プレーヤーとリハビリの狭間で

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トップリーグ第8節;リーグ戦再開!

2010年11月28日 00時04分18秒 | ラグビー
 と、いうわけで、ジャパンラグビー トップリーグ2010-2011は、本日の第8節4試合をもって再開となりました!
 ブランクの1ヶ月間は日本代表戦等が入りトップリーグ参加チームで行動できないことから、リーグ戦はお休みになっています(ウインドウマンス)。
 チームにとっても久々の公式戦となるわけで、残りの後半節を占う、大事なリスタートです!!

 今日は、秩父宮にて14:00k.o.
 サントリーサンゴリアス v NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

 の試合を観戦してきました!with後輩マネージャー兼トレーナー兼レフリー。
 高校の練習がだいたい12時位までかかりますので、秩父宮第1試合の(リコーvトヨタ)は観戦できず。こちらの方は3点差でトヨタが逃げ切ったようですね。

 さてさて、トップリーグ初昇格にしながら定着するのではないか、と僕がひそかに注目しているNTTが、サントリーにどこまでくらいついていけるのか
 という構図であろうこの試合。双方とも1stジャージは黄色ですので、NTTコムが2ndジャージ(紫)での登場です。
 蓋を開けてみると結果は、

 サントリーサンゴリアス 50 - 14 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

 あー…
 全然ダメでしたね…
 何度かNTTが盛り返せる、あわよくば7点差以内での敗戦や勝敗にかかわらず4トライ以上で獲得できるボーナスポイントか、と思われる場面は結構あったと思うのですが、全体的にNTTコムはプレーが軽かったように思えます。チャンスでのノックオン、ターンオーバーが多かった。
 あとディフェンスがちょっとぐちゃぐちゃだったかな?それから反則が多い。本日のレフリーは温厚派(?)で知られる下井さんですが、実にペナルティの笛は16(サントリーは7)。特に終盤はひっきりなしに鳴っていたように思えます。ラインオフサイドなんて、意識付けでなくせると思うのですが。

 そんなわけでちょっと期待外れに終わってしまったNTTコム。次節はグローバルアリーナでサニックスとの対戦。「4強」を脅かす存在となりたいサニックスにここでいい試合をしてほしいですね。グローバルまで応援に行くわけにはいきませんが…
 そういえば今日一緒に観戦した後輩は大のサニックスファンで、秩父宮開催のサニックス試合を見逃してしまって萎えております。もう福岡に引っ越そうかというほどの勢いだとか。笑

 さて試合も終了し帰ろうとしたときです。
 皆さんご存知かとは思いますが日本協会公認A級の麻生彰久レフリーのご子息、麻生修希ちゃんを重い心臓病から救おうと始まった「修ちゃん募金」。思わぬ広がりを見せているようで、ラグビーはもちろん。Jリーグやプロ野球などでも募金が行われているようです。現在の達成額は6,000万円ほど。必要額の1億5,000万円まではまだまだ半分以上残ってますね。

 今日の秩父宮でも募金活動が行われていました。募金活動は試合前に行われることが多いようですが、この日は試合後もやっていたようで、バックスタンドへ向かう通路のところに募金箱を持った人が募金を呼び掛けておられました。
 募金にはさまざまな方が立たれています。トップリーガー、トップレフリー、チーム関係者などなど。とにかく凄い広がりをみせてるこの「修ちゃん募金」。
 
 スーツ姿で募金箱を持っていたその男性は、なんと麻生彰久レフリーご本人でした。
 麻生レフリーは九州の方ですから、日曜日にわざわざトップリーグのある秩父宮まで遠征して募金箱を持たれているのです。自分の息子のためとはいえ…
 素通りしかけましたが、すぐに戻って募金させていただきました。
 修ちゃん募金の達成と、手術成功、快復を切に願います。
 そして日本のラグビーレフリー界を背負って立たれるであろう麻生レフリーのご活躍を期待しております!

10年ぶり勝利!

2010年11月24日 14時26分49秒 | ラグビー
 こんにちは!
 
 昨日は、勤労感謝の日定番の対抗戦観戦に行ってきました!

 関東大学対抗戦A
 慶應義塾大学 v 早稲田大学


 伝統の対抗戦です。
 学生券(\800)ですから自由席です。さすが慶早戦ほどの試合になると、バックスタンドにも指定席が設定されます。自由席ですと22メートルライン付近からしか設定されていません。
 ていうか、トップリーグの学生券前売りが\300、そしてこの対抗戦は\800です。なぜかプロリーグより大学ラグビーのほうが高価なチケットなんですね。。。

 会場は超満員!満員の秩父宮を見たのは今季トップリーグ開幕戦以来です。お祭りやイベント好きの僕としては、人の多い競技場をみるだけでなんかうれしくなります。

 今日のオフィシャルはレフリー下井さん、1stAR相田さん、2ndAR清水塁さん、3rdAR久保田さん。1st、2ndのARは神奈川ペアです!

 試合結果は、

 慶應義塾大学 8 - 10 早稲田大学

 なんと、慶應が10年ぶりの慶早戦勝利をあげました!点差からも分かるようにとにかく熱い試合でした。なんとしても慶應のディフェンスがよかったかと思います。まさに魂のタックル、スタジアムは大興奮です。
 それにしても早稲田10番の山中はでかいですね。SOにしては考えられない(?)体躯の持ち主です。さすが日本代表に召集されているだけあります。

 下井さんの笛は優しい印象。とっていた反則としてはラインオフサイドが多かったイメージがありますね。ラフかと思われたプレーもカードは使わずに処理されていました。

 さて今年の対抗戦、これで現在明治が無敗、帝京・早稲田・慶應が1敗で並んでいます。この4校による上位争いは熾烈なものとなりそうです。この4校ではまず12月5日に早明戦があり、その後慶應は帝京との試合を残しています。5日の試合で早稲田が勝ったりすると大変ですね。得失点差や当該チーム同士の結果からリーグ内順位を決めていくことになるのでしょうか。

 まもなくトップリーグも再開しますが、大学ラグビーも熱いです!



 試合前は青山のラーメン屋「づゅる麺 AOYAMA」へ。このお店、発音に困りますね。
 確か本店は中目黒にあったかな?行ったんですがその日はお休みで。リベンジはしていませんが、この青山の支店でリベンジということにしましょう。

 濃厚スープのつけ麺ですが豚骨は用いていないそうです。最近味濃い目に慣れてきている僕としては、もうちょっと濃くてもよかったでしょうか。でも十分美味しかったです!

 

イエローカード・マッドネス

2010年11月22日 23時19分05秒 | ラグビー
 とっくに発売となっているラグビーマガジン11月号(もうすぐ12月号が発売となりますね!)ですが、巻頭にこの記事と同名のコラムが掲載されています。
 藤島大さんのコラム「DAI HEART」では、イエローカード・マッドネスと題された記事が載っています。

 近年のレフリング指針として必ず挙げられている“Keep Clean Rugby”や“10条関連”の文字。ラフプレーの少ない、クリーンなラグビーにしようという意味です。「10条」とは、競技規則においていわゆるラフプレー関連が規定されてるのが第10条なんですね(不正なプレー)。憲法9条の件を9条関連などと言うように、10条という言い方をします。

 パンチング、スタンピング、キッキングなどの暴力行為はもちろん、ハイタックルやレフリーへの抗議などにも厳しく対応していく。厳しくというのはペナライズというよりもカードです。確かいつかのラグビークリニックに、今季のカードの基準というのが示されていました。パンチング、スタンピング、スピアタックルはレッドカードだったと思います。

 さて今回の「イエローカード・マッドネス」。
 “イエローカード・マッドネス。
 黄の札の浮かれ熱。

 (本文より)

 そう、この記事は、近年の厳罰化、特にカードの使用に関して一石を投じる内容となっているのですね。最近はとにかく厳罰化の流れが進んでおり、県の講習会などでもとにかくこういったラフなプレーに厳しく対応していこうと。そんな厳罰化の流れに一石を投じています。

 カードの使用については賛否両論、レフリーの方々それぞれ信念を持っていらっしゃると思います。トップレフリーでも、カード使用の基準は人それぞれであるような気がします。レフリーは試合が荒れたものとならないよう、コントロールする意味でカードを使います。レフリーの大きな役目は、安全に試合を運営すること。暴力行為や暴言などは荒れた試合、危険な試合を引き起こします。身体接触の激しいスポーツで怪我はもちろん死亡事故さえ起こる訳ですから、厳格なレフリングによるコントロールの必要性は十二分にあるわけです。

 この記事は、そんな“レフリー”の意見にたいし、“観客”の立場からイエローカード使用に意見しています。

 “…そうであっても、レフリーは良心にしたがっているつもりであっても、印象としてラグビーの魅力をそいでいるのなら思考を止めるわけにはいかない。なぜなら、観客はまさに印象で試合を楽しむからだ。
 (本文より)

 難しいラグビーのルール。プレー経験者はルールに対する一定の理解はありますが、プレー経験のないファンの方々はルールに対する知識は浅いことでしょう。でもそれを攻めるわけにはいきません。そして、2019年W杯に向けても、こういった新規ファン、ルールをしらないビギナーのファンを増やすことが必要なはずです。ビギナーは印象でラグビーを観る。
 サッカーでも用いられているイエローカード、ビギナーファンがいい印象を持っているわけがない。ゲームでイエローカードが使われ、選手がグラウンドを出ていく。いい印象は受けません。不穏ですよね。

 “勝負の佳境には15対15の本物のラグビーを観たい。観客には観る権利がある。
 (本文より)

 確かにおっしゃる通りですね。観客はただ純粋にラグビーを楽しみに来ている。レフリーは試合をコントロールする必要があって、そのためには…なんていうのはただオフィシャルの事情にすぎない。観客はそんな奥深い事情まで知る由もありませんから。

 ①選手の気持ち
 ②レフリーの気持ち
 ③観客の気持ち

 ラグビーのゲームをとりまくこの3者を納得させうる、気持ちのいいカードの使い方。根本的にはこの3者には悪意はないはずですから。選手は勝ちたい。レフリーはトラブルなく安全に試合を運営したい。観客はラグビーを観たい。

 “イエローカード・マッドネス”は、このうち③観客の気持ちから、近年のイエローカード使用について意見したものではないかと、駆け出しのC級レフリーは考えます。

 ちなみに練習試合しか吹いたことのない僕ですが、今まで一度もカードを使ったことはありません。練習試合ですから、選手が経験を積むことが大きな目的なのです。それに、可哀想じゃないですか。せっかくメンバーを狙って意気込み練習試合に出、過熱しやりすぎてしまい退場させられる。せっかくのチャンスが…
 まあ、これは極端?に①選手の気持ちに寄り添った考えですが。

 僕もこれから先公式戦を吹かせてもらうようになったら考え方に変化が現れるのでしょうか。



 お馴染みのルール講座「WITH A WHISTLE」はクイックスローインについて。
 “タッチの笛とクイックスローインは無関係。”これ、初めて知りました。びっくり。
 僕は今まで「もうクイックスローインはなしよ。」の意味でタッチの後笛を吹いていました。

 詳しくはラグマガチェックです!

映画と対抗戦!

2010年11月03日 22時53分04秒 | ラグビー
 こんばんは。
 先日、久々の1日オフができたので、ラグビー部の友人と映画ナイト&デイを観に行ってきました。チケットは、配給会社である東宝の株主優待券を友人が持っていて、それで観さしてもらいました。D吾ありがとう!
 ナイト&デイ、映画の感想なんてネタバレになるので当然書けませんからあまりネタにならないですね。主演はトム・クルーズとキャメロン・ディアス。キャメロン・ディアスはもうおばさんですけど、何かこう絶対的な華やかさがありますね。好きです。よく熟女好きかとからかわれますが、熟女というか落ち着いた女の人っていいですね。キャピキャピしすぎているのも疲れます。
 ストーリーとしてはトム・クルーズがとにかく銃をぶっぱなす役柄、ある組織の人間という感じで、ひょんなことから一般人のキャメロン・ディアスも巻き込まれていきます。もちろん恋に発展していくのですが。
 前評判ではいろいろ言われていますが個人的には好きでした。一緒に観た友人たちもそんな悪く言う人はいませんでした。ただひとつ言うならば、劇中キーとなる○○○○、その経緯についてもっとミステリー性をもたせてもよかったのではないかと。始終アクションでしたので。

 さて今日は文化の日、部で秩父宮の試合を観戦してきました!
 カードは関東大学対抗戦A、ここまで全勝で来ている4校が初めて激突するこのカード。
 早稲田大学 v 帝京大学
 慶應義塾大学 v 明治大学
 年末年始の大学選手権も占える、激アツなカードです。そしてこの晴天、大混雑が予想されるとのことで母校の試合だけでなくその前の試合も含め2試合を観戦することに、そしてそのために練習も早上がりとなりました。
 会場の秩父宮では、日本協会公認A級の麻生彰久レフリーのご子息、修希ちゃんの心臓移植の費用の協力をよびかける募金が行われていました。募金しましたよ、1000円。無収入の高校生ですからこれは大きく出ました。ただ修ちゃんの快復を願うばかりです。
 結局、ちょっとしたいざこざがあって一戦目の早稲田帝京は後半10分しか観られませんでした。。。残念です。
 マッチオフィシャルはレフリーがわが神奈川県の相田さん!一気にテンション上がりました。トップリーグ等社会人のカテゴリーで吹かれることの多い相田さんですので、ウインドウマンスとはいえ対抗戦を吹くのは珍しいです。まあこの早稲田帝京というカードはもはや社会人レベルの試合ですから、そういう意味で割り当てられたのでしょうか。
 1stAR河野哲彦さん、2ndARが山本さん、3rdARが雨宮さんです。
 相田さんの笛。。。残念ながら10分しか観られませんでした。おうちに帰ってtvkで全部見ましたが、いろいろと勉強になりました!地上波で映る試合でどんどん吹いてほしいです!

 2試合目は母校の試合です。レフリー桜岡さん、このひと、うちの大学にあたることが多い気がするのは僕だけ?
 てかポール裏で全然観られませでした。こちら側に攻めてくれると迫力満点なのですが、グラウンド奥にいってしまうともう何も見えなくて。特に距離感がつかめません。ゴール前5メートルの攻防を奥でやられても、こちらからすると「?」という感じです。
 全体的にモールコラプシングの基準が曖昧だったかなと。あれは取らないのですね。そしてスクラムコラプシングは目立ちました。注意もカードもなかったのは桜岡さん温厚路線?

 結果は
 慶應義塾大学 17 - 20 明治大学
 負けてしまいました…
 このスコアになった後半38分、慶應は敵陣10を越えた中央付近でペナルティをもらいます。さあここでどうするか。
 ①ショットを狙って同点引き分け(トライ数も同数)。
 ②タッチキックやタップからトライをねらって勝ちにいく。
 リーグ戦である対抗戦で慶應のチョイスは②。僕なら①ですね。トーナメントは勝ちが求められますが、リーグ戦であの明治の重いFwですからショットに逃げる。

 ラインアウトからの攻防が2分近く続いたかと思います。トライまであと一息…ウイングがタッチラインの外に押し出されてノーサイド。
 熱い試合でした。惜しかったな…というわけで慶應は対抗戦初黒星がついてしまいました。

 そういえば神宮での野球も最後慶應が怒涛の追い上げを見せたようですね。慶應5-7早稲田。こちらもあと一歩及ばず。

 慶應にとっては不遇な日となってしまいましたね。