なんとなく、テキトーに。

やりたい事を、やりたい時に、やりたいように

ギガブレイン GIGA合金001 『ファイナルダンクーガ』 レビュー

2007-08-10 19:50:33 | フィギュアレビュー
ギガブレイン製のファイナルダンクーガです。
ギガブレインのHP上での1,800個の限定販売商品で、現在は完売してます。
注文受付開始が'06年10月。
自分が注文したのは'07年01月(代金先払い)。
当初の販売予定は'07年03月だったんですが、ブラックウイングの機首部分の成型不良のため発売延期。
で、'07年08月にようやく出荷。
いや、長かった。
というか、ぶっちゃけ忘れかけてました。
待った甲斐があったか?代金分の価値があったかというと、どうだろう?
なんかイマイチな部分もあったり・・・。
メカのアクションフィギュアってREVOLTECH以外は殆ど手を出してないんで相場が分からないんですよね。
ただ、個人的には高い気がします。
ちなみに価格は¥13,440です。

プロポーションは、超合金魂がアニメ版なのに対し、こちらはGOD BLESS(OVA)版だそうです。
しかし、ファイナルダンクーガ自体は映像作品としては登場しておらず、PSソフトの『スーパーロボット大戦α』限定版の書き下ろしイラストが初出だそうです。
動いている絵だと第3次αくらい?

商品としては、過去に発売されたダンクーガを改修し、ブラックウイングを追加した構成です。
ま、百聞は一見にしかず。

以下、詳細です。




輸送用外箱(左)にも商品名が印刷されてます。
製品の箱(右)は物凄くシンプルです。店頭に並べることは想定していないデザインですね。



で、箱を開けると、・・・アレ?
ダンクーガは昔のパッケージのままですか?
しかも追加のブラックウイングは完全に白無地の箱・・・。金掛かって無ぇ。
しかもダンクーガのパッケージに記載されている電話番号は古いものなので間違っているそうで。
どんだけコスト切り詰めてるんだか。



ダンクーガのパッケージ内部です。
本体の他に、ダイガン、断空剣、手首などが付属しています。
また、発泡スチロールの裏側にはウイング2枚が。
つまり、ファイナルでないダンクーガが組めます
コレ、何の告知も無かったので少しびっくりしました。
ファイナル仕様でしか組めないもんだとばかり・・・。
つーか言えよ。


そして、本体を見て一言。

目が~、目がぁ~っ!
片目の塗装がヒドイ事に。
人によっては成型不良もあるらしいですが、自分のは塗装だけでした。
しかし、¥13,440払ってコレっていうのもやるせないので、早速リペイント決行。


ナイフでマスクだけ分離。
上の面で固定されているだけなので、比較的容易に分離可能です。
で、チョチョイと塗りなおして再固定。



リペ前(左)とリペ後(右)。
やっぱ『人形は顔が命』ですから。
で、顔を構成する要素として目は最重要ですから。



という訳で、ようやく本体の話。
サイズは本体の頭までが19cm。全高は25cm。羽は広げると35cmにもなり、それなりのサイズがあります。
メリハリがあって、プロポーション的には文句はありません。
ただ、可動に関していくつか気になる点があります。
まず、これ以上脇をしめることができず、言い換えれば気を付けができません。
どこの山口ロボですか?
肘も二重関節になっていますが、効果はイマイチ。
腰は左右に回転できますが、ピンが短いために、体が外れやすいです。
下半身は過去のものから大分改修されているようで、それなりに動きます。
足首の接地も良く、力強いポーズが決まります。


3面より。


背面のブラックウイングの情報が微妙に物足りない気がしますが、全体的に情報量は大目。



主翼はたたむこともできます。



バストアップ。
顔は男前にできてます。(リペイントしてますけどね・・・。)
残念なのは首が上方向にはあまり動きません。
ファイナル断空砲発射時のことを考えると動いてほしかったなぁ。



バストアップその2。
胸のパルスレーザーは可動。
しかし、砲口の省略や余分な部分があるのが減点ポイント。
胸の黄色のプレートは着脱可能。腕を上に上げるときは一旦外します。



付属武器その1。
断空剣が2種ついてます。
上は断空光牙剣用。これはもっとサイズを大きくして(1.5倍以上)、クリアパーツ成型だと嬉しかったなあ。
塗装ならせめてグラデーションくらいは欲しかった。



断空剣はこんなもんなサイズかと。
手首と柄が一体になっていて、刃の部分のみ差し替えです。
左手に剣を持たせることはできません。


表情のついた左手首が付属します。



断空光牙剣装備。
迫力無いなぁ・・・。やっぱもう少し長くないと。



手首の差し替えで、両手で構えることもできます。
ただ、ポーズはかなり限定されますが。



背中のブラックウイングは分離でき、単体として見てなんら問題ないです。
バランスをとれば自立もします。
流石にヒューマノイドモードには変形しません。



機首部分。
今回発売が延期した原因です。なんでも当初はPVCだったとか。
そりゃ歪むだろ・・・。
製品ではABSに変更され歪みは無く、きっちりと成型されてますが、中央の分割線が結構目立ちます。
脚はほとんど動きません。合体のために少し動く程度。
なお、合体の時には専用のアタッチメントパーツ(写真撮り忘れた・・・)を使用します。
ま、アタッチメント無しでも固定できないことはないです。



ファイナル断空砲。
このときパイロットってどうなってんのよ?・・・ってのは考えたら負けですかそうですか。
内部ディティールもちゃんと作られてます。
また、右は機首を閉じた状態用のピンです。展開時は内側に折りたたみます。



ファイナル断空砲発射。
右手にも表情付手首が欲しいなぁ。
しかし、この武装ってどうなのよ?上に打ち上げるだけしかできなくね?
うーーん。



上から(左)と、前に撃とうとするとこうなるの図(右)。
右は激しくカッコ悪いですね・・・。



ブラックウイングを外したダンクーガ単体の状態。
この状態だと肩が少し大げさな気もしますが、バランス的にはちょうどいいのかも。
背中の断空砲はブラックウイング装着時には外すことになります。



バストアップ。
この状態でも十分カッコいいと思います。



右手首のオプションで『手刀』なるものが付いてます。
・・・アングル的に見難いんですが・・・。



ウイング装備。
TV版のブースターユニットとは別物だそうで。
超合金魂版と比較すると一目瞭然かと。
翼は角度変更が可能で、ヒンジ部分にクリック入ってます。
この状態でも全幅30cmくらいあってデカイです。



断空砲も展開可能。
ボールジョイントのアームで接続されているので自由度は高いです。
けど、1軸の自由度でいい筈なのになんでボール?



断空砲フォーメーション。



付属武器その2、ダイガン。
左右のランドクーガー、ランドライガーの武器は着脱できます。
持ち手はグリップと一体型で、左右付属しています。
一部ディティールが寂しい気がします。



サイズ的にはこんなもんじゃないでしょうか。
それなりに軽いので片腕での保持も問題無し。



あ、ファイナルダンクーガにダイガン持たせてねーじゃん・・・。



寸法比較。
意外とデカく見えますが、サイズ的には1/8フィギュアより少し大きい程度。
横幅はハンパなくデカイですが・・・。


まとめ
これはファイナルダンクーガである。
それこそがコイツの最大のアドバンテージなのではないかと。
アクションフィギュアとしては若干中途半端な感じが否めず、ガシガシ動かそうにもポーズが限られてしまうというか・・・。
ま、フツーに立ってるだけで十分カッコいいんですけど。
ただ、それなりに高額な商品なのでもう少し色々と頑張って欲しかったやも。
金に余裕のあった時期に先払いだったから買ったけど、今だったら買ってたかどうかは結構怪しいです。

あと、これのどこに合金使ってるんですか?
GIGA合金なんですよね?
まさかネジなんてことは・・・無いよね?
自分が気づかなかっただけか?

ま、いいけどさ。

以上、ギガブレイン製 ファイナルダンクーガでした。

最新の画像もっと見る