もう、何年も前のことになってしまったが、
「妹が 『病気で入院した娘のわがままがひどくて大変だ』 と云ってきた。 もう何年も会っていないし、運転交代係として一緒に行って欲しい」 と頼まれた。
早朝出発して片道4~5時間の田舎道をひた走り、お見舞いがてらの姉妹再会に同行したのである。
現地では、娘さんの母親を伴って病院に向かう前、
「娘は小さいときの高熱が原因で『知的障害』になった。 成人しているが日毎にわがままが増している。 それは許してやって欲しい」と事前に注意を受けた。
・・・・
病院に着くと、確かに母親の云うことにもヒステリックに反発ばかりしている。
私はベッドの反対側に移り、挨拶した。 (彼女の心の中に入るためだ)
彼女はちょっと驚いたように私を見つめ、そして恥ずかし気に私の手をそっと握ってきた。 私を受け入れたのである。
子供達との時もそうなのだが、 私は 時々不思議な感覚に襲われる。
彼女の 『こころ』の中が伝わってきた。
ものすごく熱い。 Hot ではなく Burn である。しかも 痛い(Hurt)のだ。
私の全身は 熱い針を刺されたかのようにピリピリ火傷をしているような感覚に襲われた。
『これが 障害者の Spirit(魂/霊)なのか』 と理解したが、健常者であれば とうてい耐えられたものではない。
しばらく耐えながらさらに奥に進むと、
奥から 強いエネルギー(力)を感じた。出口を探して何とか押し出そうとしている様子だ。
『理解した』 彼女に向かってうなずいた。
彼女は私の手を放し、母親のことばにも耳を傾けるようになった。
姉妹同士の久々の時間を 入院中の娘さんとともに 病院で数時間をともに過ごした後、 私は 娘さんのいる面前で母親に話しかけた。
『娘さんはわがままなのではありません。自分で強い力を持っているのだが表現する方法が判らず困っている。娘さんがやりたいと望んでいる内容を聞き取って(感じ取って)あげて、それを行う方法を教えてあげて欲しい』 と伝えた。
(他の子供達の時もそうであるが)その時の娘さんも私の言葉を静かに聞いていたが、 私が母親に話し終えると小さな声で「ありがとう」と云ってきた。
・・・・
その後、 妹夫婦は 「娘は素直で問題ない。夫婦で喜んでいる」と、毎月のように報告に来てくれたという。
「妹が 『病気で入院した娘のわがままがひどくて大変だ』 と云ってきた。 もう何年も会っていないし、運転交代係として一緒に行って欲しい」 と頼まれた。
早朝出発して片道4~5時間の田舎道をひた走り、お見舞いがてらの姉妹再会に同行したのである。
現地では、娘さんの母親を伴って病院に向かう前、
「娘は小さいときの高熱が原因で『知的障害』になった。 成人しているが日毎にわがままが増している。 それは許してやって欲しい」と事前に注意を受けた。
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病院に着くと、確かに母親の云うことにもヒステリックに反発ばかりしている。
私はベッドの反対側に移り、挨拶した。 (彼女の心の中に入るためだ)
彼女はちょっと驚いたように私を見つめ、そして恥ずかし気に私の手をそっと握ってきた。 私を受け入れたのである。
子供達との時もそうなのだが、 私は 時々不思議な感覚に襲われる。
彼女の 『こころ』の中が伝わってきた。
ものすごく熱い。 Hot ではなく Burn である。しかも 痛い(Hurt)のだ。
私の全身は 熱い針を刺されたかのようにピリピリ火傷をしているような感覚に襲われた。
『これが 障害者の Spirit(魂/霊)なのか』 と理解したが、健常者であれば とうてい耐えられたものではない。
しばらく耐えながらさらに奥に進むと、
奥から 強いエネルギー(力)を感じた。出口を探して何とか押し出そうとしている様子だ。
『理解した』 彼女に向かってうなずいた。
彼女は私の手を放し、母親のことばにも耳を傾けるようになった。
姉妹同士の久々の時間を 入院中の娘さんとともに 病院で数時間をともに過ごした後、 私は 娘さんのいる面前で母親に話しかけた。
『娘さんはわがままなのではありません。自分で強い力を持っているのだが表現する方法が判らず困っている。娘さんがやりたいと望んでいる内容を聞き取って(感じ取って)あげて、それを行う方法を教えてあげて欲しい』 と伝えた。
(他の子供達の時もそうであるが)その時の娘さんも私の言葉を静かに聞いていたが、 私が母親に話し終えると小さな声で「ありがとう」と云ってきた。
・・・・
その後、 妹夫婦は 「娘は素直で問題ない。夫婦で喜んでいる」と、毎月のように報告に来てくれたという。