out of curiosity

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そんな好奇心から衝動的に作りました。

東京都薬用植物園

2006年06月17日 00時39分40秒 | stroll
 6月11日(日)
 下の娘が英検を受けるため立川に行きました。 会場は駅から遠く初めて行くところですし、車ならすぐなので送ってゆきました。 試験時間は2時間。 どこかファミレスにでも入って、仕事か勉強でもしていようと思ったのですが、カメラを持って出たのが運のつき。w

 以前から一度行ってみたかった東京都薬用植物園までは15分とかからないので、雨にもかかわらず行ってしまいました。 雨だからたいした写真も撮れないだろうし、一時間もしたら仕事をしよう、と思っていたのにそうはいかなかった。w


   

 無料にも関わらず立派な温室もあります。 まずここで咲き誇っていたのはドクダミ。 さすが薬用植物園。 と、思いきや何だかちょっと違う。 このドクダミ、八重咲きではないですか。 かわいぃ。 
 ここに植えられている植物は当然薬用として使われる植物ばかりなのですが、「これもですかー?」という植物もたくさん。 ハーブ類もたくさんあり、ラベンダーやカミツレ、セージなどもお花を咲かせていました。 また逆に有毒の植物も植えられ、山菜と間違えやすい有毒植物の見分け方など、園内の掲示や、講習会でも教えてもらえるようです。

   

 植物園とは言え、こんな畑のような様子です。 けれどひとつひとつ見ていると、色々な発見や驚きがあって、とても楽しいです。 写真左の奥のほうに見える木立の裏には玉川上水が流れています。 そして写真右の右のほう。 なにやらいかつい2重フェンスの檻のようなものが見えます。 一体これは。。。

   

 近くで見ると、ますますそのいかつい感じがわかるでしょう。 ドアには鍵までかかっており、柵の上部は電流の通っているような線まで。 
 そう。 ここにはケシや大麻が植えられているのです。 東京都でそれらの栽培が許可されているのはここだけ。(当然と言えば当然。) 言ってみれば、お花の盛りの時期には、ここでしか見られない禁断の花々が見られるわけです。 で、私が行ったときには右の写真のようにすでに実とわずかなお花しかなかったわけですが、その花の美しさと言ったら。。。 これこれ。 もう少し早い時期に来れば、満開のお花が見られたようです。ほら。 しかも、お花の時期には外側のフェンスを開放。内側のフェンス越しに、鮮やかな花の姿を楽しめる、のだそうだ。

 うぅ~ん。 来年は見てみたい、と思ったのですが、この植物園、施設存続の危機にあるのだそうです。 くわしくはこれなのですが、25ページ総合評価あたりに書いてあります。 「もう都の費用を費やして置いておく必要はないだろう」と思われているらしいです。 いいところだけどなぁ。 無料だし。 残しておいてもいいんじゃないのかなぁ。 

 雨の中撮ったお花を少しずつ紹介してゆきたいな、と思っています。

☆ 久しぶりに書きますが、写真はクリックすると大きくなります。

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Ina)
2006-06-17 09:14:25
先日友人と、最近どくだみがすごい勢いで増えている話をしたばかりでした。うちも植えてもいないのにいつの間にか庭の一角を占領されてしまいました。他の友人のところではどくだみを抜こうと思ってよく見たら八重だったのでそのままにしてあるといってました。どういう風に増えていくんでしょうね。
Inaさん (Layla)
2006-06-18 07:04:22
ドクダミねぇ。w

うちも結構増えています。

けれどお花をつけているうちは、かわいい感じがして抜けません。 あまりよく咲かないつつじ(さつき?)のピンクの間に白い花があると、結構はえるのです。

友人はドクダミ茶にするから、といって以前大量に抜いていってくれましたけどね。

普通のお宅にも八重のドクダミがはえるんですね。
Unknown (kuronekokotoshan)
2006-06-18 21:42:20
二重のどくだみは見たこと無いです。

こういう施設がなくなるのは悲しいですね。存続の意義がないわけないでしょうに。。。
kuronekoさん (Layla)
2006-06-19 15:13:18
うぅん。

HPをみると、学会に研究成果を発表していますし、ケシの開花期(5月)には、麻薬取締員や薬事

監視員および医学・薬学・看護学生を対象と

した「ケシ特別講座」が実施されたりしているので、役割はあると思うのですよ。

なにより、存続を求める人は結構いるみたい。

http://www.google.co.jp/search?hl=ja&c2coff=1&q=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E8%96%AC%E7%94%A8%E6%A4%8D%E7%89%A9%E5%9C%92%E3%80%80%E5%AD%98%E7%B6%9A&lr=

知りませんでした。 (パン・ド・カンパーニュ)
2006-06-22 18:00:54
近くにこのような施設があるなんて知りませんでした。

麻薬植物の栽培だけでも、貴重な存在だと思います。都の財政も少しばかり上向きになったと新聞に出ていました。こういう他にはない施設は、残してもらいたいものです。



柵は鉄格子だけですか。手を伸ばしたら獲れそうですね。上は天井あるのですか。釣竿使って、引っ掛けて獲れないでしょうかね。

こういうの見ると、どこか抜け穴がないか、探したくなるのです。あっ、別に麻薬に興味あるわけじゃあないですよ。



華岡青洲を思い出しました(こちらは全身麻酔でしたか)。
パン・ド・カンパーニュさん (Layla)
2006-06-23 13:17:39
2重の柵になっているので、手は届きませんよ。。。(;-_-+

釣竿もかなり長くないとね。

けれど、どこかにこの鉄柵が2重になったおかげでようやく盗難が無くなった、と書いてありました。

パンさんみたいなことを考える人がいるのねー。

(((( ;゜Д゜))))ガクガクブルブル!



チョウセンアサガオはあったかな?
へ~! (ワカ)
2006-06-25 13:01:13
このようなドクダミ、初めて見ました!かわいいもんですね~。



それにしても、禁断の花々ほど美しいですね・・(笑)

無料で見られるなんて、いいですよね。

でも、存続が難しいなら少し入場料をとってでも続けてほしいなぁ~。

ワカさん (Layla)
2006-06-26 00:22:44
ねぇ~。かわいぃでしょ、ドクダミ。

でもこれ、普通のお宅の庭にも咲くそうなので、その辺よく探してみてください。w

そうそう。入場料があってもいいかな、とわたしも思いました。けど、東京都の施設って、高い料金取るところが多いからな。。。どうにかならんのかしら。

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