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そんな好奇心から衝動的に作りました。

卒業は悲しくない

2013年03月16日 23時02分14秒 | job

 先日3月14日の木曜日、今年度の中学3年生最後の授業を終えました。 

 部屋に入って行こうとすると一人がドアーの前に立ちはだかり「今日はなにする? お菓子食べる?」とか言って時間稼ぎ。 「あ~。部屋に入るとどうなっとるんだ?」と思いつつほかの部屋に用事を思い出したフリをしてその場を離れ、再度もどる。 ドアーの前にはもう誰もいなかったので、ヤレヤレと思いドアーを開けると「Layla、今までありがとう!!」とホワイトボード一杯のメッセージの前に並んでこの花束をくれました。

 今までのわたしならね。 こんなことをされたらもうその先授業などできなかったんだわ。 しかしなぜか今年度は違う。w

 「おぉぉっ! サンキュッ!! じゃ、写真でも撮ろうか!?」と言って喜んでいると「あれぇ~? 泣いたりしないんだぁ~。」とみんな残念そう。www

 なんだろうねぇ。 本当に今年はそんな気持ちにならなかった。


 このクラスは女子4人の仲良し、賑やかなクラス。 仲良しとは言え、今までそりゃいろいろあった。 ケンカあり、嫉妬あり、ネタミあり的な非常に女子らしい。w 
 そりゃ、いちばん長い子で10年。 幼稚園の年中さんからいたんだから。

 高校入試は4人それぞれまったく違う感じになり、例年になく個人対応で時間を使わざるを得なかった。 早い話、例年以上に手がかかった。w けれど前にも書いたとおり、本人たちが自分から「やりたい」と言ってきたので自然とこちらもそういう気持ちになった。 双方やらされてる感はなく、受験が終わった今、たぶんお互いにやりきった感じで終われているのだと思う。


 そういうこともあってか、最後の授業の日、わたしはなんだかサバサバした開放的な気持ちでいたのかもしれない。 生徒たちはわたしに「寂しいわぁ。。。」と言ってほしかったのかなぁ?

 けど私はこの子たちに対してはなんだか卒業がとてもうれしいものとして感じられる。 たとえば自分の子供が卒業する時、親は悲しいとか寂しいとか思いませんよね。 きっとそんな気持ち? 

 正直言うとまだ実感として来週からもうみんなは来ない、と心がわかっていない面もあるのだけど。 でもこの子たちが高校に行ってどんな青春をおくるんだろう?、大学に行くのかな?、海外留学とかするかな?、どんな彼氏をみつけるんだろ?、とかそんな夢のあることばかりが心の中に浮かんでくるんです。 そして自然とニヤニヤしてしまう。w


 昨年の同じような記事を見ると(見るな!w)「また来るね、って言うけどもうみんな来ないんだ(ToT)」みたいなことが書いてあり、笑っちゃいます。w
 確かにね、「来るから」と言っておきながらメールのひとつもよこさない。w 今年の卒業生も「どうせ毎日 Layla の家の前通って高校に行くしね。 会っちゃうよ。」と言うんですけど、きっとこの子たちもメールひとつよこさないんでしょう。w
 でも、そんなに悲しくないんですよ。 なんか、年齢とともに心がいろいろ感じなくなっているのかしら?、と心配になることもあるんですが。w

 でもきっと違うんです。 卒業しても、そうそう会えなくなっても、ずっと会えないわけではないって自信があるのかな。 いや、会わないのかもしれないけど、絶対に忘れない、いつも心のどこかにいるよ、みたいな確信かな。

 とりあえず、この卒業生たちには「今年の秋の発表会、お手伝いに来てください。 お手伝いに来るからには暗誦のひとつも出来るようにしてらっしゃい。」とお伝えしました。w
 果たして来てくれるかな?www

 お花はきれいに咲いています。 あなたたちの未来も今まで通り賑やかでキラキラしてるね、きっと。


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