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ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

世界の人権とは?『天安門事件』のとき

2006年10月22日 18時31分26秒 | 格差社会と政治
1989年に中国で起こった 天安門事件 報道はまさに衝撃的な映像であった。
ちょうど私が中国語を教えて貰っていた人物(老師:先生)も 北京 から来ていたので本当に人ごとではなかった。

当時は、
中国国内では社会主義色が強く、一般人民が中国から国外へ出ることはたやすくなかった。
日本国内においては中国人、韓国人など近隣アジア人に対するべっ視意識も根強くて、私も 国内の意識改革 を叫び始めた頃だった。

日本を含む海外から見れば、天安門事件は中国の社会体制を変える絶好の機会であり、 デモを行う学生らに対する中国政府の鎮圧行為はまたとないチャンスであった。そのために 『人権蹂躙(じゅうりん)』報道には私も 好意的 だった。

だが、それまでなにかと中国文化について問いただし、先生から中国市民の生活様式を教えて貰っていた私には大きな 危惧 も感じた。
政府首脳部の本人やその子息らが留学等で米国などの海外事情に精通しているのは当然なのだが、一般民衆は外国文化とは長く隔絶された生活を送っていたからだ。
しかも改革・解放は民衆全体から上がったものではなく、恵まれた環境下の学生達が始めた運動だった。

人間は突然の環境の変化には対応できないものである。ましてや社会体制(生活環境)が上(政府)からの一方的な決定で正反対に変わるのだ。
自分自身に当てはめて見ても 混乱 は必至である。
当時の中国政府の「民主化には早すぎる」との判断は妥当と認めた。

その後中国では、時間をかけて民主化が進んだものの、今度は日本以上に甚大な 格差社会 が発生してしまった。
日本政府が突いているのは、「中国における格差による社会(人権)問題」 であり、日本国内で進んでいる 日本の格差社会と同位 のものである。


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