out of curiosity

blog ってどんなものだろ?
そんな好奇心から衝動的に作りました。

秋月と

2013年09月26日 15時37分10秒 | 田んぼ ・ 棚田

2013年9月21日(土) 5:36 a.m.

 2年ほど前から日光の写真を撮り始めて、ずっと探していた景色がありました。 日光連山の姿を水面に映す田んぼ。 
 風景写真は奥日光で撮ることが多かったのですが、それでも折を見てそんな田んぼを探しながら車を走らせていました。 

 宇都宮~日光間は田んぼがたくさんあります。 それでもなかなか車で入り込んで行けなかったり、手前の山の陰で連山が見えないということが多くなかなか良い場所が見つけられません。 また、建物や鉄塔、電線で良い感じに撮れないということも多々ありました。

 そんな時、あるブログで上の景色を拝見しました。 「あるんだ。 こういう場所が。」と再認識して、いつか見つけられるだろうと希望を持ち直しました。 
 が、なかなかその田んぼに巡り合えずにいた時、下今市の素敵な紳士がこの場所を捜し出してくれました。 しかもその田んぼは彼のお知り合いの方の田んぼだったという驚きの発見も含めて。

 先日の台風18号が9月16日(月)に関東を去った後、17日(火)からの晴天続きはこれまでにない素晴らしいものでした。 平日に休みをとる友人たちは山でかつてないほどの美しい景色を写真で見せてくれました。
 私も最近登り始めた山に行きたい気持ちはありましたが、ここで絶対に撮っておきたい風景がありました。 それが上の写真です。

 月は19日に中秋の名月を迎え、21日朝の月の入りの時間が 7:01a.m.(宇都宮)。 日の出の時刻が 5:27a.m.  この田んぼから連山の方向が西の方だということは前回の下見でわかっていました。 
 もしかしたら連山に沈む朝の月が撮れるかも。 けど、もしかしたら稲が刈り取られているかも? 月が連山に近づく前に明るくなってしまうかも。
 などなどありましたが、天気、月の状態、稲の状態を考えても21日土曜日がラストチャンスです。 空が明るくなる前に着いていないと心配ですから、家を夜中に出発し、この田んぼには 3:30a.m. 頃からスタンバイしました。
 途中休憩した大谷PAでは、まさかの空一面の雲でもうダメかと思ったのですが、現地に着くと雲は薄くたなびいている程度でした。

 月の高さなど見ながら、結局撮影を始めたのは 5:00 a.m. くらいでした。 このへんカシミールが使えれば本当はもっと楽なんだろうけど。w

 本当ならもう少し月が連山に近付いていると良かったでしょうが、この後空はどんどん明るくなります。 この時間の空が少し赤みを残し、昇ったばかりの太陽の光が連山の山頂の方だけ桃色に映し出している、この写真がこの日のベストショットです。
 山の背後から薄雲が張り出していますが、よく持ちこたえてくれました。



5:03 a.m.

 朝一番くらいの写真です。 少し雲が残っています。 風景は霞むだろうけどたなびく雲もいい感じかも、と思っていました。 
 気温は17度くらい、少し風が吹いていたと思います。 パーカーとダウンを着ていました。 じっと立っていると寒くなるくらいです。



5:52 a.m.

 東の杉並木の合間から田んぼに陽が射してきました。 こうなると山の色が沈むのですね。 それともその辺は雲で日陰になっていたのか。
 この後月は男体山の肩越しに沈むのでは、と期待しましたが、白い雲の中にすっかり隠れてしまいました。

 日光に通っているとやはり神々の連山は憧れの対象になってきます。 何度日光に行っても連山がはっきりと見える日は気持ちが高ぶります。
 男体山に登ってみたい、という気持ちもますます強くなりました。

 今回この場所を探して下さったK様、そしてご協力いただいたみなさま、心からお礼を申し上げます。
 ありがとうございました。


綿毛の小田代原

2013年09月26日 00時41分54秒 | 栃木県奥日光エリア

2013年9月21日(土)

 小滝、湯滝を回って小田代原に来ました。
 秋の風情を装い始めた小田代で目を引いたのが風に揺れる綿毛たちでした。









アザミもチョウもお疲れ様でした。




トンボは里へ帰りますか?




もう5日前になってしまいましたが、草紅葉の様子。 この辺はもう結構赤かったですよ。




展望台正面はこのくらいでした。