天気の良いうちにと、市内中区の大須観音へやってまいりました。
大須といえば大須観音。
地下鉄の駅名でもあるので、名古屋人にはお馴染みのところ。
大須観音は日本三大観音の1つとも言われる観音霊場で、真言宗智山派の別格本山です。
寺号は「北野山真福寺宝生院」と称し、一般には大須観音の名で知られています。
本堂
御本尊・聖観音をお奉りする『大悲殿』。
明治時代の大須の大火、名古屋空襲と、二度の焼失を経て昭和45年に建て直されたもの。
発祥は、建久年間(1190年代)に尾張国中島郡長庄大須にできた中島観音で、
1324年、後醍醐天皇が大須郷(現:岐阜県羽島市桑原町大須)に北野天満宮を創建し、
1333年に同社の別当寺として創建された真福寺が、当寺の始まりです。
その後、1612年に徳川家康の命令で成瀬正茂(犬山城主)によって現在地に移されました。
梅鉢紋なのは、北野天満宮の別当寺という経緯があるからでしょうか。
寺内には、国宝『古事記』の最古写本をはじめとする貴重書など1万5千冊もの古典籍を所蔵した。
「真福寺文庫」があり、醍醐寺・根来寺とともに日本三経蔵の1つと称されています。
浄水
周りにはハトいっぱい。
本堂の右にあるのは紫雲殿。
納められた九万九千観音をお奉りするお堂です。
鐘楼
華精の鐘(女人梵鐘)
高さ2メートル、重量1500キロ、直径1メートル
神社などでもよく見る獅子さん’s。
ググッてみたら、木鼻のひとつで、獅子鼻というらしい。
左にちらっと見えているのは普門殿。
十二支・干支の守り本尊様をお奉りするお堂です。
弘法大師修行像
ちょっと裏手にまわってみる。
神社にしてもそうだけど、後ろに行ってみたくなる。
なんかワクワクしちゃうんだなー。
身近な存在なのに、こうしてゆっくり見てまわるのは初めての大須観音。
人もハトもいっぱいの、賑やかな場所です。
大須近辺に行く用事があると時々立ち寄ったりしてましたが、
こうして写真をとるのは初めてだなぁ。
ハトものーんびり。
こちらもよく見る元気な子。おなじく調べてみると、これは獅子瓦と言うらしい。
瓦にも色々あるんだね。
境内には海外の方も多くいて、みなさん熱心に写真をとっていました。
女一人でカメラ構えていると、よくカップルなんかから「スミマセン撮ってくださーい」と
言われることが多いんですが、
ここでもやはり、おなじく一人で写真とってる女性から
「Excuse me~」とカメラを差し出されつつ声をかけられました。
こういうとき、外人さん相手に「ハイ!チーズ」でもないだろうし、
なんて声かけして撮ればいいのかしらね???
万国共通の合図でもあると良いのにな。
さて、せっかくなので万松寺にも行ってみます。