リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

かなとこをぶっ飛ばす21発の礼砲

2017年05月23日 | 日々の風の吹くまま
5月22日(月曜日)。ビクトリアデイ。晴れ。今日のニューウェストの予想最高気温は25度
で、もうしっかり真夏日。2組の姪家族は今日がメトロバンクーバーでの最後の日で、揃って
カレシママのところで過ごすということで、朝ごはんを食べさせて、送り出して、私達はのん
びり。タイミングを見てランチをオーブンに入れて、歩いて15分ほどのクィーンズパークスタ
ジアムで行われる恒例の21発の「かなとこ」礼砲を見に出かけた。

その昔、植民地の首都の地位をビクトリアに奪われた上に「礼砲は禁止!」と命令されて、
カチンと来た市民たちが「大砲じゃなきゃいいんだろ、大砲じゃなきゃ!」と、2つの大きなか
なとこの間に火薬を挟んでぶっ飛ばしたのが始まりで、今年は146回目で入場は無料。制
服を着た「ハヤックかなとこ砲兵隊」がマウンドのあたりに逆さまに置いたかなとこの中に導
火線と火薬を入れて、(何と)トランプのカードで平らに均して、もうひとつのかなとこを逆さま
に載せて、準備完了。
   

Fire!(撃て!)の号令で、先端に熱した点火装置をつけた長い鉄棒を持った隊員が駆けて
来て導火線に点火すると、どっかんっと号砲が鳴って、もくもく上がる白煙の中にぶっ飛ん
だかなとこが見えて、観客席の数百人の市民から拍手。これを1分ごとに21回やって21発
の礼砲に代えるわけで、途中でウェストミンスター連隊司令官とニューウェストミンスター市
のコーテ市長が名誉砲兵の感じでそれぞれ1発ずつ。でも、市長さん、何かちょっとへっぴ
り腰だけど、大丈夫かなあ・・・。
   
   ちょっと怖いかも
   
   お、火がついた
   
   うはっ
   
   やったぁ!

最後の1発の白煙が消えたところで、軍楽隊がイギリス国歌のGod Save the Queenを演
奏。続いてMaple Leaf Forever(メープルリーフよ永遠なれ)の演奏で、第146回21発の
かなとこ礼砲は完了。今週はニューウェストの「村祭り」とでも言えそうな「ハヤックウィーク」。
ハヤックというのはチヌック語で「早く」とか「急げ」という意味で、19世紀半ばにイギリスか
ら送り込まれた王立工兵隊が市の建設を始めた頃に結成された自衛消防団の名前となっ
て以来(誰もちっとも急いでないけど)ハヤック=ニューウェスト。土曜日には最大行事の
「ハヤック国際パレード」が6番ストリートを通る。去年はひどい悪天候だったけど、今年は
好天の予報。カナダ建国150週年で特に盛大なパレードになるらしいから、楽しみぃ~っ。

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