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ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

子供が教えたつきあい方・接し方(1)

2006年11月02日 13時06分01秒 | Weblog
[子供] 知人家族の末娘について記す。彼女こそ私とこども達との接し方を教えてくれた先生である。

時期
私が始めて会ったとき、この末娘(小学生)はとても荒れていた。
活発なせいか(外で遊ぶ事が多いからか)色黒でやせ気味のその容姿は決して 可愛い とは云えなかった。反して、穏かで両親の喜びとも云える素直で可愛い姉がとても印象的な家族だった。

末娘は親の云う事には反抗的で、加えて乱暴者だから、どちらかと云えば 鼻つまみ者 である。さらに他の家族の子供と会えばしょっちゅうトラブル(喧嘩)を起こしていた。

数ヶ月様子を見ていると、姉と比較されたときに 一番の「苛立ち」が現れると気づいた。

彼女を理解したいと願った。好き放題に部屋を飛び回っては周りの様子も考えず騒ぎ立てる彼女を捕らえ、自分が感じたとおりに「いまの君は本当の姿ではないと思う。友達になろう(心を開いて欲しい)」と伝えた。
だが彼女の返事はいつも、殴る、蹴る、ひっかく だった。私のむこうズネは何十回思いっきり蹴られたか数え切れないほどである。

【 転機 】
ある時、別な家族の男の子を泣かして喧嘩しているところを見つけた。
彼女を捕らえ「喧嘩はいけない」と叱った。すると始めて彼女の口から喧嘩になったいきさつを聞かされた。聞けばなるほど彼女が怒るのも無理はない。
「たしかに君のほうが正しい。だが、だからといって殴る事は正しいか?」と尋ねた。

彼女は怒りの瞳のまま暫く考えたがやがて 「正しくない..」 と答えた。
・・・・・
それ以後、彼女が荒れるとそばに行き、毎回かならず 理由 をしっかり聞いた。そして公平な立場でそのことに対する意見を伝えた。
・・・・・
それを期に彼女は変わりはじめた。他の子供が悪さをしかけても私がいると自分の感情を抑えるようにもなった。

【 原因と解決法 】
やがて原因がはっきりした。いつも姉と比較され、何か問題を起こすと すべて彼女自身の問題として叱られていたのだ。
彼女は自分の真の理解者が居ない事に腹を立て 荒れていたのだった。 理解してくれる者が現れた事で 自制心 が働くようになった。

当初私自身がそうだったのであるが、
①子供を見た目で判断しない(誤った理解で接しない)。②本当の心を子供自身から聞かせてもらおう(子供の信頼を得る)。③子供の真の理解者になろう。そうでなければ決して子供の(真の)友にはなれない。と知った。

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