SakuraとRenのイギリスライフ

美味しいものとお散歩が大好きな二人ののんびりな日常 in イギリス

イギリスの無人駅の利用方法

2014年08月03日 | 【イギリス生活】
イギリスの田舎に行くと、たまに駅員さんも券売機もない駅に出会います。
SakuraとRenが住んでいるところの最寄り駅、Hythe Stationもこういう無人駅で、ここをどう利用したらいいかずっと分かりませんでした。
イギリスの電車には「ちゃんとしたチケットで乗っていないのを発見したら多額の罰金を払ってもらいます!」みたいな脅し文句がたくさん貼ってあるのだけれど、無人駅でどうやってチケットを買えというのだろうか。定期券をあらかじめ入手しないと電車は乗ってはいけないということなのだろうか・・・。

でも、最近こういう駅の利用方法を知り、今日それを実際に確認できたので、ここに情報を残しておきたいと思います。


チケットの入手方法は基本的に以下の二つです。
(1)インターネットで注文する
(2)駅で買う

このうち、(1)の場合、チケットを(i)郵送してもらう、(ii)券売機がある駅でコード等を入力して発券する、がありますが、(i)は実際にそのチケットを利用する数日前に注文しなければならない(郵送にはそれなりの日数がかかるので、直前になると郵送オプションは提示されません。)という欠点があり、(ii)についてはHytheのような無人駅には定義上、適用されません。(なお、券売機がなくても、駅員さんがいれば「インターネットで注文したんですけど…」って言えば発券してもらえます。(Wivenhoe駅はそうでした。他は不明。))
また、(2)も駅員さん&券売機なしの無人駅では不可能。

では無人駅ではどうすればいいのかと言うと、、、



こういう機械が無人駅にはあります。
これは古いタイプの券売機かと思いきや、よく見ると、「Permit to travel」と書いてあります。

実は、無人駅ではチケットを買うことはできないものの、旅行許可券は購入可能です。(そういえば、Hytheと同様、Mistleyにもこの機械がありました。)
チケットと旅行許可券との違いは、前者は行先によって値段が設定されているのに対し、後者は自分で好きな額のものを購入できること。
旅行許可券を持っていれば、「電車賃を払う意志があった」ことを主張しつつ、車内でチケット確認に来た車掌さんからチケットを購入(旅行許可券の額面との差額を支払う)することが可能です。
(ただし、車掌さんはあまりチケット確認には来ません。だから、旅行許可券を持たずに乗車しても何も問題がないこともあるかもしれない。でも、たまたまこれを持たないで乗車したときにチケット確認にあってしまうと大変なことになりそう、と小心者のRenは思うので、やっぱり毎回これは購入した方がいいと思います。)

さて、以下は、今日Manningtreeに行くときにSakuraとRenがしたことです。

手順は機械に記載されています。



まず、自分の好きな額のコインを入れます。コインを入れたらボタンを押すだけです。
Renの財布事情から、今回は50ペンスコインで1つ、20ペンスコインでもう1つを発券しました。

出てきたのは、こんなもの。



電車が発車してしばらくすると、珍しく車掌さんが来ました。
「Manningtreeまでの往復チケットをください」
と言いながら旅行許可券を渡します。

すると、これら及びお金(£6.70-£0.70=£6.00)と交換でチケットをゲット。



車掌さんの装備から察するに、デビットカードでの支払いもおそらく可能だろうと思います。

無人駅だというのに、駅の利用方法が親切に掲示されてないので初めはさっぱり分かりませんでしたが、やってみると意外と簡単でした。
利用する機会がある方は是非一度この方法も試してみてください。

(投稿者:Ren)

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