くううすけ日記

北海道、モンゴル、その他国内ツーリング、旅行写真など

北海道ツー(7/21前)

2006-08-28 22:45:15 | 北海道
また戻って北海道ツーです。

7月21日

3時20分起床。まだ辺りは暗いが、かもめの鳴き声が遠くの稚内港の方向から聞こえてくる。
いつも回っていない頭を何とか回転させ、テントの撤収にかかるが要領を得ない。3時50分出発。


稚内と、宗谷岬は結構近くに感じるのだが、実際に走ってみると遠い。その事は7年前にも経験済みなのだが、
進歩が無い。結局、宗谷岬にたどり着く前に日の出を迎えた。ただし、稚内側は晴れているにもかかわらず、
宗谷側にはどんよりと雲。あれじゃぁきっと日の出は見れなかったよと、自分を肯定する。
実際、この走っている道も好き。



4時40分最北端宗谷到着。やはり雲が重い。しばらく雲が切れるのを待つが切れる感じではない。


宗谷岬の南側には宗谷丘陵という木が生えていない荒涼とした風景が広がっている。
宗谷丘陵の西側は通行止めになっているらしく、まだ行った事がない。時間つぶしもこめて行ってくるか。
T字路に差し掛かると、右稚内。左10kmで通行止めの看板。そうそう、10kmの往復だなとバイクを走らす。
風車が立ち並び風を切る音が迫力を与える。わき道に入るところには、熊6月○日出没なんてのが書かれている。
まだ5時。さすがに側道に入る勇気はない。
本線を気持ちよく走る。5km、10km、15km・・・あれ?10kmで通行止めでは??
結局、工事完了のようです。T字路にぶち当たった。オホーツク海側に出ようと左折すると、
そこからは未舗装だったが、車でも走れる道。熊からシカ注意の看板にかわった。
そして、シカさんと3組9匹遭遇。朝は一杯でてますなぁ。


オホーツク海に出て南下。クッチャロ湖が見渡せる丘に登るが、曇りがちのためいまいち。
さてどこに行くかと地図を広げたときに見つけてしまった、オサツナイ川。
これは行くしかないと一人使命感に燃えた。


オホーツク海側ってなんとなく、爆走してばかりいてゆっくり見ている気がしないので、
今回は寄り道を一杯しようと思っていた。なので、モケウニ沼へ。
昼間でもあまり人が来そうではない所であったが、朝の6時。誰も居ない。
うぐいすの泣き声がサラウンド状態の森の中の木道を300mくらい歩く。
途中にかわいらしい小さな花が咲いていた。



今回の旅での楽しみは舗装されていない林道。折角バイクできているのだからと、ケモマナイ林道へ。
これが分かりづらい。分岐路に標識が無い。分岐路に数回ぶち当たったが、轍の濃さを目印に走り続けた。
3kmぐらいしてまた分岐。轍は左にまがっているが、まっすぐの道にも轍はある。悩んだがまっすぐ向う。
しばらくして工事用のトラックが停車していたが、そこをすり抜けさらに直進すると突然道が荒れだした。
これは間違えたとUターン、工事車両のところまで戻ってくると、工事のおっちゃんが道端に背中を向けて立っている。
道を聞こうと”すみません。”と声をかけると、おっちゃんは振り向いた。少し動揺している。その時自分も気が付いた。
おっちゃん立ちション中。”・・・・・ああ。すみません。終わってから”と言ってしばらく待つ。
そのおっちゃんに道を聞く。やはりさっきの所で道を間違えていたらしい。何しに来た?何がこの道にあると聞かれたが、
この道走るのが楽しいのですと答えると、わざわざ東京からねぇ・・・・と納得できない様子だった。
林道を抜けるまで20km。側道にはいろんな花が咲いておりなかなか楽しい道のりだった。熊が出ないかとちょっと恐かったが。

伊豆大島

2006-08-27 16:52:34 | Weblog

伊豆大島行ってきました。金曜の夜 11時に東京浜松町の竹芝桟橋を出港して5時10分伊豆大島入港。コンテナに積まれたバイクを受け取り島を一周。約一時間。大体の位置関係を思い出す。実は4年前に一度来て居る。今回の目的の半分は前回食ったまご茶漬け。これがうまい。迷わず前回の店に入るが、メニューから抜けて居た。店長も世代替わり?している。まご茶漬けは?の問に、もうやってないとの答え。隣りの店で食えると紹介してもらった。教えてくれた事に礼を言い、そちらの店に移動したがこちらにもない。だまされた!これで旅の楽しみの半分は消えたとがっくり。しぶしぶ刺身定食を注文。味噌汁が血管切れるくらいにしょっぱい。
もう半分の楽しみは裏砂漠。どでかい砂漠です。メシも食ったしさあ行くぞ!と裏砂漠へ。霧で5m先が見えない。余りにも危ないとすぐにあきらめる。これで残りの半分の楽しみも消えもう個人的な楽しみは残っていない。この時まだ朝の9時。上陸して4時間目の出来ごと。明日の13時半出港までどうなってしまうのか!!(続く)


(続きです)
何もやる事がなくなってしまったので、海水浴にでもと海に向かうが、客が少なくがらんとしている。水も冷ためでつかってるのは5人ほど。日は重い雲に隠れている。なんか全てやられてる。
2時間ほど甲羅干しした後、昼飯を食いに。べっこう茶漬け発見!もしかして名前を変えているのか?と少しわくわくしながら注文。美味しかったがやはり違った。残念。

今回の旅はナガシと一緒。ナガシの目的の一つがダイビング。自分も興味がないわけではないのでお付き合いする事に。体験ダイビングを12時半より開始。まず契約書を書かされる。ようは死んでも知らんよというやつ。その後、マウスピース外れたらどうするだとか、水中メガネに水入った時どうすんだとか、耳抜きどうするを説明される。わからん。説明されてもわからん。大変なもの申し込んでしまったと少し後悔。
一時間ほど説明を受けたあとウエットスーツに着替える。180cm用でなんとか腹が入った。が腕と足になぜだか余りができた。重たい機材を背負わされ海の中に連れていかれる。まずは先ほどの、水中メガネとマウスピースのリカバリー。できてるのかできていないのか。OKサインを出され、おやじに手をひかれて少しづつ深いところへ。ナガシはお姉さんなので少しうらやましい。
海中で息をする。息が苦しい。息が浅いので深く深呼吸しろとのアドバイス。なるほど少し楽になる。先に進と突然3mほど深くなる。耳が痛い。耳抜きができているのかできていないのかよくわからない。段々と深みへ。動いている時は泳ぐのに必死でいいのだが、後続を待っている時ついつい海の中で息をしている事を考えてしまい息苦しくなる。結局13mまで潜ってかえってきた。魚をいっぱいみれたがおやじと手をつないでいるので写真はほとんど撮れていない。50分ほどで初の体験ダイビング終了。
インストラクターが別な組を案内するとの事だったので一時間ほど待たされる間、シュノーケルをする事になった。海面を泳いでいてシュノーケルのさきっぽが海面よりも上にでているときはこれまでとかわらなく息ができる。魚は海底近くにいるので潜ってみたくなる。ダイビングならもぐれば良いので同じくやってみたら海水飲んでおぼれかけた。それを5回くらいやった。ふと気がついて回りを見回したら結構遠くまできている。汗
もどろうと思っても体力がついていかない。へろへろになりながらなんとか戻って来た。膝上ぐらいの深さになったので立ち上がってみようとかするが腰にまいた重りが重くて立ち上がれずよろけた。しばらく海のなかでよつんばい。なんとか岸に上がってもウエットスーツの締め付けと喉の渇きで、しばらくへたりこんだ。プールで1~2km泳いだ感じ。
その後インストラクターから見て来た魚の説明を受け開放。
今日は民宿泊(屋根付き)夕飯をいただきビール飲んだら二人して爆睡。23時くらいにめざめ風呂に入ってまた爆睡。
7時起床。メシを食って8時半出発。めざすは裏砂漠リベンジ。少し雲がかかっており不安もあったが無理せずにとの事で出発。まずは1CM大の小砂利の5mぐらいのアップダウン。次は小砂利の深さが10cmくらいの裾野。走っているうちは良いが止まると抜け出せない。しばらくして岩場になった。走りやすい。ここまで20分ほど。前回来たときは道もわからず抜けられるのかも分からなかったのでここまで一時間くらいかけた気がするが結構すんなりこれた。つぎが砂地。気を抜くとハンドルを持って行かれ転倒する。ここで神経すりへらしたが全部で一時間ほどで脱出。
余裕も含めて3時間みていたので時間が余ったので三原山登山。富士山登った二人に敵はない!と勇んで登ったが途中後悔。まあ30分ほどで山頂へ。山頂一周には時間が微妙なのですぐに下山。みやげもの屋のおじさんと話したが裏砂漠侵入の規制がきつくなっているとの事。もったいないなあ。
一旦宿にもどり荷物を受け取って港近くへ。めしか温泉か究極の選択の末、めしをとり13時30分ソフトクリームを食って伊豆大島を後にした。
1泊3日?でこれでもか?というぐらいのいろいろな体験をしてきました。

北海道ツー(7/20後)

2006-08-22 23:08:30 | 北海道



名寄で智恵文ひまわり畑に寄るか悩んだが時期が早いと判断し通過。美深に向かう。
すると国道から黄色い畑が見えた。慌ててUターン。それは牧草地に広がっているタンポポだった。
一面の黄色に感動して写真を撮っていると、近くのおじさんが”珍しいのか?”と声をかけてきた。
凄い風景ですねぇ。というとタンポポなんて牛も食わねぇ。除草剤まけば金かかると厄介者のようだ。
このあたりでタンポポは3種類有るそうで、今咲いているのは、茎が長い種類のタンポポだそうだ。
名前は何ですか?と聞くと、”しらねぇ”と言うらしい。
北は何も無いよ。行くなら東の知床とか行きなとおじさんは教えてくれたが、いえいえ、
その何も無さが道北の魅力なんですよ。おじさん。



音威子府はそばが有名。しかも黒い!!
有名なのは、駅舎内にある立ち食いそば屋。そちらでいただきました。



音威子府を抜けると、待ちに待ったサロベツ原野が訪れる。
海に沿って走る道道106号。バイク乗り憧れの道でもある。
日本海を抜けてきた風が数十基の風車を回す。



右側の道沿いには牧草地が広がり、北海道らしい牧草ロールが点在する。
それらの風景を横目で見ながら爆走する。



爆走する道はとにかくまっすぐ。ガードレールも電柱もない。どこまで走ってもまっすぐな道。



正面から右側を見ている限りはどこまで行っても同じような景色。
ただ左側を見ると海に浮かぶ利尻富士が、遠くに小さく見えていたのが、段々大きくなってくる。
ただまっすぐな道だけだったらこんなにも好きな道にはなかったであろう。





この利尻富士と夕日が実に幻想的。このまま日が暮れるまで見入っていようかとも思ったが、
今回は別に行きたいところがあった。利尻と礼文が見える利礼の丘。
強風が吹き付ける丘で、ここまで来たんだと最果ての地を思う。



今日は、稚内の森林公園にキャンプ。少し離れているが、温泉施設・童夢で今日の疲れを取った後、
セイコーマートで酒とつまみを買い、ガソリンスタンドでもらった赤いキツネを食って11時就寝。
439km

北海道ツー(7/20前)

2006-08-21 21:50:58 | 北海道
7月20日(木)
3時頃テントをたたく雨音に起こされる。あれ?雨の予定だっけ?憂鬱になるのと、
朝日を見るためにおきださなくて良い事に少しうれしい。また寝る。
4時起床。ザーザー雨からシトシト雨に変わっていた。日の出は終わっているのであろう周りは明るい。
あまり物音を立てないように撤収して出発。

富良野の直線的に区画された畑道を走り、ファーム冨田に到着。まだ5時前。
カメラマンは居るが平日という事もあり人は少ない。雨はやんでいるが日は差さない。
虹色の畑は今がちょうど良い時期と咲き誇っている。朝方の雨によって花の色も瑞々しいが、
日差しがあればと少し日待ちするが当たりそうもない。


この後、彩香の丘、菅野ファーム、四季彩の丘とめぐり、花の綺麗さに感動する。
やはりゆっくりみるには人が少ない時間に限る。


千代田の丘からの眺めを堪能した後、水沢ダムに向う事にする。
車ならもちろん舗装された道を行くが今回は自分のバイク。
こういうときにしか畑道は走れないよねぇとうきうきしながら急勾配を降りていった。
路面は朝方の雨によりぐちゃぐちゃの粘土質。速度は10kmも出ていないが、
30度くらいあるのではという急勾配にさらに速度を落とそうとブレーキをかける。
前輪はブレーキで止まったが、後輪は滑りつづけ、前輪を追い越した。
結果として自分は倒れ泥まみれ。怪我は無いが心の傷は大きい。ドロドロになったズボン。



美馬牛から美瑛へと向う。このとき10時。すでに観光客でごった返している。
トップシーズン?はこんなにも人が多いのかとびっくりする。これでは農家の方も大変だ。
親子の木は大好きな木で必ず訪れるが、ジャガイモの花が咲いているときには来た事がなかったので感動する。



美瑛では、毎年植えられる作物が違うので、毎年違った風景を見せてくれる。
なので、今年だけの風景が存在するが、それらは自分で見つけるしかない。
美馬牛の丘をあちこち見回しながら行ったりきたり。すると、休耕地を駆け下りる犬を発見。
野良犬か?めずらしいな。と思って近づくと、尾っぽが長い。否。キツネだ!!
向こうも気がついたのだろう、突然向きを替え逃げていった。慌ててカメラを取り出すが、距離が遠い。
逃げた方にバイクを走らせる。しかし道は続いていなかった。残念。
と思いきや今度は別なキツネが対向車線をテコテコ走っている。
車が来ると茂みに隠れ、また車が行き過ぎると出てきて、道をテコテコ。
しばらく眺めていると、道にあった虫の死骸をバリバリ食っていた。


11時。予定ならとっくに北に向っているはずだったが、美瑛トラップにはまりなかなか
抜け出せない。しかしもうまずいと北上するためガソリンスタンドに入ると、そこの1周年記念
らしくどんべぇ2ヶをサービスでくれた。少し荷物になったが夕飯として活躍してもらう事とする。
国道を走行中見てしまったのがジンギスカン丼の看板。条件反射で立ち寄って堪能。

北海道ツー(7/19)

2006-08-20 18:06:26 | 北海道
7月19日(水)
朝5時。寝坊。本来なら日の出の4時におきるはずだったが、おきられなかった。
まぁ、日の出はこれからも毎日見れるし、と楽観気分。

朝飯(左)と昼飯(右)。実に健康的です。フェリーの時間は、昨夜23時59分出発の19時50着。
まぁ20時間。時間配分としては、14時間睡眠。2時間メシ。2時間風呂。というところでしょうか?
残り2時間は、北海道での行程を決める。やはりまずは北上してサロベツ原野を見た後、
オホーツク海側を南下、知床を経由して釧路あたりを見て富良野経由で帰路だろうか?
20時、やっとフェリーは苫小牧に到着。バイクに乗り込もうとしたら、昨日の雨で濡れたメットと
グローブはそのままだった。じめっとした感触に、いやぁな感覚を覚えるが、
それよりも北海道を走れる事の方がうれしい。誘導員の合図が出ると、他のバイク乗りに先立って
一番に北海道に上陸した。フェリーで休養十分の自分はそのまま北上に入る。
本州とは違うひんやりとした北海道の風を感じながらまた北海道にこれたねぇと、
札幌の夜景の中を伸びる高速を北上する。滝川ICから一般道で上富良野の日の出公園キャンプ場へ。
23時着。目の前のコンビニで買い込んだ夜食を胃に流し込み、すぐに就寝。228km

距離計の一番上が、府中からの走行距離(1000KMで0になる)中断はガソリン入れてからの距離。
ちなみに自分のバイクにはガソリン残量表示はありませんので、距離を見ながらガソリン残量を計算する。
そして一番下が、全走行距離です。右は速度表示。走りながら撮らないので0です

北海道ツー(7/18)

2006-08-20 18:04:53 | 北海道
7月18日(火)
19時。会社で少々トラブルがあって帰って来るのが遅れた。
しかもシトシトと雨が降っている。雨の夜なんてバイクで走りたくは無いが、
それをしない限り北海道には行けない。ちょっと気が重いがカッパに着替え大洗に向う事にする。
茨城に入ると雨はさらに強くなり前が見えない程。時速100kmでは危険とちんたら走る。
22時半。予定より1時間ほど遅れたが、フェリーの出航には間に合った。
本来ならフェリーに乗り込む前にコンビニで夜食の弁当やらカップめんやらつまみ、酒など
しこたま買い込むのだが、雨であったのと遅れたのとで何も買い込んでいない。
フェリーに乗り込み風呂にザブンと浸かった後、自販機で買ったチュウハイを2本空けた。

自分の愛車は、YAMAHA TTR-レイド 97年に買ったと思うので9年になる。
出発前の走行距離は、75875km。あと1900kmほどで77777を迎える事になる。
そして、この距離は北海道に居るうちに達成できるだろう。
いったい何処で達成できるか楽しみ。これクイズにしよう!と日記にアップ。本日の走行160km