水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

萬松寺 <名古屋市中区大須>

2015-04-01 | ◆縁ある処(名古屋市)◆

 

つづいては、大須商店街の中にある萬松寺です。

 

 

 

 

 

萬松寺は、1540年、織田備後守信秀公(織田信長の父)が、
織田家の菩提寺として開基しました。

曹洞宗、大本山總持寺の末寺で、御本尊は十一面観世音菩薩。

正式の寺号は亀嶽林(山)萬松寺。

当時は名古屋市中区錦と丸の内二、三丁目にまたがったところにあり
大殿を中心に七堂伽藍の備わった一大寺院で、敷地は約5万5千坪にも及んだとか。

 

 

1552年に信秀が病死した際、葬儀は萬松寺で執り行われましたが、
喪主である信長は、葬儀にふさわしくない姿で現れ、
いきなり仏前に進むと抹香を位牌に投げつけたという有名なお話が残っています。

1610年、名古屋城築城にあたって徳川家康の命により現在の地(大須)に移転。

当時の寺域は、2万2千309坪。

 

 

1912年には寺域の大部分を開放し、
大須を名古屋の大繁華街としました。 (大須商店街のはじまり)

大須観音とおなじく名古屋大空襲で焼失、1994年に本堂を再建しています。

 

 

身代わり不動明王

1570年、信長は朝倉城を攻めた帰り道、杉谷善住坊に狙い撃ちされたものの、
二発の命中弾は、ふところの干餅に当たりかす り傷だけで落命をまぬがれたのだとか。

これを聞いた加藤清正が「身代り不動」と命名したそうです。

 

 

 

 

こまさん、球取り。

 

 

なのでお相手は子取りさん。

 

 

お子、じゃれてるし。

かわえぇ。

 

 

神社の龍、亀、鹿ときて、はじめての象さん。

よくわからないけど、お寺では一般的なのかしら?

 

 

織田家の提灯が並ぶ地下道を抜けると「奥の院」として、信秀の墓碑があります。

その地下道の正面に立ってカメラを構えたものの考え直し、中へ入りもせず引き返しました。

いつも神社などで写真をうつすとき、「撮らせてくださいね」と一応心のなかで言うんですけど、
このときは「否」と返されてしまった感じがすごくして、やめときました。

背後のお稲荷さんも自分的に怖かったし、
もーそんな光の速さで拒否られちゃったら、遠慮するしかございません・・。

 

 

大須商店街って、もんのすごく広いしmap見てもよくわかんないし、
萬松寺もよく注意してないと見過ごしてしまうほど、商店街に同化してるもんだから、
何度行っても一度でたどり着けた試しがない。

さらに入口にはバリ&和雑貨屋さんなんかもあって、どここからどこまでが境内なんだか・・

 

でもそんな庶民的な雰囲気がまたいいんですよねー。

よくあるお寺とはちょっとちがう。

ある意味、異質な光を放ったお寺な気がしますが、まあでも信長さんだし、
とか、勝手に納得しちゃってます。(完全に個人の感想です。)

あ、でもお寺としてはとても強いところだとおもう。

 

こちらのお守りなんて、どれ買っても御力がありそうです。

なんだかんだ言いつつも、大須に行ったら絶対寄ってしまう場所・・

それが萬松寺。

 

 

春休みのせいか、アーケード街には食べ歩きしてる若い子たちがいっぱい。

平日でこれだけ若者が居るところを見たことがないってくらい凄かった。

 

 

大須って、商店街としては大成功した所だよねー。

かつては、家康の命により移された大須観音の門前町として栄え、
大正元年には萬松寺が寺領を解放し、一大商業地に。

戦災で壊滅的被害を受けたのち、客足が栄地区に流れるも、
1970年代になり家電店・パソコンショップなどが入って電気街として発展するとともに、
アニメや同人などのオタク街へとしても進化。

さらに若者向けの衣料品店や雑貨店、飲食店などが軒を連ねて、
今や広大な大須アーケード街は“若者のまち”となっている・・。

商店街といえば衰退の一途をたどる所が多いなか、
進化再生をくり返して発展を遂げた、稀有な成功例なのは間違いない。

 

 

『オタク系趣味の者の隣に若いカップルや高齢者が歩き、

家族連れや外国人が店頭の商品を見ているという、

「人類みな兄弟」とも言える光景を目にすることのできる街である。』

というwikiの一文が、すべてを物語っていると思います。

 

一度や二度じゃ制覇できない、カオスな街大須。

いつか時間かけてじっくりまわってみよう。

 

 

 

・・この日いちばんの疑問。

 

 

なぜ彼なのか。(´-ω-`)

 

 

 


この記事についてブログを書く
« 大須観音 <名古屋市中区大須> | トップ | 新城市 1 竹生神社-1 <愛知... »
最新の画像もっと見る