今日は珍しく(最近ちょっと多いかも)週末出勤でした。 仕事先の駐車場が空いているだろうから少し18MHzバンドをワッチしてみようと時間に余裕を見て出掛けました。
バンド全体にノイズレベルが高く、国内のCQが聞こえてもさらにQSBの追い討ちを受けて交信が難しそうなコンディションの中、パイルアップになっているDX信号がありました。
BT1OJ, BT1AJ, BT1AZ, BT1AQ....
最初のコールサインはQRZ.comでも北京オリンピック記念局として出てきますが、後のコールサインはデータがありません。・・・が、同じ女性オペレーターは、手短にQSOを手際よくこなしているものの、合間に言う自分のコールサインが時々変化します。 最後の2文字を最初に聞いたのはAZ、それがAQになり、最後のほうではAJになったりOJになったり・・・・。
信号はモービルアンテナでも無線機のSメーターで5から7まで振れることもある強力入感でした。コンプレッサも聞かせすぎということは無く、復調音もクリアな美しい音ではないものの、聞き取りにくいというような音質ではありません。
それでも僕の聞き取り間違いなのだろう・・・と思いつつずっとワッチしていると(市内を車で移動中の間、走行する場所によって信号強度が変化するもののずっと了解できる信号でした)、やっぱり途中でコールサインが変化してしまいます。
ぶらぼー・たんご・わん・・・おすかー・じゃぱん!と あるふぁ・じゅりえっと!は、どう聞いても別のコールサインに聞こえます。 最後のほうでは OJとAJが頻繁に入れ替わって BT1AJ...... いくつかのQSOの後 .... BT1OJ と聞こえてきていました。
(最後の2文字がAZだったりAQだったり、他にももう二つほどあったように覚えています。)
次から次へと交信するJA局も、僕が聞いている間は一局も相手局のコールサインを確かめることはありませんでした。
「うーん、やっぱり僕の耳がおかしいのかなぁ」
きつねにつままれたような、不思議ななぞのコールサインのBT1*局でした。一人の同じオペレーターがパイルを次から次へとこなしていくなかで、自分の複数のコールサインをとっかえひっかえ自局のコールサインとして、コロコロと変更していくような運用方法があるのだろうか?何なんだろうこれは?ととても不思議で印象的でもある今日の18MHzバンドの信号でした。
他方、同じ18MHzバンドSSBで別のBT1の局の信号が、周波数の下のほうで聞こえてきました。こちらはとても明瞭な発音で、ずいぶんと良質な音声のよい信号が届いてきていました。了解度は完全に5、信号強度はふつうに57、ピークでは59といってもいいほどの良い信号でした。
ところが・・・・・車載のIC-706Mk2が「そうはいいません」。
これだけ良く聞こえているのに、無線機IC-706Mk2のSメーターは「ゼロ」です。S1にさえなることがありません。えーーー、これって「まぼろしなのぉ?」と、猛烈な暑さになっている車内で首を傾げました。
それでもこちらの信号はコールサインも、交信中の運用地やオペレーターネームまでとても綺麗に聞こえてきています。(こうして綺麗な美しい信号を耳にすると、比較対象を得て先のBT1局の信号について分かってきます。さきのBT1OJ記念局の信号はマイク感度が高すぎた時のような、厚みはあるのだけれどこもった音声になってそのせいでやや不明瞭になっている印象がありました。)
ぜひ交信を試みたいと、DX用にボンネット基台から天井の基台へモービルアンテナを付け替えて、出力を50Wに変更してコールしてみました。
結果は・・・・聞こえていないようでした。何度目かには連続していたCQが途中で止まって何か聞こえたものを確かめるような様子もありました。が、僕からコールした信号はその程度しか届いていないようでした。
確かに相変わらず僕の無線機IC-706Mk2ではSメーターは「ゼロ」です・・・から、交信が出来なくても、ちっとも不思議の無い当然の結果です・・・・がぁ・・・でもなんでこんなに良く聞こえているんだろぅ・・・と、これも不思議な不思議な中国からの18MHzバンドDX信号でした。
今日は、そんなわけでDXも国内信号も、僕が無線機に電源を入れた時点では交信できるようなコンディションにはありませんでした。今日はロケーションとしては、比較的いいところに車を止めての運用となったのですが。(仕事先の専用駐車場で、臨時の運用だったにもかかわらず)