今週末のCQ WW DX Contestに参加しています。・・・とはいえ、コンテストの途中に18MHzダイポールの整備作業をしていたり、あれこれ家の雑用をしていたりしますので、本格的参加とはいえません。けっしてコンペティションにはなりませんが、それでもコンテスト終了後には、今回もQSOした交信ログを提出しておくことにします。
今日の21MHzバンドSSBの様子は、先のいくつかのコンテストとは少し手ごたえが違います。まずバンド内に参加無線局の信号があふれているように思います。バンド内の下から上へずらりと重なり合うように信号が並んでいます。(日暮れ前の時間帯で)
しかしながら・・・少なくとも当局の「東西に固定エレメントのワイヤーDP」を使っての受信状況は全体に信号が弱くて、シャック内の無線機が言うには「Sゼロ」とか「S3」などと、比較的弱い入感の状態です。
また同時に、「S5」だから交信は楽らくだろうとたかをくくってコールするとそれが意外に厳しいQSOになったり、「S3」だけど復調音は良く聞こえているからなんとかなるだろうと思ったら、QRZさえ戻ってこないほどこちらからの送信が相手無線局に届いていなかったりします。
もちろん普通に交信が出来るケースもあるのですが、今日はどうもちょっと少ない!
で、少々時間が経過していくと「先ほど聞こえていた信号」がぐんと信号強度が上がっていてあっさりとQSOできたりするケースもいくつもあります。( 先のコールではこちらの信号の存在さえ認めてもらえなかったのに!(^-^;) )
そうしたことから、当局のロケーション、アンテナ環境での印象では、この週末のHFコンディションは全体にあまり良くなく、しかも流動的にコンディションが大きく上がり下がりしている、という印象を現在のところ持っています。
とてもクリアな復調音で入感している信号にコールしても、まったく応答がなかったり、こちらのコールサインをコピーするのに大変そうだったりする場面がとても多い今回のコンテストなのですが、まず推測されることはコンディションに恵まれない状況ゆえに大きな出力でCQを出している無線局も多いのかもしれないということです。
当局ではほぼ屋根と同じ高さに設置したワイヤーDPアンテナで50W出力での送信です。電離層反射さえ良好ならば50W出力でも東南アジア方面へ良く飛んでいく21MHzバンドなので、そうしたことからこの週末のコンテストでは「大きな出力の差」のある交信のケースが多くなっているのでは、と思えてくるのです。
ともあれ、コンテストとは関係のない18MHzバンドアンテナの整備をしたり、洗濯物を片付けたり・・あれこれ雑用をしながら、21MHzワイヤーダイポールAntで「参加?」しているこの週末のコンテストでは・・・
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9m6 Malaysia BY China DU Philippines
OH Czech Republic T8 Palau VK Australia
YB Indonesia ZL New Zealand
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と交信が実現しています。
日本列島周辺 ION
日本時間午後7時の電離層観測画像をみると、夕方から夜になるにつれて次第に電離層が消えて行ったようです。日暮れ時にはまだまだ21MHzバンド内には多くの信号があったのですが、日が暮れた頃からにぎやかだったバンドがどんどん静かになっていきました。
二日目 28日日曜日
ダイヤルを回したタイミングでの印象は、一日目の土曜日よりも「割り増し強力入感」している感じを受けています。無線機のパネルでもSメーターがS5をこえてS7くらいまで振れている信号の比率が大きくなったいるように思います。それにしてもバンド内全体に多くコンテスト参加局の信号が(強弱さまざま)入感しています。
それから、JA局の信号について。CQに対してコールしているJA局の信号や日本からCQを出している信号を受信する場面がとても少ないのも印象的です。(いくらかはこちら4エリアでも聞こえることがあるものの)国内の21MHzバンドの信号が聞こえてくるようなコンディションにはなっていないということなのかもしれません。
またコンテスト参加局の信号が21MHzバンド全体に広がっているといるので、まさに下から上までWWDXコンテスト信号で覆われています。コンテスト・ルールを読んでみると、コンテスト用の周波数の指定は見当たりませんでした。