甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

『国盗り物語』1973のころ

2024年02月29日 18時08分17秒 | 中学生までのこと
 友人が大山崎町の離宮八幡宮あたりを歩いたというのを教えてくれました。そこは今も、全国の製油会社の方たちの信仰を集めているということでした。 かつて京都から少し離れたところで、西国街道沿いの京へも大坂や西国にも通じるところに、全国の食用油や灯油を取り仕切った神社があったそうです。戦国時代くらいまでは全国を支配する力が神社の人々によって守られていたそうです。けれども、江戸時代には油を管理する権限(専 . . . 本文を読む

日本の「お爺さんとお婆さん」

2024年02月28日 22時26分10秒 | 私たちの社会・世界
 野坂昭如さんの『絶筆』という本に、昔のオジイサンとオバアサンのことが書いてありました。うちの父たちから見た明治生まれの人たちの老後なんでしょうか。みんな晩年はよく寝ていたそうです。 朝ごはんの後、盆栽の手入れなどをして昼寝をして、昼ごろ起き出し、新聞を隅から隅までじっくりと眺め、気になった記事を切り抜き、帳面に貼りつける。貼るだけである。その後役に立つことはない。この間、口にするのは番茶。もう一 . . . 本文を読む

孔子さんと弓争い

2024年02月27日 11時04分43秒 | 中国の思想家のことば
 今日も15分の中国の国道381号線をヒッチハイクする番組を見ました。とても乾燥していて、険しくて、木はなくて、人々を隔ててきたのがわかる酷道の沿線風景です。気分を伝えるために中国人ディレクターはところどころで歩いています。 いつも通りに歩いていると、甘粛省からチベットに移住してきた夫婦のクルマに乗せてもらいました。チベットによそから移住してきた人たちには一人ずつに毎月政府から手当てが出るそうで、 . . . 本文を読む

ひどい人たちに向けて琵琶を弾く

2024年02月26日 08時25分00秒 | だいたい映画、ときどきテレビ
 今朝のテレビのニュース、ベラルーシのルカシェンコさんが大統領30年目ということでした。それなのに当たり前に選挙で、自分たちが支持されている形を作るということでした。当然のことながら内部の腐敗はあるけど、それに対する批判は徹底的に抑え込んだということでした。いつか、独裁者は滅びても、また新たな独裁者を作ることになるんでしょう。というのか、そういう流れができるんでしょう。 近所の王国だって、今の三代 . . . 本文を読む

けんもほろろとキジ夫婦

2024年02月25日 11時03分16秒 | トリたちとともに
 タイトルが『山家鳥虫歌』ですから、トリたちのことが出てきます。でも、わりと有名な形で歌われています。そりゃ、歌ですから、みんなに知られた姿を伝えなきゃいけないんですね。 キジの雌鳥(めんどり)ススキのもとで 夫(つま)を尋ねてほろろ打つ 「ほろろ打つ」とは、キジや山鳥が羽ばたきをして鳴くこと、だそうで、オスの鳴き声は聞いたことがありますが、まだ研究が足りなくてホロロが聞けていませんけど、ケンモホ . . . 本文を読む

見あげる夕暮れ

2024年02月24日 17時39分31秒 | 俳句や短歌たまには詩
 今もそうですけど、夕暮れのトワイライト時間が広がっています。あともうしばらく光はあるかな。ほんの少し打ち込んで書いていたら、真っ暗になりそうです。 ラジオをつけてみたら、N響のラヴェルの「クープランの墓」の管弦楽版です。私はどちらかというと、ピアノ版が好きなんだけど、いちいち文句を言うことはないですね。 午前中は、近所の図書館の除籍図書をもらいに行きました。着いた時には、もう始まっていて、若いお . . . 本文を読む

父とアサボシ 山家鳥虫歌3

2024年02月23日 10時23分38秒 | 父母のこと、あれこれ
 江戸時代の各地の歌を集めた本を読んでいます。まだほんの少しだけです。 そして、うちのお父さんに出会いました。うちのお父さんは、時々、芝居がかって変なこと(フレーズ)を口にすることがありました。私たち家族は、あまりそこは突っ込まないで、ただ面白いものだなと聞いていました。そこを、それはどういう意味? と、ちゃんと訊いていたら、話が深まったのに、よくわからないながらスルーしてしまっていました。残念で . . . 本文を読む

ニャンコの空は菜種梅雨

2024年02月22日 21時21分33秒 | 空を見上げて
 はっきり言えないことなのかもしれないけど、一ヶ月ほど早く菜種梅雨が来ているようです。この三連休も、来週もぐずついたお天気なんだそうです。 そうなのか、一ヶ月も早い温暖化なんですね。それが当たり前になりつつありますね。冬鳥たちはいなくなってるし、今朝、たまたまジョウビダキのオスを見つけたけど、彼も旅じたくを始めてるのか、もうすぐ出かけるとこだったのか。 もう二月の終わりですけど、ツバメたちもやって . . . 本文を読む

鳴かぬホタルが身を焦がす 山家鳥虫歌 その2

2024年02月21日 20時55分06秒 | 一詩一日 できれば毎日?
 同じ本をネタにして書くことにします。いくつかノートに書き写しましたからね。とはいえ、ありふれているというのか、ポピュラーな感じです。 前にも書いたかもしれないけど、古い話を思い出しました。二十代のころ、先輩たちに連れられてキャバレーみたいなところに行きました。お金を払ったかどうか、払ったのかな。会費制だったかな? とにかく行きました。ものすごいおネエさんたちがいました。「あんたのお母さんくらいよ . . . 本文を読む

山家鳥虫歌 その1

2024年02月20日 08時51分49秒 | 一詩一日 できれば毎日?
 岩波文庫で「山家鳥虫歌」という近世諸国民謡集という本があったそうで、どこで買ったんだか、メモしそびれたけれど、とにかくウチにあります。 冒頭は、山城の国の歌だそうで、 めでためでたの若松様よ 枝も栄える 葉も茂る おめでたい時に歌ううたでした。でも、実際に歌っているのを聞いたことがあったのかな。考えてみると、ないかもしれない。 けれども、「おめでたい」という気持ちがあったら、私たちは「ああ、めで . . . 本文を読む

野坂昭如「絶筆」 2015

2024年02月19日 19時54分57秒 | 本と文学と人と
 この土日から今日まで、大阪の実家へ行ってきました。家族に会い、お酒を飲んで、肝臓を少しいじめて、ヘロヘロになって雨の中を帰ってきました。 何のために出かけたんでしたっけ? 甥っ子が入試を終え、やっと合格したということだったので、そのお祝いに出かけたんでしたね。それは良かった。未来に向かって彼の行く道が広がっていきます。 どこかに留学したいというので、ロサンゼルスにして欲しいな、とかと思ったりしま . . . 本文を読む

しらさぎ、もうすぐ途切れてしまう!

2024年02月17日 08時53分31秒 | きたぐにへの旅
 名古屋から金沢まで、特急しらさぎは走っています。でも、これもあと少しで終わってしまいます。すべて敦賀で止められて、そこから先は新幹線に乗り替えなきゃいけない。 どうしてこう私たちの社会って、すべてを新しいものに切り替えなきゃいけないんだろう。 新幹線が敦賀まで来たとしても、一部の特急は金沢まで走れるように運用すればいいのに、それを許さなくて、金沢から敦賀までの北陸本線は第三セクターで地元移管にさ . . . 本文を読む

二月も半分過ぎました!

2024年02月16日 21時01分58秒 | 芭蕉さんの旅・おくのほそ道ほか
 二月はにげる、というけれど、ついこの間節分だとかなんとか言ってたような気がしたんだけど、怖いくらいにこの時期の回転の速さです。こんなに目まぐるしく時間は過ぎていくのに、ニュースときたら、政治はウラガネだし、スポーツといえばオオタニくんだし、何もかも話題がないみたいに進んでいます。 あれこれあるように見せかけて、結局何も変わっていないだけです。大谷くんはきっと頑張るだろうし、政治の低迷は続くでしょ . . . 本文を読む

あらむつかしのうめの花

2024年02月15日 20時09分26秒 | 蕪村さんの旅と放浪
 芭蕉さんは一通り勉強した気になったので、蕪村さんの句集を昨日から取り出しています。すぐ三日坊主になると思われます、とりあえず、三つくらい抜き出してみます。 その前に、ドナルド・キーンさんが宣長さんのことおっしゃってたのを思い出しました。 日本人はいつも何が日本的であるかということについて心配する。昔からそうだったようです。国学者の場合には、特別そういう悩みが激しくあったのでしょう。 本居宣長など . . . 本文を読む

ほしよりこ「B&D」 2015

2024年02月14日 20時28分58秒 | 本読んであれこれ
 これは何だろう。借りてきたマンガですけど、帯には「煙が雨に打たれてるとこ見んの、大好きなんだよな。」とあります。 何人かの群像劇で、その中のお兄ちゃんの紹介でチイチイという3才児が登場し、天才だから学校にも行き、つまらない授業は受けないで、自由奔放に生きている姿が描かれています。 学校のワクから飛び出そうな3才児なんだけど、まわりの子らにも配慮のできるすごい子で、この子中心に物語は進んでいるみた . . . 本文を読む