでしょう、祇園の芸妓は有名人ですが、それが朝早く髪振り乱して駆け込んだのだから驚きます。普通は大部屋に大勢のお客と相席でお粥を頂くのですが、「ちょっと待っとおくれやす。」と庭の茶室に入れてくれた。酷い格好の祇園の芸妓を人前に出せないと思ったらしい。廓内に帰ると元気になって、「おはようさん。」声をかけられた人は目を丸くして、「どないしたん。」「ジョギングどす。」とんだ花魁道中です。

後で置屋の女将に睨まれた。「酔狂で、芸妓にいろいろお道楽に付き合させるお方はんはおいでどすが、カケッコをさせたお方はんはお兄さんが始めてどす。」祇園では幾つになっても、村山さん兄さんです。確かにあの格好の後始末は大変であったろうと思う。
しかしなんと、このジョギングの時間にもお花代が計算されて請求が来た。流石に会社に交際費の請求は出来なくて自腹で払った。祇園では馴染みのお客さんとのお付き合いに、手順を踏んでお金さえ払えば「NO」は原則的に無いです。それが祇園のルールになっています。
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高知講演の一部-3

2008-11-16 15:42:47 | Weblog
何回かお客さんで行くと、ご飯食べに連れて行って、とリクエストが来る。それではその辺でけつねうどんでもというわけにはいかない。

【ご飯食べ】
テレビのだんだんではご飯食べにライブハウスに連れて行っているけれど、ご飯食べとはそんな生易しいものではない。祇園のお作法になっている行事なのです。関東の人間は物を知らないから、何でもストレートに聞くことにした。知ったかぶりが一番危ない。

事例として教えてくれたのは、置屋のお母さんと、芸妓と舞妓の少なくても3人を、昼間琵琶湖でクルージングをして、晩は山科辺りの料理屋でご馳走する。または夏なら鞍馬の料亭の床に招待してご馳走する。20万はくだらないお金が掛かります。そうと知ったからには、「ご飯食べに連れて行っておくれやす。」と催促されても、出張で来ているのだから時間が無いと逃げ回っていた。

ところが電話が来た、「新橋演舞場で踊りの発表会がおす。東京でご飯食べましょ。」これは逃げられないと観念した。会社と家内を少しづつだまして15万円ぐらいは覚悟しなければと思った。何しろ普段接待でいい顔をさせてもらっているのですから。しかし心配になって、例によってストレートに聞いた。朝京都を発ちます。グリーン車で行きます。ホテルにチェックインして踊の着物に着替えて演舞場に行きます。終わったら帰って着替えて、ご飯食べに行きましょう。分ったそこだけは覚悟している。ホテルに泊まって翌日銀座でショッピングして帰ります。

「私は関東の人間だから京の風習を知らない。それで全部で幾らかかるの?」「祇園を出た時から帰るまでのお花があるので百万ぐらいかしら。サービスしときますえ。」これには謝った。こんな金額はいくらバブルの時とは言っても、会社も家内も騙しきれない。まともに謝ってしまった。「私の甲斐性がないのでそんな負担はできない。申し訳ない。」

後で聞いたら、スポンサーが付かなくて、京都からだらりの帯で新幹線普通車で来て、舞を舞ってとんぼ返りして、そのまま座敷に出たそうな。凄い根性している。普通の商売ならお馴染みさんにはサービスをします。祇園では逆です。馴染みになればなるだけお金がかかる仕組みになっている。

一旦馴染み客になると一般常識では法外とも思われる多額の支払いを求められる。何故こんなに高いのだろうとの感触は拭いきれなかった。そして誇りを持って高い請求をしてくる。一般の商売では、なじみのお客でリピーターになれば安くするとか、サービスがなされるのだが、祇園ではまるで逆で、馴染みになればなるほど費用がかかる制度がある。特定のお店が爪が長くてぶったくるのではなくて、伝統的にその制度があります。その一つが、ご飯食べです。
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村山 和彦 murayama@seaple.ne.jp http://www1.seaple.ne.jp/murayama/
ピーナッツクラブ事務局090-4702-8082
ピーナッツクラブ西千葉 http://blog.goo.ne.jp/amigo-kaiho/
東北のまちづくり、村おこしに(株)都市整備 http://www.toshi-seibi.com/
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高知講演の一部-2

2008-11-16 12:04:54 | Weblog
都市は人間が生活出来る仕組みが出来て居なければ長続きしない。封建時代で王様が権力を握り、貧民が乞食をするとしても、継続的に餓死者が出る状況であったら都市は存続しない。都市経済を単純化すると、貧困な人たちに生活できる衣食住、若しくはそれが得られる収入の道を作るのが、都市計画であり都市の経済設計であると考えている。
即ち都市計画とは、権力者、富裕層から財を貧困層に運ぶシステム設計であって、これが出来ていなければ、都市の永続性は望めない。現代の日本の地域は、過っては総中流であったが、現在は総中流半であるので、地域内での財の循環が濃いほど都市として安定する。
私は桓武天皇の都市経営のノウハウの痕跡が祇園に残っていると考えている。

【祇園では一見の客はとらない】
朝の連続テレビ番組「だんだん」では石橋なる音楽会社の社員が、舞妓を歌手デビューさせる為に、雅堂の社長を紹介者として上がった。そして「ご飯食べ」(後に解説する)に誘って、ライブハウスで歌を唄わせた。置屋のお母さんは、紹介者の雅堂の社長に苦言を呈する。「そんなことを企んでいたのか、お灸をすえておく。」と後始末を雅堂の社長は約束した。

紹介者があって祇園に揚るのですが、不始末があったときは全て紹介者の責任になります。舞妓、芸妓を落籍せるときはしかるべき手続きと、そこまで仕込んだ費用報酬を相当額払はないといけません。舞妓、芸妓の個人の自由意志で落籍せようとするのは祇園のルール違反です。

今でも一見の客は揚げないが守られていますが、少し形骸化はしています。私は京都のバーから紹介してもらいました。お客さんを連れて行くのに、舞妓が居る所と、普通のバーではお客さんの喜び方が違うので、ついつい祇園の方に行ってしまいます。すると置屋のお母さんは、「紹介してくれたバーに、義理が悪うおす。三度に一度は行って、裏を返しておくれやす。」と追い立てる。バブルの時の建設会社の開発担当社員は、社用の富裕階級でした。富裕層だけを客とし、その客には廓内で広くお金を使うように手順が出来ている。

【道行】
歌舞伎でいうと、恋人同士が駆け落ちをすることを道行と言います。和服のコートも道行きと言うのはそこから来たのかもしれません。

祇園では芸妓や舞妓が座敷を掛け持ちすることを言います。私の部屋の芸妓ゆうさんが何時の間にか居ない。どうしたトイレかと聞いたら、道行どす、と言う。これは別の座敷の呼ばれて行ってしまったことを言います。呼び戻せというと、向こうの座敷で、ちょっと道行と言って帰ってくる。向こうでも腹を立てて呼び戻す。

この間道行きの度に、本来一時間1万円の花代が、2万円、4万円とバイバイに値上がりする。兎に角、お金を遣わせるシステムは凄い。そして何でもお金で解決するかの観がある。

伊勢あたりですと、道中花と言って、移動賃が一本、1万円であることが多くて、倍に膨れていくことは無い。それでもふすま一枚の旅とは面白い。東京ではこの制度がない。神楽坂、向島あたりは座敷の掛け持ちをするけれど、新橋では原則的に芸妓は一晩一座敷になっている。 新橋で道行の話をすると、新橋はそんなに品が悪くありませんと柳眉を逆立てられる。
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村山 和彦 murayama@seaple.ne.jp http://www1.seaple.ne.jp/murayama/
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