ポコアポコヤ

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「弓」The Bow キャプチャー写真と感想 +サマリア

2006-02-01 | 映画感想 他
 
「サマリア」「春夏秋冬そして春」などで知られるキム・ギドク監督の12作目
「弓」。韓国で上映期間が非常に短く、あまり多い人が映画館で見る
事がかなわなかった様で、韓国サイトで調べても写真とか殆どヒットしなかった
ので、(もちろん日本でも)自分で写真をキャプチャーして載っけてみました。
弓 활(The Bow, 2005)

内容は、船の上に住む血縁関係の無い、謎の老人60歳と、美少女16歳
(7歳からずっと育てられてる 2人は穏やかで良好な関係)
老人はカレンダーに毎日×印をつけながら、彼女の次の誕生日に結婚しようと
楽しみにしている。そこへ釣り人としてやって来たある青年。
少女と青年は一目で恋に落ちる。さぁ老人は・・・?そして少女は?

船でブランコをする少女、その少女に当たらないように、船に描かれている
仏教絵に矢を当てるのを得意?としてる老人、この船でブランコという発想
にもオオッと思いましたし、凶器?となりうる「弓」は、筒状の太鼓?を
あっという間に合体させて、「胡弓」
となる。じいさんは、両方使いの名人
というのも、なかなかなもんでした。個人的に胡弓の音色が大好きなので、
この映画のOSTに多様されていた音楽も良かったです。


この「弓」활は、58回カンヌ映画祭の「ある視点」部門で上映されたそうです。
主演は「サマリア」で女子高生役(体売ってた方)のハン・ヨルム
エロイです!童女の様な幼く純な笑顔と、妖しい淫靡さをあわせもつ女優
さんですね。彼女殆どセリフがありません。目と表情だけで、心情を表現
サマリアでは1話だけの登場でしたが、この「弓」では存在感や演技力を
発揮していましたね。

老人役は、これまた演技が上手い見たことがない俳優さん、チョン・ソンファン
青年役は、ドラマ「アイルランド」でキム・ミンジュンの弟役のソ・ジソク
(記憶にあまり残ってないな~。うっすらと覚えがある程度で、チョ・ハンソン
にそういや似てますな。←キドク監督の新作?に出るとかいう噂を聞きました)



この映画で、笑う部分じゃないんだろうけれど、私が可笑しかったのは
★注意!以下完全なるネタバレです!★
老人がロープを首に巻いて自殺しようとしたけど、苦しみながら途中で
辞めてしまう部分が、なんだか人間臭くて良かったです。あれで死んだら
ありがちなラストだったけれど、あそこで一端よみがえり、なんと少女は
老人の元へ舞い戻り(ちょっとこれはどうかな?とは思う処もありますが)
結婚式をしてしまう というのが意外でした。おじいさんは婚礼の後
海にあっけなく飛び込み自殺。(おじいさんは少女と絶対Hしないだろうな
~とは思ってました)このまま終わるのかな?と思いきや、もう一発
びっくらするシーンが有りました。ここも笑っちゃいけないけど、笑って
しまいました。
なんと少女は寝ながらHされてる妄想・幻想を見て、声を上げ、
もだえてるんです。(自分の手で太股あらわに開き、腰動かしてます@@
ちらっと、乳首まで見えマス。Hシーンよりも有る意味卑猥な感じも)
それを青年は唖然として眺めている。そこへ、ザクッ!とどこからともなく
矢が飛んできて、少女の股間の白い服地に刺さり・・・そこには処女?の
血らしきものが染み出す。この映画は、有る意味、おとぎ話ですね

あと、一番可愛くて?爆笑してしまったのが、じいさんが、毎日
×を一つづつ、つけてたカレンダーが、気長にのんびり待てない状況に
なって来たので、ズルして多く×をつけ、先に日にちが進んだ様に
しちゃった所でした(^O^) その後も大量に×つけたり
カレンダー破って次の月にしちゃったり。最後は破り捨ててましたね。
気に入らない相手には弓を射るという、とんでもない行動・思考回路には、
笑ってしまいました。

途中、沼(魚と寝る女)を一瞬連想させられるシーンがあって、焦りましたが
・・・ほっとしました。

結論から言えば、結構面白くこの映画見れました。
いつもながら、良く色々なアイディアがあるな~と思わせられる
内容と映像、だいたい1時間半程度と短い時間、言葉が殆ど無い中、テンポ
良く飽きることなく進む映画、奇をてらった内容や映像で描こうと思ってる
かも・・とは思いつつも、やっぱりキム・ギドクの映画は面白い。

サマリアでは援助交際、空き家(うつせみ 3-Iron)では、慰安婦ヌード写真集で
大変な問題になったイ・スンヨンを主役に抜擢など、黙っていても話題に
なるようなポイント入れてるもんなぁ・・・なんて意地悪な気持ちで、
いざ見てみると、あらあら、、、そんな気持ちはどこへやら・・・
想像していたのとは違った、興味そそられる内容、展開で、集中して映画
を見てしまう。そんな感じなんです。「うつせみ」他のキム・ギドク監督映画
は次回別枠で、またアップします。

 アップしました→うつせみ(空き家)世界のポスターと、「悪い女」 キム・ギドク作品まとめ

サマリアのポスター 左のクァク・チミンのシスター風?マリア様風の
イメージの衣装の方が、世界各国だいたいこのポスターでした。
私は全編通して主役だった左の子よりも、右の方のハン・ヨルム(弓の主演)
の方がカワイ怖くて・・・若い頃の富田靖子っぽいかな?
韓国の女子高生と日本の女子高生で違うのは、韓国はスカートを体に
ぴったりさせるように(タイトスカートに)加工?してる気が。
日本は、短くミニにしてますよね。プリーツでふわふわしてる。

 

김기덕 キム・ギドク監督写真及びフィルモグラフィー


↑この文書いてたのは、2週間位前だったのですが、昨日キムギドク監督の
「受取人不明」を見たのですが、弓のシーンが多用されていたり、たらいで
お風呂のシーンも出てきてました。受取人不明はギドク作品の中で一番
私が、ずっぽりはまって見てしまった映画だったかも・・かなり良かったです。
近々こちらも文アップします(実は、もう殆ど書いちゃった

 アップしました→「受取人不明」感想と、手紙文面(映画に無い部分)シナリオより

後日追加 ★「弓」の世界のポスター画像集めは、こちら
 
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34 コメント

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観たのね (みみこ)
2006-02-01 15:42:32
いいな~。サマリアは狙っているんだけど、

いつも貸し出し中・・泣

受取人~も狙っているんだけど、

まだ準新作で、断念。

いつか必ず観るので待っていてね♪

弓・・・って知らなかったわ。情報ありがとう~~

面白そうですね (存在する音楽)
2006-02-01 22:34:43
latifaさんの韓国映画系エントリには、あまりコメントできずにいましたが、「弓」はとても興味を持ちました。

淫靡な感じだけでは持たない映画も、滑稽さや人間らしさが加わると変な親近感を持ったりするので、ついつい引き寄せられます。



誰が言っていたのか忘れましたが、線路に耳を直にあてて音を聞いてみるというシーンを解説するのに



映画は何気ない仕草が表現できることが魅力なんです。人間は何でこんなことをするんだろう?とか、ついこういうことをしてしまうってことを自分だけだと思っていたら、映画の中で他人もそうなんだって安心できることも魅力なんですよって



誰が言ってたのだろう?



みみこさん☆ (latifa)
2006-02-01 22:53:58
えっ!みみこさんのお近くのレンタルショップには

受取人不明があるんですねー。いいなぁ・・・

家はほんと田舎なので、品揃えが凄く悪くてね・・・

あまりミニシアター系とか種類が多くないの・・しょうがないから、シナリオ片手に

字幕無し版を見たのよ(T_T)

でも、そのお陰で、ちょっと映画では説明してなかった部分が解ったのが、ちょっと嬉しかったの。それを含めた文、明日多分アップするけど、いつもとは違ってネタバレ爆裂(文字反転になってない!)だから、見終わるまでは開かないでね!注意だよ。



サマリア同様、いつか見たら、是非みみこさん感想書いて下さいね。

拝見しに行くのを楽しみに(気長に)待ってま~す
存在する音楽さん☆ (latifa)
2006-02-01 22:58:17
こんばんは~存在する音楽さん

この監督さんの映画は、だいたいいつも、ちょっと滑稽さや、くすっと笑ってしまう部分があるんですよ。

でも、結構気持ち悪いとか、グロイ系も多いし、変人?が主人公だったりするので、好き嫌いがあるみたいです・・・

でも、「弓」は、結構誰でも楽しめる映画なんじゃないかな・・・と思います。

線路に耳をあてる そういうシーン大好きです。色々な映画で、多用されてますね
これ・・・ (funi)
2006-02-03 13:16:52
なぜか家にビデオがあったのですが、結局みないまま・・・。

韓国では「つまんない!」って声が圧倒的だったんで、全然見る気がしなかったんですよねー。

結構面白かったんだ。

キム・ギドクファンなら入り込めるのかな?

なんか彼の映画は見る人を制限するような気がする。

ハン・ヨルムは映画祭でも過激なファッションでしたね!

これから大女優になってくのかな?
funiさん☆ (latifa)
2006-02-03 18:04:28
え~っ!funiさんちに、あったんですか?

今もあるのかな?

是非見て下さい!

・・・と、言いつつ、つまんなかったら、ゴメンネ・・

funiさんの感想も聞きたいな~って思って。

だって、誰一人見てる人がいないんだもの・・

見た人の感想を聞いてみたいのです・・・



私、キム・ギドクファンなのだろうか・・・?

自分ではファンだとは思ってないのだけれど、

もしかしたら、好きなのかな??

外れたことがあまりないのです。どれも面白く

見てしまうみたい・・・

私も相当性格歪んでるからな・・・
ついに観ました!感激! (とみ)
2006-09-13 10:20:41
latifaさん、こんにちは。

latifaさんや他の方のネタバレ部分をずっと前に読んでいた私は、てっきり、アソコに弓が突き刺さるのかと勝手に思い込んでいました。実際に映画を観て、おそらくそうではないだろうと思い、安心しました。パンフレットに書かれていたシナリオでも、服の裾に矢が刺さる、みたいな事を書いていました。それが一番、安心しました。あの血は、急に生理が始まった、等、他にいくらでも説明が付きそうな気がしました。
とみさん☆ (latifa)
2006-09-13 12:06:49
こんにちは~とみさん

ご覧になられてきたんですねー!!

ご報告&TB、とっても嬉しいですー。ありがとうございます



あっ・・・とみさん、ネタバレ部分を先に読んで下さっていたのですね(^_^;) あそこではなく(体には刺さってない)、その側?の生地を貫通して・・でしたよねw 



そうか~~とみさん、パンフレットお買い上げになられたんですな!!いいな~。

私もパンフレット見てみたいですー。

私そういえば、劇場でキム・ギドク監督の作品一度も見てないことに今初めて気がつきました
おとぎばなし (現象)
2006-09-15 02:30:36
おや?latifaさん劇場でギドク作品見てないのですか?

美しさもまた格別ですぞ!

「春夏秋冬~」以降ですが確実に追っちゃってます。

本作はまさしくおとぎ話のようでしたね。

僕も笑えるシーンがいつくかあって、

作風に変化を感じました。

でも「うつせみ」もファンタジーの要素があり、

だんだんと傾向が変わっているのかもしれませんね。

「受取人不明」が一番ですか!

いやあ僕もあれが最も出来の良い作品だと感じていました。

どれも素晴らしく美しいんですけどね。

そのときの気分によってまた変わってきますし^^;
現象さん☆ (latifa)
2006-09-15 09:56:45
こんにちは~現象さん

そうなんですよ、劇場で見てなかったことに今更ながら気がついた次第です・・・トホホ。映像美も魅力の一つだっていうのにね。

特に「春夏秋冬・・」は劇場で見るべき作品だっただろうな~と推察です・・・。解っちゃいたんですが、東京までは、遠いんです・・・。



で、「弓」現象さんも笑えるシーンが有りましたかw

結構キム・ギドク監督の映画って、痛い中にも、くすっと笑える様なシーンとかあったりしますよね。弓は、特に笑っちゃうシーンがありました(決してバカにしてる訳じゃなくて、なんだか妙に人間らしい?行動が、滑稽に見えて可笑しくて・・・って意味で)



おお~現象さんも、受取人不明が!!

でも、確かに。そのときの気分によって、変わりますよねー。

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