水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

奈良県 4 室生寺-1 <奈良県宇陀市室生>

2015-04-29 | ├ 奈良(ふらり旅)

 

室生つづき。

 

 

 

 

 

吉祥龍穴をあとにし、
石楠花の名所として知られる室生寺めざして、28号線をのんびり歩きます。

 

 

 

初夏の陽気と室生川のせせらぎが、ほんとうに気持ちいい。

 

 

あっというまに室生龍穴神社まで戻ってきました。

 

 

 

あら、行きは鳥居前にタクシー横付けだったので気付かなかったけど、
神社の脇に小さなお社があったんですね。

 

 

末社

韋駄天社

 

 

 

室生寺ちかくにある、えびす橋のたもと。

『恵比須大黒』の説明書きには、
室生に伝わる龍神伝説「九穴八海」について書かれています。

 

 

「九穴」=3つの龍穴+6つの岩屋

「八海」=5つの渕+3つの池

この5つの渕のうち、恵比須橋がかかる室生川のあたりを「瓜出渕」といい、
その傍らに地蔵菩薩、恵比須大黒碑がある。

弘法大師(空海)がそれらを造立したときに、龍王がこの渕から現れて
爪で彫刻に助力したことから名付けられたとのこと。

 

 

なお、さきほどお邪魔した龍穴神社奥宮である吉祥龍穴は、
3つの龍穴のうちの一つ「妙吉祥龍穴」なのだそう。

 

 

写真にはうつっていませんが、このあたりから一気に観光客の姿が増えてきました。

 

 

この日は、桜は終わったし石楠花にはまだ早いし・・
という中途半端な時期にもかかわらずものすごい人。

さすが、観光バスで団体さんが来るような有名なお寺さんです。

石楠花の咲きほこるGW中は、それはそれは大変な人出なのでしょう。

 

 

室生寺まえに到着。

室生川にかかる朱塗りの太鼓橋をわたります。

 

 

橋のたもとにいた可愛いわんこ。

飼い主さんにおことわりして一枚撮らせていただきました

カメラを向けても微動だにしない、堂々たるお姿。

 

 

太鼓橋を渡ると正面に本坊

 

 

室生寺は、室生山の山麓から中腹にかけてが境内となっている山岳寺院で、
女性の入山を許されたことから「女人高野」と称されています。

 

 

人の流れに沿って右へ歩くと、仁王門があります。

 

 

 

 

有名な「鎧坂」。

シーズンになると、この石段の左右に石楠花の花が咲き乱れるのです。

 

 

石段を上がると、正面に杮葺きの金堂(平安時代/国宝)。

 

 

 

さすが、平安初期の建物だけあって風格があります。

鮮やかな朱色もいいけれど、経年変化により淡く色づく程度の朱もまた格別。

 

 

 

この金堂の奥付近には、前述3つの龍穴のうちの「持宝吉祥龍穴」があるのだそうです。

 

 

金堂の前庭、右手には天神社

地面を埋めつくす桜の花びらがきれい。

 

 

 

やっぱりこの造りはホっとするなあ。

 

 

軍茶利明王石仏

現地ではまったく気づきませんでしたが、拝殿脇の岩に掘られた明王像があります。

帰宅後に公式サイトを見て知り、写真を確認してみたらチラっとうつってた。わーい。

 

 

前庭左には弥勒堂(鎌倉時代/重文)。

興福寺の伝法院を受け継いだと伝わるもの。

厨子入りの弥勒像が安置われています。

 

 

その②へつづく・・。

 

 

 


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