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松田龍平さんのお茶目・・・≪剱岳≫御礼舞台挨拶

2009-08-02 | 気になる表現者


松田龍平さんのお茶目・・・
        ≪剱岳≫御礼舞台挨拶


■松田龍平、『劔岳』の映像は「全部、フルCGです」とやけくそ発言!?■

 映画『劔岳 点の記』の観客動員200万人突破を記念し、大ヒット御礼舞台あいさ
つが30日、東京・丸の内TOEIで行われ、香川照之、松田龍平、木村大作監督の3人
が登場した。

 標高3,000メートルを越える各所での撮影だったため、ロケにはさまざまな困難
が待ち受けていた。そのエピソードを何度も聞かれることに嫌気がさした松田は
「フルCGです」という珍回答で応じるようになったと明かし、会場の笑いを誘って
いた。実際のところ、木村監督の撮影方法がどれほど過酷だったかというと、山の
天気が悪くなったときには、「祈れ、お前ら!」と香川ら、キャストやスタッフに
命じ、みんなで両手を組んで拝ませたという。天気が良くならないことに責任を感
じた香川は、誠意を見せるために山に向かって20キログラムの荷物を背負って撮影
ポジションに立ち、空を凝視して、「もう僕たち、いけるんでお願いします!」と
願をかけたという。

 しかし、「松田さんも、当然、参加をされていたわけですか?」と司会者に聞か
れた松田は困惑した表情で「いや、僕はあんまり……」とひと言。実は、そうした
ことには参加せず、「龍平さんは、全員で祈っているときもしっかり休んでいる超
大物」と香川に明かされてしまっていた。また、木村監督からは「龍平先生」、さ
らには「優作さん」と亡き父の名前で呼ばれるほど、監督のお気に入りだった
ようだ。

 『劔岳 点の記』は、日本地図完成のためだけに、誇りを持ってただひたすら仕
事に生きた男たちの物語だ。撮影は劔岳をはじめとした立山連峰にこもり、CGや空
撮を一切使わずに行われている。悠久の大自然の中、ひたむきに生きる人間の姿
を、明治時代の測量手たちと同じ足跡をたどりながら撮影されたことで話題を呼ん
でいる。最後に、「ぜひとも400万人、お願いします!」と登壇した3人は声をそろ
えていた。                       
                        (シネマトゥデイ)


この記事を読んで笑っちゃいました。
松田龍平さんって大物なんですね、
いえ、良い意味ですよ、もちろん。
だって、自分が苦労したことを、
相手が変わったら、
そのひとにとっては新しいことだから、
必死になって聞いてもらおうとしませんか?
「フルCG」ですって(笑)
でも、見方を変えれば、
映画を撮るのにそういう苦労はつきものなんだから、
もっと想像力を働かせて、
質問してくれよ、
質問でわくわくさせてくれよ、っていう様な事を
考えていらっしゃるのかもしれないなと思いました。

たとえは悪いですけれど、
外国からお越しのかたに
「日本語がお上手ですが、どうやって学ばれましたか?」
なんて聞くみたいな質問?

でも、松田さん、ライターさんは松田さんの生の言質を
取ることが質問なんで、堪忍してあげてくださいよ←何様だあ

香川さんの気遣いさすが、なんか目に浮かぶようですね。
にもかかわらず、テントに帰っちゃう松田さん、すごいです。
あの、年がら年じゅう怒鳴っていそうな木村監督の前で
そういうことができるのですもの。
木村監督のそばにそういうひとがひとりいるからこそ、
木村監督のもとに一つになれたのかもしれないですね、あの状況下。
そういうこと考えると、やっぱりかっこいいなあ、
香川さんに超大物と言わしめるひとですよね。
でも、香川さんは監督の気持ちを汲んであげていてください、
香川さんはそういうひとだから(若干かわいそう:笑)


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2 コメント

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Unknown (さく蔵)
2009-08-02 19:40:24
樹さん、こんばんは。
樹さんのお薦めで観に行きました。ありがとうございました。
この作品に胸を打たれた一人として、大ヒットは本当にうれしく、
更にたくさんの人に、ぜひ大きなスクリーンで観てほしいです。
真の誇りとは何かが、そこにある映画だと思います。
そしてこの舞台挨拶も、三者三様の毅然とした在り方と、
一見噛み合っていないようで絶妙なチームワークも微笑ましく、素敵でした。
松田龍平さんへの「パパになったお気持ちは?」との質問に、
「うれしいに決まってんだろ!」と相変わらず怒鳴っちゃう木村監督には、
ほんとにひ孫(?)が生まれたぐらいの飾らない愛情を感じました。
謙虚で聡明な香川さんには、寡黙ながら強い責任感と存在感を放つ役柄も重なり、
本当に美しい男を見たように思います。
松田さんの「フルCGです」には、幾千の言葉を重ねるよりも、そのご苦労と自信が偲ばれる気がしました。
嘘のない大自然を相手にしながら荒々しいだけではなく、静謐で上品な作品は、
こういう男たちが命を賭けて創り出したのだと、改めて感動いたしました。
さく蔵さんへ ()
2009-08-02 21:33:13
こんばんは、さく蔵さん。

こちらにもコメントをありがとうございます。

>真の誇りとは何かが、そこにある映画だと思います。

時代が時代だったので、苦労が報われませんでしたが、
男たちはみな、達成感と友情のふたつを手に入れていましたね。
浅野さんが不在の舞台挨拶、3人でよく盛り上げられましたね。
さく蔵さんが伝えてくださっているように、
それぞれの期待される役割を、
存分に発揮なさっている気がしました。

>嘘のない大自然を相手にしながら荒々しいだけではなく、
>静謐で上品な作品は、
>こういう男たちが命を賭けて創り出したのだと、改めて感動いたしました。

実にそうですね。
あんなに素晴らしい映画、
ぜひ全国の小中学校をまわってほしいなあと思いました。





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