昨日は桜が咲き出してしまうのでは?と思うほどのお天気。
気温は北関東のここでも18℃くらいまで上昇しました。
ところが今日は一転して真冬の寒さ。
最高気温2℃!そして雪!
この気温の落差に体調を崩さないように
注意しましょうね。
昨日は 映画「英国王のスピーチ」を観てきました。
アカデミー賞にはこの「英国王のスピーチ」か
「ソーシャルネットワーク」のどちらかが選ばれるであろうという
もっぱらの評判。
そういう事もあり、封切りを楽しみにしていました。
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ストーリーは、英国のエリザベス女王の父君にあたられる
ジョージ6世の物語。
ジョージ6世は次男でしたが、
兄のエドワードが王室が認めない女性との恋愛に走り、
国王の座を捨ててしまったために、なりたくないのに王になりました。
彼は幼い頃のトラウマが原因で吃音(どもり)になってしまい、
人前で話せなくなってしまった。無口で内向的。
しかし国王ともなれば、人前で話すことはもちろん、スピーチは不可欠。
彼の悩みは深まるばかり。
折しも第二次世界大戦が始まり、ヒトラー率いるナチスドイツとの開戦は
避けられない。
国民は王の力強い言葉を待ち望んでいます。
王室と英国民を大切に思い、辛抱強く、王の資質を持っていると言われた
ジョージ6世。
その彼が真の王となり、リーダーシップを取れるのか?
どんな医者もさじを投げた国王の悩みを解決できる人はいるのか。
国王の心の扉は開くのか?
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「う…、あ…」となかなか出て来ない言葉に、
もしかしたら息がつまりそうになる人もいるかもしれません。
でも、映画の進行とともに、いつの間にか
頑張れ王様!と皆(観客も含め)が固唾を飲んで見守っている事に
気づかされます。
多少の衝突はあったとしても、
登場人物の誰もが優しく、悪意を持ったり、裏切ったり、
殺人があったり、陥れたり、という事がない。
とにかく一生懸命なのがいいっ!頑張れ王様!突き抜けろ!
当時世界の4分の1を統治すると言われた英国の王様が
このような事を悩んでいたのかと思う。
心の病というものは、どんな立場であってもやっかいなものです。
それにしても
スピーチの悩みにスポットをあてるとは、
今までなかった映画ですね。
当時の英国らしい重厚な雰囲気が素敵。
音楽も風景も、出て来る機材(マイクとか録音機とか)も味わい深い。
品が良くて優しい映画でした。
(アカデミー賞作品賞と主演男優賞を受賞しましたね。)
*画像はいつも私がウォーキングしている散歩道の風景。
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