自転車操業日記

自転車と組版ソフトについての備忘録。

CS4: 索引続き

2012-09-14 09:40:46 | たまにはしごとだって
化学モノの索引タグうち+書き出し。ページ数も多いし,化合物名と生物名をほとんど全部拾うのでたいへんなことになった。タグうちだけで1週間とか……。
書き出しも5分くらいはかかった。機械とまってんのかと思ったけどできたよ-。
まあ,250ページ程度の数学関係の本で,単漢字を含む用語を悉皆で拾う,というよりは楽だったか。あれは苦行のようだったわ……。

今回は,英文の文字種の指定箇所がすごく多かった。索引書き出してから手でなおしてたらえらいことになるな-と思っていたので,タグうちのときに小技を使ってみた。タグ打つときは画面を見ながらやるので,比較的間違いは少なくてすむし,データの修正も楽になるだろうと思った。
やり方は次のよう。

タグうち。文字種ごとに,対象文字列を約物ではさんで索引項目のボックスに入力する。読みのほうには,約物は入れずに読みを入力する。
索引を書き出したときドキュメント上に出力されるのは索引項目のボックスに入力した文字列になるので,約物付きで出力される。
たとえば3-(2''-β-キシロシル)-β-D-ガラクトシド,という語で,ベータは特殊な英文書体でテキスト自体はb,Dはスモールキャピタルをあてる。このほかにイタリックにするところと,サイズを1Q下げるところとがある。
それぞれのスタイルをつくって,スタイルごとに約物を決めて,適用する範囲を挟んで入力する。▲ではさむのは特殊書体,■がスモールキャピタル,●がイタリック,★が1Q下げ,というような感じ。

それで,ドキュメントに索引を配置した後,検索置換の正規表現を使って置き換える。

検索文字列:▲(.+?)▲  ←.は任意のキャラクタ,+?は数の指定なし
置換文字列:$1 ←グループ(検索文字列で,( )でかこんだものをグループとして認識する)1個め。つまり,▲ ▲をのぞいた元の文字列に置き換え
検索形式:なし(必要なら使う)
置換形式:(適用する文字スタイル)

ただ,複数のスタイルを共存させるのはむずかしい。これはあとでつぶすか,別のスタイルをつくるかしかないと思う。

これはいろいろ使えそうだ。場合によっては,組版時に約物入れちゃって,索引タグ打ってから上のような検索置換で文字周辺校をする,というワークフローもアリかもしれない。そうするとキーボードからの入力でほぼ指定作業ができて,スタイル適用のための操作の回数が少なくてすむから,作業効率上がるかも。今度試してみる。

ただ,今回は欧文のかなり長い文字列も含まれていて,ハイフンだのカンマだのがごちゃごちゃついている。そのなかに邦文の文字(約物)がまざると何か問題があるらしく,段組のボックスに流し込んだら折り返しがうまくいかなくなって,それ以降のテキストが表示されなくなってしまった。段組をはずすと大丈夫なので,こういう面倒なモノを扱うときは,最初は段組なしでチェックしておいて,あとで体裁を整えればよいと思う。

これから邦文と英文ハイフン間のスペース詰めと格闘する。どうもうまくいかないのよねえ。

足首ひねったところがよくならない……。また腫れてきてる。かゆくなるから湿布使いたくないな-。ぼんやり力が入らない感じ。正座したのがまずかったかな-。へんな歩き方をするからくたびれてしまう。かかとがちゃんと上がってないみたいで,躓きそうになることが多い。くつを考えないとだめだ。ああうっとうしい。
駆け込みでフェルメール見に行こうかと思っていたけど,自重せねば。

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